釣りはやっぱり楽しい!
期日:平成20年12月14日
釣り場:酒田離岸
風向き:北
波 :1.5m
秋の磯釣りシーズンが開幕しているのに、仕事と柔道の両立は大変厳しく、結果なかなか釣りに行けず、イライラはたまるばかり。
おかげさまで、柔道の方は団体で県3位、東北大会でも3位、個人戦は県大会で優勝1人、準優勝3人と素晴らしい成績を収めることができた。実は来年の全国大会の会場が沖縄ということもあり、東北人には、ほぼ外国のような沖縄に、子供も、大人も、指導者も大いに燃えているのです!
話がそれてしまいましたが、そんな中、忙しい中も時間を見つけては、多少竿は出していたのですが・・・、今年の山形県庄内の海はすごい!何が?ってフグが大量発生しています。ハンパないです。2〜4cmの豆フグがどこに行っても黒い絨毯のようにいます。夏から秋に一度も台風が来なかった影響で海が混ざらず、なかなか水温が下がらないのが原因では?と言われています。
とにかくすごい!オキアミは1秒で瞬殺、半ボイルは2〜3秒で秒殺、練りエサを4個くらいまとめてつけても、底にもたどりつけないで10秒でハリだけに。驚くのは堅い殻がついた活エビをつけても、豆フグがピラニアのように襲いかかり、身はきれいに食べ、殻だけがハリに残ってくるような状態でした。まだまだ腕が未熟と言われればそれまでなのですが、とてもマキエワークでかわせるような状況ではなく、現に秋の釣り大会の結果を聞いても、数枚という貧果が続いている状況でした。釣り歴何十年のベテランの人に聞いてみてもこんな海は見たことがないとのこと・・・(地球温暖化の影響?みなさんのところは大丈夫ですか?)
しかし、ここに来てようやく低気圧が勢力を強め、何度か西高東低の冬型の気圧配置となり、海もかき混ぜられ、やっと釣りができるようになってきたとの情報。しかし、まだまだ油断ならない状況が続いているのはたしか!そこで、こんな中でも少しずつ状況が上向いてきているという酒田の離岸堤に行くことにしました。
山形県酒田市は古くから栄える港町です。北前舟により、関西、特に京文化の影響を受けており、方言もどことなく京風だし、舞妓さんもいます。また、N○Kの連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことでも有名です。
天気は前日まで90%の降水確率!しかし、当日は曇りで、気温3度、北風が吹き、波は1.5m。寒いけど、寒クロを狙うには十分すぎる天気。先週は7mまで波が上がり、まだ、うねりが若干残っているが、コンディション的には最高です。海の神様に感謝!感謝!
今日は、所属チームの釣り大会もかねています。寒クロ大物狙い、青物も狙うつもりでアテンダー1.5に道糸2、ハリス2、命ウキ0、JクッションG6、ガン玉5、6を段打ち、ハリ3号、の全層で開始。マキエは沖アミにチヌパワーダッシュ、メガミックスとやる気満々!
とにかく、ここ2、3ヶ月の釣行は豆フグに悩まされ釣りどころではなかった。フグ以外の魚を釣りたい。まだ、日が昇りきらない6時30分から開始。まだ、あたりは真っ暗なので、ウキなんかまったく見えない。投入後、仕掛けに張りをもたせながら、沈めていく。(あくまでも見えていないので想像の世界です。)
コン、グイ〜ンといきなり、オープンベイルの道糸をひったくるあたり。「おう、気持ちいい〜!フグじゃなければなんでも許すぞ。」元気が良い、尺近い鯵でした。だんだん明るくなり、周りが見えてくると、結構なうねり。ここで仕掛けにウキ止めをつけ、3Bに変更、3Bよりも負荷をかけ、ようやくなじむ。表層は鯵が入れ食い!バシバシウキを持っていく。タナを1本半にし、馴染んでからしばらく流しても鯵。お土産にキープするが、そろそろ違う魚も釣りたい!
足元近辺は鯵かと思い、遠投に切り替える。仕掛けが馴染み、海中をサスペンド・・・。「ジュゴン!」一気に加速!竿を立てると、右に左に元気に走る!走る!久しぶりの感触で思わず「イナダがキター!」と声がでる。あっち、こっちに走るが、今日はタックルが太いので安心していなす。最後のタモ入れ時に、うねりが強く苦労したが、40センチくらいのイナダをゲット!「あ〜、楽しい!」
お昼を過ぎた頃、潮が左から右に変わると、50mくらい向こうで歓声があがる!見ると所属しているチームの会長の竿がこれでもかと曲がっている。上がってきたのは50オーバーの黒鯛!さすが会長!ここで、みなさん一気にヒートアップ!自分もだけど・・・。丁寧に仕掛けを落とすが、私には30センチのメジナを上げるのが精一杯・・・・。
3時に納竿となるまで、結局鯵の入れ食いは続き、クーラー一杯になりました。その後、仲間達と忘年会となり、1日楽しく過ごすことができました。やっぱり、釣りって楽し〜い!
みなさんに、庄内の尺鯵やイナダを見てもらおうと思っていたのですが、仕事を終え家に帰ったらきれいに料理されていました。写真はまたの機会に!下の写真は離岸堤の様子と、会長が釣り上げた52センチです。