千葉県外房の江見沖磯の実釣レポート第2弾

 

■釣り場:江見の沖磯「オンベ島」

■釣行日 1月7日(月) 

■その他:大潮(満潮:午前6時頃) 風向き 北東やや強い 水温 16.5℃

■ターゲット:メジナ・黒鯛

 

午前6時15分、まだ薄暗い海の中を由里丸は沖磯に向けて進む。ウネリが強いこともあり「オンベ島」に乗ることに。5分ほどして島に到着し、コーヒーを飲みながら、今年初の日の出を見て、今日の安全を祈る。

午前7時、海の状況チェックや竿のチョイス、仕掛けづくりなど釣りの準備に入る。潮は上げ潮から下げ潮に変わり、沖に向かって流れている。若干、うねりも加わってざわついた感じであるが澄んでいる。さっそく、オキアミ6kgに集魚剤1袋を加えながら、立ち位置や釣り方の作戦を練る。一番わくわくする時間でもある。

 この時、すでに自分の頭の中のスクリーンには、良型メジナを手にした自分の姿を映し出している。妄想はともかく、釣りにうつりましょう。

 

■朝マズメに得体の知れない大物が掛かるが・・・。

立ち位置を島の東側の高場にとり、眼下の小さなワンド内に投入し、潮に乗せて磯際を流していく作戦に決定。朝一番の仕掛けは、海がざわついていることもあり、ハリスのなじみを最優先に考え、針「層グレ6号」、「ハリス1.7号」「命ウキG3」「道糸2号」「磯竿1.5号」という組み立てでスタート。

コマセを入れると、適度に餌とりの姿がある。魚の活性はまずますである。





 午前7時40分。磯際に流して6投目。命ウキがじわじわ沈み、合わせを入れる。魚が乗った。こちらも、糸をフリーにして竿を立て戦闘態勢に入る。ずっしりとした重さが伝わってくる。竿をためて応戦するが、なかなか浮いてこない。次第に、下に、下にぐいぐい引っ張られる。かなりの大物である。

5分ほどやりとりしたのち、少しずつ浮いてきたその瞬間、下に急展開され、ハリス切れとなった。魚種は、青物ではなく、メジナ・石鯛・サメ?と想像されるが、姿を確認できていないのでわからない。ハリスを2号にしておけばよかった。反省しても後の祭り。実に惜しい一尾となった。
実は、仕掛けづくりの時に、1.7号か2.0号にするか悩んでいたが、やはり、朝マズメは太ハリスでいくのが無難ですね。


■体高があるきれいな黒鯛登場

気を取り直し、ハリスを2号に変えて再挑戦。

しかし、釣れてくるのは、手のひらサイズのメジナやベラ、タナゴ、ボラなどで、本命の良型メジナはなかなか釣れない。1時間ほどして、潮が変わり、付け餌が残ってきた。これはと思い、静かに集中していると命ウキがもぞもぞしている。道糸を巻き、少し張りを与えると、ウキが沈んでいった。合わせを入れる。何やら首をふっている様子。これは黒鯛か。慎重にやり取りをして浮いてきたのは45cmのきれいな黒鯛であった。

 
午前10時30分。このあたりで東風が強く吹き出し、かなりウネリも強くなってきた。立ち位置を島の東側の沖向きに移動し、気合を入れなおして餌を投入するも、魚信らしきものがない。

 食いが悪いので、ハリスを1.7号に変え、再度投入する。ウネリが強いので、竿先を上げ、道糸がとられないようにコントロールし、命ウキもシブシブに調整して魚信を待つ。命ウキがゆっくり海中に入る。合わせを入れると、またまた、首を振っている。また黒鯛かな?と思いつつやり取りをして、浮いてきたのは37cmの体高のある黒鯛であった。

 この後、さらにウネリが強くなり、加えて、雨が落ちてきたので、午後12時30分にフィニッシュした。今日の教訓「朝マズメは太ハリスで!」。「明日はもっと釣れるよ!」という悪魔のささやきを断ち切り、江見の磯をあとにした。

 




由利丸船長
(中央) 釣友の岩瀬氏()と宮坂氏()



























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