6月30日(晴) 走行距離193km フェリー泊 

AM3時半に起きた。出発は4時過ぎの予定。9時出航なので、十分に間に合うだろう。
取り敢えず、天気と道路状況をパソコンで調べると、雨は降っていないが、常磐道の谷田部ICと桜土浦IC間で通行止の表示。
「まさか」と、思ったが、状況が解らないので、4時には家を出た。

首都高、大井料金所を過ぎたら、電光掲示板にやはり通行止の表示。
高速上ではあったが、路肩にバイクを止め地図で迂回路の確認。
東関道経由も考えたが、潮来で降りた後が長すぎる。常磐道で行くことにした。やはり、谷田部ICの先に、警官が立って、車を止めていた?????「解除になるのかな?」、感が当たっていた。谷田部ICで降り、次の桜土浦ICから再び高速に入ると、思った通り本線上を東京方面から車が来る。
「やられた」と思ったが、仕方がない。

途中、ガソリンを入れたり、コンビニで朝食を買ったりしたが、
無事に、7時頃にフェリーターミナルに到着。
P,S  フェリーの食事は高い。夕食位は中でと思ったが、1600円は 高過ぎる。お陰で、昼食は持参したカップメン。夕食は売店で買ったカップメンとスナック菓子になった。

これから、行く方へ参考までに、大洗〜苫小牧のフェリーでは、500mlのビールが400円、350mlは300円、ジュースが160円。ジュースは絶対に持参した方がいいよ。凍らしていけば、かなりの時間OK。
仙台〜苫小牧は、両方共に、街中と同じ値段でした。加えて、発泡酒も売っていた。


通行止になると、こんな、乗り継ぎ券を、貰った。

ブルーハイウェイラインとしての、最後の航海です。明日からは、商船三井と社名変更です。

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7月1日(雨のち晴) 走行距離427km ニセコ遊牧民泊

AM5時過ぎに着岸した。今回は予想以上に荷物が多く、パッキングに手間取った。そろそろ、下船の時間が迫っていたので、外に天気を確認に行った。「ガーン」、雨が降っているではないか。急遽、カッパを着込み、バイクの有る、車両甲板へ行くが、甲板は、まるで蒸し風呂の様に、熱い。
今回は、今までの中で、一番、バイクが多いと感じた。パッと見で、30台位かな。しかし、「一人旅が減ったなー」
他にも、自衛隊の団体がいたりで、なかなか下船が出来ず、船を降りたら、6時を廻っていた。天気は雨だが、予定通り函館を目指す。

雨の為に、ペースが思うように上がらない。トラックが、水溜りを結構な速度で通過すると、反対車線には、滝のような水が降ってくる。あんなのを被ったら、カッパなど着ていても、何の意味も無い。

9時頃に虻田町辺りでコンビニ朝食。オニギリと500mlのペットボトルを買うと50円引きになる。寒さで、HOTが飲みたかったが、50円引きに引かれ
冷たいお茶を飲む。(1日の予算がある程度決まっていた)

食べていると小雨になり、走り始めると、行く先の空には、青空が見えてきた。八雲では、完全に晴れて、カッパも靴も乾いていた。
しかし、時間的にも、気持ち的にも、以前のように、ガンガン走る気が失せてしまっている。

予定を変更して、277号で日本海側に行く。以前の自分と、旅のスタイルが変わったのか、日本海側に抜ける途中に一軒の温泉があり、以前なら、カンバンだけを確認しての素通りだったが、今回は、何故か「行ってみるか」と、思い、荷物から、タオルをわざわざ取り出して入った。以降は、タンクバッグに必ずタオルを1枚入れた。

この日は、同宿の人と夜にも温泉に行った。1日に2度も温泉に行くなんて今までの自分では考えられないことだ。

こうして、走っている途中に、止まって日記を書くのも、以前では、無かったことだ。

PS. 夜に行った温泉で、履いて行ったビーサンが盗まれた。1000円もしないだろうに・・・・・

雨宿りをしたドライブイン。7時前で、開店はしていないが店内から、物音が。出て来て、文句でも言われるかと思いきや、走りながら出て来た店員さんの、第一声「おはようございます」
雨で、沈んだ気持ちを吹き飛ばすような、さわやかさだった。

ベイブリッジでも、レインボーブリッジでも有りません。 室蘭の白鳥大橋です。
温泉に入る、きっかけとなった見市温泉(けんいち)。この辺りでは、完全に青空でした。
お気に入りの宿。 ニセコ遊牧民です。
遊牧民の飼猫です。人にもバイクにも、なれっこです。

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7月2日(火)晴 走行距離258km ニセコ遊牧民泊

今日は、朝から青空が広がっていた。結局、昨日の宿泊客は、私と同じく横浜から来た、彼だけでした。彼は、飛行機で千歳まで来て、札幌でレンタバイクを借りて、廻っている。レンタバイクは、金銭的には高めとなるが、休みが長期で取り難い社会人には便利だ。

最終的には、ここ遊牧民で、3連泊したが、その間、人の出入りは無かった。宿のオーナー(クニさん)が言っていた「今年はバイクが少ない」。フェリーでは多かったが、やはり、走ってみると確かに少ない。今日は、1日ブラブラと走り、途中で日記を書いたりしながら、帰りには、今回のお約束、温泉に入って宿に帰った。

北海道は、ブラッと走っただけで、300km近く走ってしまう。

富士山では、ありません。  Mt,YOTEI 【羊蹄山】
同宿の彼は、この日、登って来ました。私は・・・・下からの眺めも最高!!
小樽の街です。
雲が自分よりも低い
ところにあります。写真では解り難いけれど、街の先には海が見えます。小樽マイカルの観覧車等も見えました。
中央の山の頂上に見える、白いのは雪です。今年は、まだ雪が沢山ありました。後日の知床峠付近では、道端に雪が残っていました。
本日の温泉、ニセコ(ちせの湯)です。
以前は、にせこ山荘と言いましたが、名前が変わっていました。この建物の道路向かいに雪秩父と言う温泉があり、そちらは、風呂が何種類か有り、人気の場所ですが、混雑していることが多く、その点、ちせの湯は、前に来た時も今回も一人だけで、大満足です。風呂は内風呂、露天風呂です

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7月3日(火)雨 ニセコ遊牧民泊

天気予報は見ていたが、雨は嫌だな。以前は雨でも、何かに獲り付かれた様に、走っていたが、今日は、遊牧民に3連泊となるが、移動はしない事にした。朝食の時、同宿の彼が、川下りに行くと言い、オーナーが、そこの店に、予約の電話をした。自分も行きたいと思ったが、どうも、先に色々と考え「濡れたら・・・、雨の中をバイクで行くの・・・」等と、迷っていると、オーナーが、電話口で、「送迎も頼みます」。それならと、自分も行く事にした。一応、持って来た海パンに着替え、上はTシャツを着た。ここでも、濡れたら寒いな、なんて考えていた。

お店で、ドライスーツなるものを着込み(ウェットスーツとは、少し違う)靴は、ゴム製のような物に、履き替えて、いざ出発!!!
自分達2人は、7〜8人乗りのラフティング(ラフト)ではなく、1人乗りのゴムボート(ダッキー)に乗った。川は尻別川。意に反して、川の水が雨のせいで茶色く濁り、少しニオイもする。見た瞬間に「落ちたくネー」。天気が続いていれば、川底が見える、綺麗な水のはずなのになーそんな時ならば、飛び込みたいところだが・・・

実際に、下っている時間は、1時間程だろうか。写真で見たような、激しい流れの所は無く、ダッキーから、落ちそうになる所が、3〜4ヶ所。後は、穏やかなものでした。1人用で、その程度だから、ラフトのほうは、もっと安定感があるだろう。

宿に帰ってからの午後は、爆睡。昨日、羊蹄に登ったのに、彼は元気。バイクで、出掛けてしまった。夕方、お約束の温泉に行った。そして、初日に無くなった、ビーサンも出てきた。

P,S 旅先では、自分で流れを作るのも良いが、人の流れに乗ってみるのも面白い。

宿から、徒歩数分の温泉。
脱衣所で、「あっ、財布を預けなきゃ」と思い、受付に預けた後、靴箱の所に、「盗難が有りました、貴重品は、預けて下さい」的な、張り紙が有り、「フーン」、なんて思って風呂を出たら、履いて来た、ビーサンが無くなっていた。

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7月4日(水)晴 走行距離302km
      ぼちぼちいこか増毛館泊

今日は、青空が見えている。移動日とした。積丹、小樽を通って、留萌の手前、増毛をひたすら目指した。小樽を過ぎて、コンビニ昼食にしたけれども、この付近は、暑い。アスファルトの照り返しが、たまらない。

いいペースで走れたので、増毛の手前で温泉に入る。日本海側を走って来たけれども、バイクが本当に少ない。2〜3台しか、擦れ違わなかった気がする。

私、オーナー、彼です。 北海道の2ケタ国道には、別名が付いていることが多い。
2年程前にTVの旅行番組で太川陽介が入っていた、夕陽荘(せきようそう)です。

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7月5日(木)雨 ぼちぼちいこか増毛館

遂に、雨男になってしまったのか・・・・・
昨日の夜から雨が降り出し、かなり強く降っている。
連泊して、宿のオーナー(一休さん)の運転で同宿の男3人、増毛の街を案内してもらう。

最初に、いちご&さくらんぼ狩、どちらか一方だと、600円ないし、800円だったと思う。両方を狩ると、1000円。これは、両方の収穫時期が重なる、7月5日〜15日の10日間程だけで、この時期を逃すと、来年迄、来ない。勿論北海道だから、同じいちごでも、本州とは収穫時期は違う。
で、我々は両方を、お願いした。

畑や、木の下に行っても、自分達4人以外には、誰も居なくて、正に、時間無制限の食べ放題状態。そうは言っても、そんなに一度に食べられるものではない。

その後は、増毛の資料館に行った。一休さんが、館長に案内を頼もうとしたようだが、あいにく休みで、代りに、若い職員の方が、色々と説明をしてくれた。

その後、昨日一人でいった、夕陽荘に行き、最後は、日本最北の造り酒屋「国稀」に行き、試飲等をしたが、やっぱり、日本酒の味の違いが、殆ど解らなかった。

向うの方には、日本海が。
さくらんぼの木といちご畑は隣り合わせです。ビニールハウスのおかげで、雨でも平気だった。

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7月6日(金)雨 ぼちぼちいこか増毛館泊

天気予報どおりで、またしても雨になってしまった。今日も、連泊者4人と一休さん、コウノスケ君(一休さんの息子、アカチャン)で、車でのツアー。

始めに行った、浜益の鰊番屋の資料館の、おじさんに捕まってしまった。余り、人が見学には、訪れないようで、とても話がしたかったのかな。興味の無い、遺跡や石像の話で、1時間以上足止めをくった。

その後は砂川まで足を伸ばし、昨日に続きラーメンを食べた。味は、昨日そばやで食べた、ラーメンのほうが、美味しかった。食後のデザートにケーキセットを食べたが、500円で通常のケーキとドリンク、それにシフォンケーキ、アイスが付いて、とても、お徳だ。後で知ったけれど、結構有名な店のようで、なかでも、シュークリームが美味しかった。空港の中にも、店が有ったけれども、そこには、シュークリームしか、置いていなかった。でも、ラーメンやケーキを食べたのが16時頃で、宿では奥さん達が夕食の準備をしてくれていたのに、皆して殆ど食べられずに、悪いことをしてしまった。

帰りには、温泉(ふれあいの里)に行った。街外れにあるが、とても大きな施設で、人もそれなりに居たが、風呂の数も沢山あって、600円という値段には、大満足でした。

これが、北菓楼本店。 チョコレートケーキは自分で頼みイスとかは、オマケ。

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7月7日(土)晴 走行距離355km 美留和ましゅまろ泊

どうにか雨は上がったが、けっこう雲が有る。今日は、弟子屈の美留和まで走る。

宿で朝食を食べていると、出発が遅くなるので、途中で取ることにして、早々に宿を出た。増毛の街で、ガソリンを入れて行こうとしたら、一休さん曰く
「朝早いから開いてるかなー」
って、ヾ(・・;)ォィォィ もーじき、8時だよ。

で、やっぱり開いてなかった。仕方なく走ったが、案の定、途中でリザーブになってしまった。あんまり、北海道ではリザーブでなんか走りたくないね。
途中から、晴てはきたけれども、バイクだと寒い。カッパを着込んでの走行になった。

美幌峠を越えようかと思ったけれども、標高の高い所は雲が掛かっていたし、何度となく行っているので、藻琴廻りで目指した早くに出たお陰で、美留和付近にも早めに着く事が出来、温泉にも入れた。


200円で石鹸ナシ。寒さしのぎで、浸かるには手頃です。

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7月8日(日)雨 ましゅまろ泊

今年の晴れ間は、長続きしない。朝食の後から、また雨が降り出した。今日は、近場の標高の低い山にでも登ろうかと計画していたが、こんな天気なので、傘を借りて宿の周辺を散歩してみた。

1時間程歩き、最寄の美留和駅(無人です)で備付けの時刻表を見たり、落書き帳を読書きしたりして、時間を潰した。2時間くらい、そこに居ただろうか、それでもまだ13時前。宿に帰っても、マンガくらいしかなく、どうするか考えた。

1日に、5本程度しか電車が来ないが、13時丁度に隣駅の川湯止まりの電車が来る。乗ろうか迷ったが、帰りの電車を調べると、乗った電車が、20分後に折り返し、その後は18時過ぎまで無い。これでは少し遅過ぎ。夕食に間に合わなくなる。国道に出てバスの時間を見ると、14時50分頃にある。逆算してみると川湯を恐らく、40分頃に通る筈だ。これなら、駅にある店で食事をして、昨日のつつじの湯に入って来て丁度良い時間だ。食事が中々出てこなくて、店を出たのが14時過ぎだったが、温泉に入って帰って来た。

北海道には何度か行ってるが、電車バスに乗ったのは初めて、たまにはいいもんだなと思った。今度は時間を作って、網走や釧路にも行ってみたい。

P.S 夕方風呂から出ると、妻がましゅまろに到着した。


美留和の駅舎(古い貨車)。ここの中で、2時間近く居た。
その間1度だけ外に車が来た以外は、誰も何も来なかった。

川湯温泉駅付近から見た、硫黄山。 とても、賑やかな夜でした。

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7月9日(月)晴 走行距離318km ましゅまろ泊

藻琴山にチャレンジすべく途中の駐車場を目指すが、標高が高くなるにつれ視界が悪くなり山頂も見えなくなってしまい、この計画は次回に持ち越しとした。

バイクで先に進むと、オホーツク海が見え、知床方面には青空が見える。北海道の空はとても広く見える。
(妻は知床に行ったんだよなー_ρ(^^ )/ イッテミヨー!

自分も予定を変更ついでに、知床を目指してみる。オホーツク海、斜里岳、羅臼岳、を望みながら、知床半島、知床横断道路を快走した。残念ながら知床峠は濃いガスに包まれていたが、少しの期待で羅臼側に下ってみた。夏には、宇登呂側と羅臼側では180度天気が変わる事がよくある。しかし、今回はいままで見たこともないくらいに、ハッキリと国後島がみえた。
宿への帰りは標津方面から帰ったが、知床半島の付け根辺りから、雲が多くなった。この日の温泉は、屈斜路クアハウス。同じ知床に居たけれども、妻とは合いませんでした。

P,S この日は妻にデジカメを貸しました。


昨日よは打って変って静かな夜でした。

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7月10日(火)曇のち霧 走行距離381km
            旅のにっころがし泊

明日のフェリーで帰るので、今日は上陸後初めて妻ととの移動となった。雨は降らなかったが、宿まで後1時間程というところで、かなり濃いに包まれた。

途中、トマム付近を走っていたら、後から妻がこなくなったので、止まっていたら、泣きそうな顔で、ガス欠になっただって。ガス欠で、なんで走ってこれるのかな????


毎回必ず行く、常宿です。真中がオーナー(トマトコ)

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7月11日(水)雨 走行距離15kmフェリー泊

道内最終日。最後まで天気には恵まれず、19時発のフェリーなので、時間的にかなりの余裕があり、宿主夫妻(トマトコ&テルチャン)の送迎で千歳空港に行ってきた。

沢山の人がいて、ふっと思ったが、これから夜のフェリーに乗って自分達の帰宅は明日の夜になるけれども、ここに居る、殆どの人達は今日中に目的地に着くのだろう・・・・

ここでは、絶対に皆、素顔で写真を取らしてはもらえない。
苫小牧フェリーターミナルより

太平洋フェリーは夕食、高いけれども美味。(*^o^)

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7月12日(木)晴 走行距離458km

最近の帰りは仙台からの自走が定番になった。今回はSL230があるので、取り敢えず1時間程度でバイクを交換して走ることにした。

が、実際想像以上に非力だった。最高速が110km、追い越しは車との並走が長くて怖い。1100や750だと、軽々と出せる速度が出ない。100kmの巡航でも疲れる。1時間で交代と思ったから頑張った走ったが、これは来年、セローとSL230で行ったとしたら、往復、大洗〜苫小牧になるだろう。

P,S 本州はメチャクチャ(~Q~;) あっち〜かった。

追記
今年の北海道は天気には恵まれなかったけれども、おかげで、新しい楽しみ方を見つけた。行く前には、旅費をオフ車の購入資金にとも思ったが、やっぱり行って良かった。

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