故 武満徹さんとのセッション

故 武満徹さん
とのセッション

 
1981年頃か・・神戸で活躍するコンサートプロデューサーの鬼塚正勝氏にギターの芳志戸幹雄君(故人)と武満徹さんの作品「海へ」をやって欲しいと頼まれた。
そのコンサートが無事終わって神戸のあるクラブでのお遊びセッションの写真で、僕の貴重な一枚になってしまった。
それ以前もNHKの「未来への遺産」という番組や映画音楽の仕事でご一緒させて頂いた武満さんとは、お会いする度に「デューク・エリントンやジョージ・ラッセルの作品は素晴らしい」とか、「ウィーン・ショーターのサックスやベースの
ジャコ・パストリアスを聴いた時は本当に感激した」とか、ジャズの話で盛り上がった。
僕がギル・エヴァンスのオーケストラに参加していた時、武満さんはわざわざ名古屋に聴きに来て下さった。・・・それほどジャズが大好きで、ジャズプレイヤーの友人が本当に多かった。
僕のCD「ポエジー」で共演したリッチー・バイラークは(僕と同じ年)「僕にとって武満さんは神以上だ!」と言っていたし武満さんのレコードを沢山持っていた。おそらく日本人以外のミュージシャンにもあんなに慕われた日本人作曲家を他に知らないし、勿論、僕も心の底から彼を尊敬していた。
 

 
with
リー・コニッツ(アルト・サックス)
&ドン・フリードマン(ピアノ)
 
リー・コニッツ氏はチャーリー・パーカー(アルト・サックス)が生きていた頃から、活躍している白人即興プレイヤーの第一人者で、僕はポール・デスモント(故人)同様大好きなサックス奏者で、たまたま つくば音楽祭で共演させて頂いた。即興とは如何いうものか・・・本当に勉強になった。

 

SESC/
SAOPAULO
セスキ/
サンパウロ

これは2002年サンパウロに住んでいた安井源之心君とフィロー・マシャードさん(VO&G)と僕の3人でコンサートをしたときの写真です。ブラジルには何と!器楽をサポートする団体・・があって(SESC)、その団体のコンサートに僕ら3人が出演したのです。このフィローさん器楽みたいに声をだす達人。ギターも上手いし、ピアノも上手いらしい。この時は僕は篠笛も吹いてきました。

 
キューバのダンスバンド
LOS VAN VAN のフルート奏者

確か1996年頃でしたか、日本のラテンパーカッションの大御所納見義徳さんと赤城りえさんと僕の3人でキューバ旅行した時、現地にすんでいらっしゃる河野さんがLOS VAN VANの練習場に連れて行ってくださいました。
写真を見ていただければ判るでしょうが、彼のフルートは5つキイしかない、木管の楽器(トラベルソ)で、ジョイント部を大きく(4〜5センチ)抜いて音程を下げている。僕が思うに彼の楽器はC管ではないと思う。Dフラット管??
何と彼は手ぬぐいみたいな布にフルートを包んで持って歩いていました。
その不自由な楽器で吹く、キューバ節が何とも良かった!演奏は楽器の良し悪しではない・・とつくづく感じました!
ハハーッ・・・土下座!!
このフルート奏者が言うには、僕のベース・フルートを買うお金があれば、キューバでは土地付家が買えるんですって!!