赤と黒

:平成20年6月24日

:山形県鶴岡市由良新離岸

  1.5m(うねり強)

 風 :北西

 

 ようやく柔道が一段落。地区予選はまずまずの成績で、来週からは県大会上位入賞目指して、もっと練習を頑張らないと!そのためにも、自分にご褒美を!?と思い久しぶりに行って来ました。

 私が住む山形県庄内地方は、昔、鶴岡周辺を治めていた殿様が武士の修練として黒鯛釣りを奨励していたからか、今でも磯釣り、特に黒鯛釣りが盛んに行われています。(釣り大会では、黒鯛が、メジナより、真鯛よりも点数が高い!)また、釣り場も道路脇の駐車体から、歩いて5分とか、時間がかかっても20分と大変恵まれています。

 しかし、いくら恵まれているからといって、この梅雨の時期、大荷物を持って移動するにはちょっと大変!(釣れているという情報が入ればどこまでも行きますが!!)そこで、今回は鶴岡市由良から渡船することにしました。

 残念ながら、目的としていた八乙女にはうねりが強く渡れず、新離岸に渡船しました。風は北西(背中から)、海は笹濁り。この海の色は、今日は「ヤツ」がくるかもしれない。

 この時期には少し強めのタックル アテンダー1.25、道糸2号、ハリス1.5、命ウキB、G玉2、3の段打ちで、タナは竿1本ちょっとに合わせ、半誘導で開始。仕掛けが馴染むと早速、鯵のごあいさつ。25センチ前後か?まあまあの型だ。今日は、2番目の娘の誕生日だ。お土産にキープ。しばらく、このサイズの鯵が連発。 鯵が釣れなくなる。そろそろか?命ウキがユラユラと海中に引き込まれていく。加速!あわせ!う〜ん、気持ちいい。手のひらくらいの黒鯛。

 今日は、なんか、潮もいい感じだし、全層にチェンジ!命ウキ0にJクッションG6、G玉6、7を打つ。これは、師匠からのアドバイス!ハリスに張りを持たせるため。潮さえよければ、ハリスのG玉を外すこともあるが、最初はこれで開始。
 まさに釣り日和。仕掛けが投入点から、まっすぐ沖のほうに流れて行く。これは、絶対に来るな!予告サイズの、手のひらより小さい真鯛。次に、30センチくらい。ようし、回収したら、ハリスをあげよう。と思っていたら、命ウキが一気に消しこむ。きた〜!あせった、一発目の竿倒すほう反対だ!案の定、離岸の先端方向に走る。レバーをがっちり握る。誰か、海の中で引っ張っているような凄い引き。竿の角度を意識しながら、「ヤツ」をかけた時どうするかイメージしていたことを思い出しながら、数少ない大物をかけては失敗したことを思い出しながら、アテンダーは根元から曲がっている。まだ、突っ込む。先端の裏はテトラだ。そっちにはいかないで!我慢比べ。心の中で、あ〜、さっき、ハリスあげときゃよかった!と弱気になった。ウキが海中から見えてきた。もう少しだ。頑張れ!ハリス!ブチッ!竿が軽くなった。

 やってしまった!ハリス切れ!くそ!すぐに、ハリスを1.7にあげ、仕掛けを投入。さっきまでの、海が嘘のように仕掛けは、離岸特有の流れに変わってしまった。右横に流れて行く。
 くそ〜!また、「ヤツ」を逃がしてしまった。姿は見ていないが、絶対に「ヤツ」だ。夢の50オーバーの真鯛。 

 ちょっと休憩しよう。クーラーから、ペットボトルのお茶を取り出し、一服。悔しさがこみあげる。スポーツ選手は大抵負けず嫌いだ。俺もその1人。たぶん、今日は悔しくて寝むれんな!

 しばらく、悪あがきをしたが、海が変わった様子。道糸をまた、1.2に戻し、G玉7、7で再開。 
 2時くらいからは、黒鯛のカイズサイズが釣れはじめる。何匹か連チャンし楽しむ。今日は娘の誕生日だし、早めに帰らなければならない。あと、一匹納得いくサイズを釣りて〜!

今日は、本当にツイテいる。
仕掛けを落とす。落とす。このくらいかな?少し張る。ウキがしもる。仕掛けを緩める。ウキが浮いてこないで、スーッと海中に引き込まれる。あわせ!首を振る。いい引きだ。タモ入れも一発できめ、終了!

結果、赤や黒!とても楽しい1日を過ごすことができた。 

庄内は、同じ場所で真鯛と黒鯛が釣れるとても楽しい場所です。しかも、時おり「ヤツ」もやってきます。ここだ!と思った瞬間は早めの仕掛けの交換を!私はいつも、それで失敗しています。今日のバラシも、結局釣ってみないとわからないけど、夢は大きく!きっと真鯛の50オーバーだったんだ!次の機会が楽しみです。

梅雨の時期です。また、これから暑くなります。みなさん水分補給はマメにしましょうね。

 

黒鯛 37

    30×2

    26

    22

真鯛 29

    28

 

タナゴ、鯵

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