ひねもすゴロゴロ日記帳執筆者:みりん
ひさびさ図書館
2003年9月3日(日) 晴れ

9月3日、久しぶりの図書館に行く。

最近、本屋にも行かなくなり、古本屋に行っても前ほどときめかなくなったので、自然、図書館からも足が遠のいていましたが、あまりにヒマだったので、出かけてみました。
自分の興味のあるものが月日によって変わっていくのはどうしようもないことですが、なんだか、寂しいことです。図書館に行っても、どこのコーナーを見れば、ときめくかがしばらく判らず、館内をウロチョロと巡ってみました。

文庫コーナー、心理学・哲学コーナー、手芸・料理コーナー、文学・随筆コーナー・・・。
歩き回ってやっと「ここだ」と思えたのは、やはり文学コーナーですね。その中でも作家研究本の前に来ると、ひさびさに胸がときめいてきました。新潮社の作家アルバムシリーズ、文学散歩の本、寺山修二研究本、などなど。いーですねぇ〜
そこで、昔探していた、夏目房之介の「不肖の孫」という本を見つけ、ほくほくと手に取りました。

あとは、パッと目に付いた、中島らもの「牢屋でやせるダイエット」という本。
「あれ?これは今ベストセラーに近い本では?」とあるのにビックリしましたが「ラッキー♪」と手に取ります。しかし、借りる段階になり、バーコードが「ピー」と音をさせました。どうやら予約が入っていたようです。手違いで普通書架に紛れてしまったみたいでしたが、私が見つけてしまったのですね。
しばらく待たされたけど、無事借りることができました。次の人を待たせても可哀想だし、早めに読むことにしますか。

うまく読みたい本を見つけることができたので、少し浮かれて図書館をあとにしました。

美容室に予約をいれる
2003年9月9日(火) 晴れ

連日連夜、パソコンに明け暮れていたら、いつもの腰痛が出てきました。
朝、目がさめると無意識に身体がストレッチをしている・・。とにかく腰を伸ばしたくて仕方がないのか、身体をねじってみたり、腰の下にクッションを敷いてたり、いろいろやってるようです。家から一歩も出ない生活が続いてるので、運動とまではいかなくとも、散歩したり歩いたりすればいいのに。と自分で思うくせに出ないのでした。困ったもんだー

しかし、明日は久しぶりに美容院へ行くので、10分くらいは歩く予定(少なすぎ!)。前回は、食料品を買い出しに行ったスーパーから出てきたところを、「カットモデルになってもらえませんか?」とスカウトされ、「タダだ、ラッキー♪」と喜び、ホイホイといつもと違うところで切ってもらってしまったので、いつもの美容院には久しぶりで行きます。
予約は携帯メールでできるので、電話が苦手な私にはとっても助かるシステム。昔は髪なんて伸ばし放題で、ボサボサ頭を引きずって歩いていましたが、ここに決めてからは、多くて困る私の髪でもなんときなることが分かったので、ちょくちょく行くようになりました。
でも、あまりにちょくちょく行くので、どんどん髪が短くなり、とうとう美容師さんからストップがかかってしまった。髪が多すぎるから、ちょっと我慢して伸ばして、重さで広がらないようにしないとダメなのだそうな。
一回切ってしまったから、あまり伸びてはいないけど、もう限界!
まあ、秋だし、少し長めに残してもらって、いつものように、多い髪をそいでもらうことにします。

切ったら、白髪も染めないと。

Coccoのうた
2003年9月18日(木)

先日、ニュース23に出たCoccoを観る機会がありました。
私は別にCoccoファンではなかったです。その実力はとんでもないものだとは思ってましたが、Coccoの歌は、心に痛くて聴けませんでした。
活動を停止して、絵本を出したりして、そこに出てた著者近影で、明るく笑うCoccoを見て「あぁ、よかった」と安心したりしてましたが、今回、現在のCoccoを見て、その安心は確かなものだったと思いました。

沖縄の海で、ひとりゴミを拾いながら歌を歌い、子供達と一緒に1曲のために奮闘する姿は、とても自然で、生き生きとしてました。その生き方には強烈なものがあり、私を魅了します。
Coccoの歌を聴きながら涙を流す子供たちは、本当に心が共振して感動せずにはいられないんだと思います。この、人を魅了せずにはいられない、心を揺さぶる歌を歌うCoccoの能力は計り知れない。たしかに、普通に演奏して歌を吹き込み、街のCDショップで売られるような音楽では、Coccoの容れ物としては小さすぎるのでしょう。
すべての枠を取り払い、自然の中で歌うCoccoは自由で、輝いて見えました。

子供達に各パートを教えるとき、Coccoが歌ってみせるのですが、その声は本当にキレイで、それだけで涙が出そうになった私です。
私も、作られた環境で、張りぼてのような物や、過剰な情報に囲まれて、とりあえずの会話で暮らすのはやめたいと思いました。それには、強固な自己を確立してないと、無理なんですけどね。
目指していきたいものです。

また伯母が入院
2003年9月28日(日) 晴れ

独居老人している伯母が、脳こうそくで入院しました。
脳こうそくといっても倒れた訳ではなく、服のボタンがしめられない、といった自覚症状が出たので病院に行ったそうで、軽いものだということです。でも、何しろ独りなのでほっておく訳にいかず、母が混乱しながらも県外のそこへ駆けつけていきました。私はまた妹のアパートに行くつもりだったのですが、当然足止めされ、また家族の晩御飯を作るべく日々を過ごすことになってしまった。
入院は一週間くらいということですが、やはりまだ手が微妙に利かないそうで、退院しても独りにする訳にもいきません。引き続き母が付き添うことになるので、母の帰宅はいつになるのか判りません。

とりあえず、10月1日から1泊の予約済みの旅行には行かせてもらえそうです。もう家族も母のいない生活にだいたい慣れて、何もしなかった父もゴミだしや、朝食や昼食は自分でなんとかできるようになったし、甥っ子たちももう中学生だし、私がいなくてもなんとかなるしね。姉は仕事で夕食の時間には戻れないのですが「行ってきていーよー」と言ってくれてるのでありがたいです。
なにしろ一番大変なのは母なので、こちらはこちらで面倒かけないようにしなくては。子供のいない伯母がいつかこうなるのは判っていたことだし、重度の寝たきりにはならなかったのだし、緩やかに生活を変えていくしかないですね。
とにかくも、伯母の健康の回復を祈りたいと思います。

地元の図書館へ
2003年9月29日(月) 晴れ

去年できた地元の図書館へ、初めて行ってきました。
今まで、この市には図書館がなく、移動図書館の「ひまわり号」というのが各地域を巡回してたのですが、二週間に一度、瞬間的にしかやってこないこの車と遭遇することは、とうとうなかったのでした。
昔は電車で15分、徒歩15分のところにある図書館へ通ってましたが、一度行かなくなるともう行くのが億劫になってしまい、だんだん行けなくなったので、地元に図書館ができると聞いたときは本当にうれしかったものです。
やっと建設して開館したものの、私はその時期に引っ越してしまったので、今日まで行く機会がなかったのですが、今日やっと行ってきました。

そんなに広くはないですが、狭いところに背が高い書棚が林立してる様を見ると、久々にワクワクしてきました。「これが全部タダで借りれるのか〜!」と思ったら、嬉しくてひとりでニコニコ。うーん、こんな図書室を自分の家に作れたらな〜、と昔夢見てたことを思い出したりしました。
本はどうしても捨てられないので、今まで買った本は入りきらないものは母の実家の物置に置いてあります。いつの日か、これをすべて背表紙を見せて並べたい、とよく妹と話したものです。妹の部屋も本に埋もれていますが、ほとんどはダンボールでロフトで眠ってます。

買い物に行くはずだったのが、結局、図書館に閉館までいてしまった。
最初に思ったほど、いい本はなかったけど、しばらくは楽しめそうです。今日は手始めに、伊豆旅行のためのガイドブック2冊と、持ち歩き用に文庫で内田百間の小説「冥途」、絶対読みきれないけど「ドゥルーズ・映画・フーコー」という本を借りました。本の楽しみはつまみ食いができるとこ。美味しいところだけ読んで栄養補給。実家の生活にも、楽しみが増えました。

伊豆旅行
2003年10月1日(水) 晴れ

10月1日〜2日の一泊で、東伊豆へ旅行に行ってきました。
朝6時おきで出発し、首都高を抜け、東名高速の海老名SAでちょっと休憩。有名らしいパン屋さんのでっかいメロンパンで10時のおやつ。西湘バイパスを通り、135号を熱海方面へ南下する海辺のドライブコースです。熱海に林立するホテル旅館群は半端じゃなかった。少し年季の入った鉄筋のホテルが多く、見晴らしを求めて上へ上へと雛壇のように建っている。しかしこの辺の宿泊料金はお高く、気軽に泊まるにはちょっと高級すぎる。かといって安いところはやはりそれなりになってしまうので、今回は温泉旅館はあきらめ、リーズナブルな伊豆高原にあるプチホテルに宿を取りました。
なので、熱海は驚嘆しながらもあっさり通過。まず一番の目的地は、前日ネットで調べていったグルメ情報にあった鮮魚のお店。今回からカーナビが設置され、地図が読めないオンナの私は助手席で地図とにらめっこしなくていいので、だいぶ気が楽でした。しかし、いざ到着すると駐車場が見つからない。お店とは反対車線にあり、一度ユーターンはしましたが、なんとか無事駐車することができました。
お目当ては検索したとき気になっていた「ネゴめし」というメニュー。一階が魚屋のそこは、自分で選んでテーブルにあるグリルで自分で焼きながら食べられるらしいです。しかし、魚を焼くには自信がない私たちは、無難に丼ものとなりました。
ネゴめしとは、マグロ、イカなどの3合たたきが二段になっていて、一段目はしょうゆをかけて、二段目は味噌としょうがとネギも一緒にだし汁をかけて、猫飯のようにガガッとかっこんでいただく、というものでした。イマイチ手順が判らなく戸惑いましたが、なるほど、1食で2度楽しめる楽しく満足なメニューでした。おなかいっぱい!
その後、潮吹き岩を見て、一碧湖畔を散策。ひとまわり歩いたのでいい運動になりました。そしてお宿に向かい、今回は客室専用露天風呂付きだったので、さっそく入浴。外は遠くに海が見え、大島がかなり大きく、しかしうっすらでしたが眺めることができました。
夕食は和洋折衷。デザートのティラミスが舌触りがイマイチだったのでそれがちょっと残念。おなかはちょうどいっぱいになりました。ご馳走ばっかり食べてると、体重がそろそろ本気で心配です。

熱川バナナワニ園
2003年10月2日(木)

伊豆旅行2日目のメインは、熱川にあるバナナワニ園。
その前に、城ヶ崎に向かいます。ここは大きな吊り橋があることで有名ですが、私はその猛々しい崖にうっとりしてしまった。つくづく私は海辺といっても波打ち際ではなく、岸壁が好きなんだな〜と実感しました。
観光地で人もいっぱいいましたが、自然を活かしてあまり遊歩道や崖が危険だからと無闇に柵など立ててないところが非常によかったです。
小学生が団体できていて、班ごとに記念の写真撮影をしてる姿が微笑ましく、先生は大変だなーなどと思ったりしながら、岩に座ってゆっくり眺めていたりしました。
恐怖の吊り橋ですが、塩原の吊り橋のように足元がメッシュになってたりせず、下が見えないようになっていたし、それほど揺れなかったので、わりと簡単に渡れました。溶岩が固まってできた地形で崖のギリギリまでいくと足がすくみます。ところどころに「いのちの電話」の看板があるのも頷ける。崖から下を見ていたら、白い足が二本海に浮いていたので仰天!最初人形かと思いました。よーく見ると動いてて、口にはシュノーケルをくわえてるようです。密漁・・?それにしても、水死体じゃなくてよかったーっ!
さて、お次は念願のバナナワニ園へ。名前だけは聞いたことがありましたが、来るのは初めて。まずワニコーナーへ。デカイ!ゴツイ!まるで恐竜、はたまたゴジラ。最初はその見慣れない姿に驚いていました。しかし、このワニたち。全然動きません。口を大きく開けたまま固まっていたり、木の根っこに顎をのっけて伸びていたり、水の中にただプカーンと浮いていたりと、やる気なし!しかし、その怠惰さが他人とは思えず、親近感は沸いてしまった。
その後マイクロバスに乗って、近くの分園に移動。そこにはレッサーパンダがいましたが、これも木の枝に乗っかって、手と足をだらしなくぶら下げていました。これまた他人とは思えなかった。しかし、耳の毛がふさふさで耳当てをしてるようで、可愛かったです。
続いて植物園へ行きました。温泉の熱を利用しているので当然温室です。この日は天気もよくて半そででも暑いくらい。温室に入るとちょうど水撒きの時間らしく温度とともに湿度も上昇。汗だくになりながら立体的な園内を階段使いながら移動して、途中にあったソフトクリーム売り場で、むこうの思惑通りにソフトを買う羽目になってしまった。しかし、それで救われましたが。
おみやげに「ばなな饅頭」と「ワニ饅頭」をGetして、帰途に着きました。

今回は天気に恵まれて、ほぼ予定通りに行きたい場所にもいけ、楽しむことができました。よかったです。それでも帰り道、ちょっと期待してた富士山は、顔を出してくれませんでしたけど、ね〜


バナナワニ園のワニ。口を開けたままピクリとも動かず・・

再び図書館
2003年10月15日(水) 雨

返却日を2日過ぎて、図書館に本を返しにいきました。ついでに甥っ子に頼まれた返却本は、なんと夏休みに借りたもの。「すみませんすみません」と謝って返しました。返却日は守りましょう〜。
あんまり時間もないので、ちょこっとつまみ読みしてから、今日はCDを借りてみることにしました。しかし、図書館のCDは数も少ないけど選曲もヘン。クラシックは普通なんだろうけど、邦楽は100枚くらいしかないのに、なぜか「かぐや姫」がやたら充実してたり、オフコースよりチューリップが多かったり、ゴスペラーズがあるかと思えば、都はるみが充実。その隣にはラウドネスがあったり、いったいどういう基準で選曲してるのだろうか?
西郷輝彦と江利チエミは今度借りてみようかな。田端義夫があったので、今度父に教えてあげようっと。
そんな中から、今回は、これもやたらとあった「美輪明宏全曲集」と、「シザーハンズ」のサントラを借りました。
本は、岡田斗司夫の夫婦論?「フロン」と、大和和紀のマンガを一冊借りました。マンガのセンスもよくわからないものがありましたが、「エースをねらえ!」とか「あしたのジョー」とかあるのは、若い世代のためにいいことだ、と思いました(?)。

帰りは雨の中をてくてく歩いて、途中でホームセンターに寄り、父の海水魚のエサと、チューリップの球根を買って帰りました。チューリップは、ピンクに白が混じってるタイプ。来年こそ、咲かせたいな。

京極堂な日々
2003年11月1日(土) 曇り

11月になりました。
ますます深まる秋に、読書の秋全開です。

京極夏彦の「絡新婦の理(じょろうぐものことわり)」を読み終わりました。
夏から読んでたのですが、厚さがなんせ5cmくらいはある文庫本なので、読むのも大変ですが、持ち歩くのも大変。読みかけでアパートに置いたまま、家族の都合でいきなり実家に軟禁状態になってしまったので、随分長い間読めなくてあやうく禁断症状が出るとこでした。
やっとアパートに戻り読み出したものの、出かけるときが多く、その度にこの重〜い文庫を持ち歩いて、先日やっと読み終わり、ほっと一段落。
まぁ、ずっと手元にあると、手放すことができなくなり、あっという間に読み終わってしまってたかもしれないので、読めない間に「あいつが怪しい」「実はこうでは!?」などと、風呂を洗ったり洗濯干したりしながら推理する楽しみがあったのでよかったかもしれない。おかげで随分長い間楽しめました。

やはり一番面白いのは、京極堂による憑き物落としのシーン。次に面白いのは京極堂が本筋とは直接関係ないと思われる妖怪などの解説をする場面。
ヘタな民俗学の本より解りやすく面白い。妖怪という観念をはじめ、陰陽道、宗教、迷信、思想、哲学、どんなことでも京極堂が話すと、それは宗教とも哲学ともくくることのできない「京極堂」というジャンルになります。

まあ、やたら人殺しがあったり、近親相姦や同性愛が出てくるとこが多少俗っぽくなってますが、純文学にしたってしょうがない。読み応え満点の娯楽小説でございます。

次は「塗仏の宴・宴の支度」「塗仏の宴・宴の始末」と二巻に渡る作品です。まだまだ荷物が重い移動の日々は続きます。楽しみでもあり、恐怖でもあり・・・。

家事手伝いの日々
2003年11月14日(金)

一週間前に母が体調を崩し、またもや実家で家事手伝いの日々です。
料理はやっぱりつくづく向いてないと思います。とっても要領が悪いんですね。冷蔵庫の中で卵を割ってしまったり、余計な用事でバタバタしてる感じです。
片付けながら料理ということができないので、すべて材料を散らかしたまま作ります。そうすると後片付けがとっても大変!苦労したわりに、みんな残すので腹が立ちます〜。
甥っ子のひとりが塾のために少し早めの夕食を取り、次に父親が若いもんとは違うメニュー(酒のつまみや、肉より魚メニュー)をビールを飲みながら食べ、もうひとりの甥っ子と母と私が食べて、父にはあとからご飯と味噌汁を出す。夜9時過ぎに姉が仕事から帰ってきて、また温め直したり、新たに焼いたりして、食事を出します。
みんな食べる時間が違う上に、父も甥っ子も好き嫌いが多く、みんなの料理を考えるのは大変です。せっかく作ってもいい加減に食べられ、残されてたりすると、フツフツとストレスを感じ、甘い物とコーヒーがやたらと飲みたくなったりします。

料理はたまには楽しかったりするんだけど、年代の違う6人分の食事は私には荷が重い・・。妹のアパートで、3人分の食事を作るのなら楽しみながら実験料理もできて楽しいんですけどね〜。しばらく行けないかな。

はぁ、明日の夕食はなんにしよー

勉強な日々
2003年11月28日(金)

 今年の秋から、とある通信制大学の選科履修生として一年勉強することにしました。3教科取ったのですが、なにしろ勉強するということのブランクは10年以上。勉強の仕方もぜーんぜん、忘れてます、もちろん。
 締め切りが12月2日の提出課題があり、「いつかまとめてやろう」と放っておいた教科書をやっと手にとり読み始めたところ、やっぱり一日やそこらでできるものではないですね!! 頭に入ってこない文章をなんとか噛み砕いて読んで、ひとつずつ課題を片付けていってる状態です。

 それでも読んでると理解してきて、今まで知らなかった発見があったりします。それはとても快感です。昔から知識欲はあったのですが、何から手をつけていいのか分からず、手に入った本を読む程度だったのです。でも、お金を払ってやってるってことでやっぱり取り組む姿勢も変わります。期限が迫ってやっと腰をあげたって感じですが、やはり新しい言葉を知り、新しい知識を得ることは楽しいです。

 一番おもしろいのは「近代日本文学」。その頃の作品一覧、雑誌の種類、作家の素顔、相関関係など、知れば知るほどすべてを知りたい衝動にかられます。もっとも、本を読むのは遅いほうなので、気ばかりあせってすべて読むことはできないのですけどね。

 甥っ子たちも期末試験があり、一夜漬け体制。それに混じって一緒に勉強してます。甥っ子兄の電子辞典は大変便利! 広辞苑がこの薄さなんて・・。脅威も感じますが、寂しさも少し。あの紙の匂いがないのも、ちょっと物足りないですよね〜。

睡眠過多な日々
2003年12月1日(月)

 無事、課題提出も間に合い、すっかり気が抜けた状態です。やはり、数日明け方まで起きてたりしたので、起きる時間がどんどん遅くなってしまいました。徹夜しても、朝から夕方まで寝てたのでは意味ないですね。
 今日は起きたのは15時過ぎ。ちなみに寝付いたのは朝4時くらいだと思います。ほぼ12時間眠ってますが、これはよくあることです。もともと、睡眠時間は多くないとダメな体質で、毎日13時間眠ってた頃もあります。(今でも、毎日10時間は眠ってると思いますが・・)

 昔はこれが大きな悩みでした。朝起きられないことから始まって、夜更かしが大好き。深夜放送のTVやラジオを聞いて、朝まで起きてて、夕方起きる生活をしてました。いわゆる昼夜逆転。
 2〜3年前までは、人間の体内時計は25時間という説を裏付けるかのように、毎日1時間ずつ起きる時間がズレ、朝眠り夜起きる生活から、昼に眠り夜中に起きる生活。そして1ヶ月くらいで朝起きて、夜眠る生活に戻るのですが、これもまたすぐズレていってしまいます。「非24時間睡眠覚醒症候群」ともいわれてますが、体内リズムが狂ってしまっているんです。

 こうなると社会的な行事には一切参加できず、郵便局や図書館にはまず行けません。そして昼間に寝てるとどうしても自律神経がイカレてきます。身体の不調に加え、気分は落ち込みます。自分でもよくないことだと思うのですが、どうしても治らず、夜中に起きる時間帯になるとリアルな悪夢を見たり、目が覚めると家族は夕食の時間だったりすると、自己嫌悪に陥って、ますます落ち込みます。
 最近は、時間がズレることはなくなりましたが、油断するとまた発症しそうですね。相変わらず夜は大好きで夜更かし大好きだし、用事がなければ眠りたいだけ眠ってる。なるべく用事を作るようにして、注意してかないとな、と思います。

 今度晴れたら、お布団を干して、部屋を掃除しようっと♪

甥っ子とお菓子作り
2003年12月2日(火)

 中学2年の甥っ子とクッキーを作りました。
 なぜか手芸とか料理とか、女の子っぽいことが好きのようで、ふつうならバカにしそうなお菓子作りもやる気満々! 得意なお菓子はホットケーキの素を使って、炊飯器で作るケーキです。ふんわり美味しいですよ。去年の私の誕生日にも作ってくれて、家に帰ってきたら「おめでとう」と書いたでっかいケーキがあって、感激したもんです。昔はよく私が作ってあげてましたが、すっかり立場逆転ですね。

 さて、今日も使ったのはクッキーミックスって物で、バターと卵を混ぜるだけになってます。私もお菓子作りはとんとご無沙汰なので、生地を伸ばす台とか型抜きの道具とか、ホコリまみれになってるのを引き出して、懐かしく思いながらも「めんどくさーい」と言いながらキレイに洗います。
 甥「卵2分の1!?」、私「1個入れちゃえば」
 甥「バター90gだって」、私「100入れちゃえ〜」
と、かなりいい加減な教え方でしたが、それなりの生地が完成しました。

 私もついでに、母が昨日かぼちゃを一個分煮て、なぜか潰したまま放置されてたのがあったので、それで自己流ケーキを作りました。
 バターと砂糖を練って、かぼちゃを投入。そこに卵を2個加え、小麦粉を入れてサックリ混ぜます。型に流してクッキーと一緒に焼きました。
 甥っ子は丁寧に型抜きして、自分で出来上がりを見てホレボレ。ほんとに嬉しそうでした。今度は、ミックスを使わず、量りを使ってちゃんと教えてやろうかな、と思います。
 味は、どちらもちょっと甘かったけど、まあまあの出来? 猫のときこにも分けてあげて、楽しくいただきました。
                    (猫の形をしたクッキーの匂いをかぐときこ ↓)

掃除の日
2003年12月3日(水) 晴れ

 今日も目覚ましのスヌーズ機能をフル活用して、とうとう鳴らなくなり、その2時間後に起きました。やっぱり目覚ましは2個かけないと〜っ
 
 12月なのに台風一過のいいお天気。せっかくなので掃除をすることにしました。しかし、ドコから手をつけていいのか判らない状態で数ヶ月暮らしていたので、最初は途方に暮れて、ついには日も暮れてしまった。。・・そう、私は掃除が大の苦手なのです〜。
 片付けるためには、「これをあっちにやって」「でもその前にあっちのをそっちに移して」「その前にそっちのをあっちに移さなきゃ・・」とかやってると、永遠に終わりません。考えてると進まないので、まずとにかくすべて床に落ちてる物をベッドの上にあげて、掃除機をざざっとかけてしまう。次に扇風機をしまう。(まだ出ていた・・) ファンヒーターを出し、冬物のセーター類を出し、夏物をしまう。(まだ出ていた・・) 要らない物を思い切って捨てる判断をする。(これが難しい!) すべてを正しい場所にしまう。

 ・・・という予定だったのが、途中で、姉の掃除に巻き込まれ、要らない服などを貰い受け(更に仕舞うものが増える!?) 本を売りに行くというので、古いマンガを一緒に古本屋に持っていく。(思い入れのわりに少額しか代償がないので、本を売ることへの罪悪感倍増) 100円ショップで小物整理のためのカゴを買う。(つい要らない物もまた買ってしまう・・) ついでに母に頼まれていた“春巻きの皮”を買いに行く。(つい、安かった卵とかも買ってしまう) やっと帰宅後、夕食。

 その後もまた途方に暮れながらも、なんとか一応、片付けも終わりました。が、まだまだ甘い、見た目だけ。しかし、深追いすると余計散らかるのが整理整頓なのです。なので深追いはせず、しばらく部屋が散らかることはしないようにしようと思います。

 あぁ、やっぱり掃除は苦手だ〜〜

ゴロゴロ日記
2003年12月3日(水) 曇り/雨

 目覚ましが鳴る前に起き、洗濯物を洗濯機に放り込む。すばやく朝食を食べ、洗濯を干し、ちょっと庭の花を確認してから自室に戻る。・・・んーっと、せっかく早く起きたんだから図書館でも行こうかな〜ついでに近くの中規模スーパーに行って冬物でも見に行こうかな〜それともビデオでも借りにレンタル屋兼本屋にでも行こうかな〜ちょっと寒いなぁ〜布団に入って考えよう・・・・・・はっ!?寝てた!?が〜〜ん、しかも雨降ってる・・・。洗濯をこむ(取り込む)。こたつに潜り込んでとっちゃん(猫)を引っ張り出す。そのまま一緒にしばらくまたウトウト・・・甥っ子が学校から帰ってくる。おやつを一緒に食べる。こたつで本を読み、夕食後、こたつで本を読む・・・。
 こんな一日でした。

 *ちなみに途中「洗濯物をこむ」とありますが、最近これが標準語ではないことを知りました。「洗濯こんでね」「布団こんだよ」などと使います。
 *毎日寝る前に書くこの日記。いつもすでに午前0時をまわってるので、必然的に日付は翌日になってるのですが、めんどくさいのでそのままで書いてました。でも混乱するので、今日から改めることにします。・・忘れそう。。

かぼちゃパイ
2003年12月4日(木) 晴れ

 今日はとってもいい天気でした。なのにまた外に出ることはできませんでした。。用事があるときはなんの苦もなくホイホイ出かけていくくせに、自分で漠然と「買い物でも・・」とか思ってるだけだと出かける元気がでません。うだうだしてるとまた日が暮れてしまいそうだったので、とりあえず残ってるカボチャでパイを作ることにしました。
 パイ生地は先日クッキー焼いたときに適当に粉を配合してまとめておいたので、今日はそれをめん棒で伸ばすだけ。カボチャは潰したものが冷凍してあったので、それを解凍し、砂糖と卵を混ぜて練り上げました。
 パイ皿がないので、四角に切っただけのパイ皮をオーブンで焼きます。重しもないので、ちょっとプクプクと膨れてしまいましたが、層はできたようです。空焼きした皮に練ったカボチャを流し込み、上にパイ皮をチェック模様に飾り付け焼き上げます。
 久しぶりに作ったわりには見た目もそれほど悪くなく、パイ皮が焼ける匂いは香ばしく、まあまあの出来。ちょっとカボチャが多かったけど、夜にはほとんど食べられてなくなってしまいました。育ち盛りの子供が食べるにはちょうどいい多さの安上がりなおやつでしたね♪
 両親は趣味でやってる畑で採れた大根で、必死の漬物作り。私が台所でパイの皮を伸ばしていると「お、こっちはソバ打ちか!」。ソバじゃないっ!パイですよ〜父。

 明日は出かける用事があるので、やっと外に出られそうです。 

耳鼻科へ行く
2003年12月19日(金)

 妹の家にしばらく行ってて、日記もご無沙汰でした。
 矯正歯科で発覚した寝耳に水の蓄膿(ちくのう)疑惑で、今日は耳鼻科に行ってきました。ほとんど症状はなかったのだけど、慢性になってたり、これからの矯正に差し支えがあっても困るので、はっきりさせるために行ったのです。
 午後5時半に行って、自分の番がまわってきたのは、その3時間後・・・・・。混んでるウワサは聞いてたものの、今日は特別もっと混んでたとやらで、すごかったです。広くもない待合室に常時30人くらいはひしめいていて、みんな待ちくたびれたのを通り越し、すでに悟りをひらいたかのように座っていた。しかし、小さい子供が多く、一部保育所状態。うるさかった〜。私は、京極夏彦を持ってこなかったのを後悔しながら、かばんに入っていた稲垣足穂の「ヰタ マキニカリス」という訳の分からない本を読む。異世界の話のような不思議な話がいっぱいで、集中して読むことができなかったので、ちょこちょことつまみ読みしてました。
 やっと順番がきて、診察受けて、レントゲンを撮ってまた来週とのことで、薬局に行ったら午後9時をまわっていた・・・。座りつかれておしりが痛かったです。

 さすがに年末。また数日、あわただしい日が続きそうです。

抜け殻〜
2003年12月22日(月) 晴れ

 今年最後の大仕事、クリスマスパーティーも無事に終わり、今日は抜け殻です。
 準備が大変で、いろいろ一太郎で作った提示物をプリントしたり随分前からやってたのですが、前日に当日の会場に近い妹の家まで来たときに、実家に忘れてきてしまったことに気がつき愕然! あわてて、妹のパソコンでほとんど使ったことのないワードを苦労して開いて作り直し、用紙がないので当日の朝、近所の店に買いに行き、時計と睨めっこしながら印刷。なんとか間に合い、クリスマスツリーの飾りや点滅ライト、紙皿やコップわりばしフォーク、お茶、紅茶、砂糖、ケーキを切るナイフ、ハムを切るときに使うまな板代わりの牛乳パック(の開いたの)などなどなどを担いで電車に飛び乗りました。
 「ほっ」としながら会の流れの復習などしてたら、大事なものを忘れてきたのに気がついた! なーんと、プレゼント交換用の自分で買ったプレゼントを忘れてきた〜っ! 駅前の大型スーパー内の雑貨屋さんで2時間さまよって決めたものだったのに〜〜っ! しばらく、呆然としてましたが、戻ってる時間もないので、あきらめました。あぁ、残念。。
 しかし、会は楽しかった! 音楽の話は高野寛からはっぴいえんど、サニーデイにも発展し、二次会では石の話で盛り上がり、思わず「みんなで掘りに行こう!」と口走ってしまったり・・。今度、このHPでも鉱石のページ作ろうかな。あと、意外に隠れファンが多い高野寛のページとかね〜ふふふ。
 とにもかくにも、楽しい一日でした。

耳鼻科再診
2003年12月26日(金)

 今日は耳鼻科にレントゲン結果を聞きに行ってきました。診察券を出した時点で「2時間待ち」の札がでていたので、すぐさま外にでました。駅前までのんびり歩いてファーストフードで腹ごしらえ。その後、来年の手帳や服飾小物などをひやかして、一時間半後に耳鼻科に戻りました。それから約2時間。オレンジページ二号分を熟読し「大掃除のコツ」などを読んだあと、かばんに入ってていつまで経っても読み終わらない、コリン・ウィルソンの「アウトサイダー」を読んでたら名前を呼ばれました。
 結果は慢性副鼻腔炎。まぁ、ひどくはないってことで、続けてお薬を飲みまた二週間後ということになりました。
 4時半に来て、薬をもらって帰るときは8時を回ってました。まったく繁盛してます、わが町の耳鼻科は。

   *******

 髪の毛を抜く病に取り付かれています。
 昔からのクセで、たぶんストレスがかかると出てくると思うのですが、集中的に同じ場所の髪の毛を抜いて抜いて抜きまくるという病(?)です。とめようと思ってもとめられず、ついには小さなハゲができます。こうなると美容院には行きにくくなり、このままボサボサ頭で年を越すことになりそうです。せめて帽子買おうかな〜

鬼怒川温泉に二泊三日
2003年12月30日(火) 晴れ

 28日〜30日まで、家族で鬼怒川温泉に行ってきました。
 毎年、年末になると家族全員でどこかへ泊まりに行くのが、ここ数年で恒例となってます。去年は北関東にある袋田の滝、一昨年は南房総にある鴨川シーワールド、3年前は草津、4年前は箱根・・・といった感じです。毎年、姉の職場の保養所とか国民宿舎で、安めの宿を狙っていきます。今年は新聞広告にあった激安の観光ホテル。父がすべて仕切ったので家族はよく分からないまま行きました。
 期待しないで行ったのですが、温泉宿なのにバスタオルもドライヤーもなかったのには驚いた。部屋にはティッシュもなく、風邪ひきだった私はトイレットペーパーで鼻をかんでいた。食事は悲観してたほどではなかったです。温泉は一ヶ所しか入らなかったけど、広くて温度もちょうどよく気持ちよかったので良かった。
 ただ、卓球もなかったので卓球部の甥っ子がふくれっつら。ジイサンが知恵働かせて、宿のテーブルでお座敷卓球(正座して打つ)をさせ、家族中が相手してやったところ機嫌も直ったので何よりでした。
 二日間で「日光猿軍団」「江戸村」などに行きましたが、テーマパークはどこも高いですねぇ〜。特に江戸村はディズニーランド並みの料金の高さでビックリしましたが、ディズニーランドのうそ臭い雰囲気より仁義に厚そうな江戸村のほうが私は気に入りました。さっきまで舞台に立ってた殿様が、気さくに入場整理してる身近さもたまりませんね〜。しかし、・・寒かったです。

 こんな風に家族みんなで仲良く旅行・・なんて、昔は一番嫌ってた自分ですが、甥っ子もでかくなり親も年を取った今、こうやって揃って出かけることができるのはとても幸せなことなのだと思ってます。
 それでも、わが家はみんな勝手な性格ばかりなので、旅行先でのケンカは避けられないことですが・・。ま、仲がいい友達とは旅行しないほうがいい、というのも判りますね。家族ならあきらめもつくのですが、ね〜。

 ときこは家にひとり取り残されてました。家中に特大紙おむつを敷きまくり、缶詰をいっぱい開けて、小屋の電気あんかをつけっぱなしです。帰ってまず「ニギャオゥ〜」と文句を言われますが、すぐゴロゴロ喉を鳴らし始め、みんなのねぎらいの言葉を受けてみんなになでられまくってました。

 また今年も生き延びちゃったねぇ、とっちゃん〜。

今年もよろしく♪
2004年1月1日(木)

  新年明けましておめでとうございます。
 旧年中にお世話になった方々、ありがとうございました。
 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 ここに見に来てくれるだけの方も、今年もどうぞご贔屓に♪
 今年こそ、このホームページをもう少しましな物にして、
 読むものなども増やしたいと思っていますので、
 どうぞ見に来てやってくださいませ。

 今年は年賀状を一枚も出さなかったので、新年のご挨拶は正真正銘これが最初になります。
 いつもにも増して実感沸かなかった大晦日。大掃除は省略して床に落ちてるものを拾う程度に済ませました。父が家中に照明を取り替えてるのが大晦日らしかったです。
 姉は仕事で夜勤、甥っ子たちは午前0時に向けて、ボーイスカウトの越年行事。私はマンガなど読みながらTVの音を聞いて、年越しそばを食べたあと急に思い立って、何故かお供え餅ととっちゃん(猫)の記念撮影を始めました。その時間にとっちゃんが起きてるのは珍しかったというのもありますが。(ヒマだったというのもありますが・・)早速このページのトップに飾ってみました。相変わらずブサイクでスイマセン。かたわらにある招き猫は、妹の結婚式のとき香取神宮の参道のお店で買ってきたものです。他に3種類の招き猫を持ってます。クリスマス会であげそびれたプレゼントの招き猫は、まだ妹の家にあるのでお見せできずに残念です。今年も可愛い招き猫にまた出会えるといいなぁー

 そして、招き猫が招く幸せを、ここに来てくれる方々にも届きますように♪

1月1日の夜
2004年1月1日(木)

 2004年の正月も終わろうとしています。
 今年もほんとに寝正月。お屠蘇代わりのオヤジ日本酒をお猪口2杯飲み、姉が北海道に旅行に行ったときに頼んでおいたカニをいただいたあとは、こたつでウトウト、部屋でゴロゴロ、年賀状を書いてまたゴロゴロ、夕飯のカニ雑炊を食べてまたゴロゴロ、と見事な寝正月でした。
 お正月というといつもウツ気味になるのは何故でしょう?
 毎年、年が押し詰まると「また何もしないまま年が暮れてしまう・・」との悔恨の念に取り付かれ、新しい年がくると「今年こそ何かしなくては・・」という強迫観念で苦しめられるからだったように思います。
 でも、今年は随分ラクです。何しろ、去年はずいぶんといろいろやりました。そのおかげで友達も仲間も増えました。3×年間生きてきて、こんなに自分からいろいろやり始めたのは初めてのことです。やっと、人並みになれた気がした一年でした。なので、年末にも元気だったし、年が明けてもそれほどブルーになったりはしませんでしたね、今年は。
 特に年の初めだから、という意識もないですが、また今年も今までできなかったことを一つずつでも克服できていけたらな〜、と思ったりします。

 とりあえず、今年は掃除嫌いを克服してみたいものです・・(ムリ?)
 今日思ったこと。
 「洗濯物はたたんだらすぐしまうことにしよう〜」




お年始
2004年1月2日(金) 晴れ

 妹夫婦とそのご両親が、わが家へ年始の挨拶にきました。
 とても気さくなご両親なので、気をつかうことはなかったです。楽しそうに飲み食いしてくれてよかったです。
 姉のパソコンがまた調子悪いので、妹のダンナが自作のパソコンを持ってきて設置してくれました。なのでまた新しいパソコンを買わないで済みそうです。XPは重いのであえて98。余分なプログラムは一切入ってません。パソコンが作れる人が身近にいると便利ですね〜
 しかし、夜使ってたら今度はプリンターが壊れてしまった。。私の使い方ってそんなにハード?プリンターの蓋を開けてみたら、インクカートリッジが動くところについてる紐のようなバンドのようなものが、ぶっちぎれてました。とりあえず糸で縫い合わせてみましたが、やはり動きません。さすがに妹のダンナももう来る暇がないと思うのでどうしよう。修理に出したら直るかな〜。
 そんなこんなで、せっかくやる気になった作業も中断。やることあるのに取り掛かることができなくて苦しんでて、やっとやる気が出た(ような気がした)のになぁ〜
 そろそろ試験に向けてお勉強をしなければ。間に合うのか?

 どうでもいいけど、今日も一日眠たくて仕方なかったです。
 お正月ボケかなぁ〜

初お出かけ
2004年1月3日(土)

 今日は、近所のスーパーへこまごました物を買いにいきました。
 よく考えれば今年初のお出かけですね。ぼや〜っとマスクとかハンカチタオルとか、半額になったカレンダーやMDのディスクなどを買いました。
 あと帽子を買った。前髪はかなり自分で切ってしまったのだけど、後ろはそのままなのでボサボサ頭を隠すためです。まぁ、ハゲもあるからですが・・。
 このあと、ビデオレンタル屋にも行こうとしたのですが、方向が反対なのであきらめて帰宅。ビデオも久しぶりに借りたかったし、今年の手帳をまだ買ってないので本屋で見てこようと思って。でも暗くなったので、明日にまわすことにしました。(さて、本当に明日行くのでしょうか〜?)

 夜、妹夫婦が持ってきた秘蔵の木曽の日本酒を一合ほどチビチビやったら、眠くなってしまい、そのままこたつでうたた寝。起きたら「古畑任三郎」をやってたので、久しぶりにドラマなんて見ました。ゆっくり見られるテレビが少なくなって、こうやってこたつでのんびりテレビを見るのは久しぶりだなぁ〜。
 そろそろ正月気分も終わりにしないと。

試験勉強中
2004年1月19日(月)

 現在、今週末にせまった単位認定試験のため、試験勉強中です。三教科あるのですが、一教科はなんとか終わりました(終わったことにしてみる)。あと二教科、ほとんど読んでないテキスト教材を読み始めたところです。もう間に合わない・・・。しかし、ギリギリまでとにかくやることにします。
 自分が興味あることを勉強したいだけなので、試験が終わってもまだ勉強するつもりです。だからたとえパスしなくとも、また次学期やれるんで、いーんじゃないかな〜、と言い訳ではないことを断って、書いておきたいと思います。

 HP更新は、来週25日以降になります。
 ・・・いつも何も変わってなくて、スミマセン〜

冬眠体制?
2004年1月25日(日)

 無事、試験も終了。選択問題を最後の最後で間違え、教科書で確認したあと非常に悔しかったです。最後まで悩んだのだけど、あんまり人を疑うのもよくないな〜、と○×問題を信じてあげることにして「○」としたのに、違った。まだまだ私も甘かったようです。

 さて、気も抜けたせいか、今日も一日眠ってた感じです。前夜午前0時には寝付いて、起きたのは午後0時。朝食後、ふと布団に入り、そのまま夢の中。起きたら夕方4時でした。身体が冬眠体制だなぁ〜
 その後、あわてて風呂掃除、皿洗い、洗濯たたみをして、妹夫婦が7時半には旅行先から帰ってくるってことで、あわてて夕飯作り。(ちなみに今は妹宅に居候中)
 夕飯は、ジャガイモとタマネギとにんじんを煮込んで、トマトのダイス缶とニンニクを入れさらに煮詰め、固形ブイヨンとクレイジーソルトで味を整えできあがり。トマトのスープって感じでしょうか。あとは納豆とご飯の手抜き夕食でした。
 明日は、全員気になってきた体重の調節のため、こんにゃくや海草でヘルシーメニューにしようっと。ここのとこ頭を使った分、甘いものの食べすぎです。

なぜか「ラストサムライ」
2004年2月2日(月) 雨

 昨日は会合も無事済み二次会参加で、居候の身分で午前様。寝静まった家に合鍵で泥棒のように忍び込み、こそこそと洗顔だけして床に付きました。
 気が抜けて朝目が覚めてもぼーっとしてたのですが、姉からメールがきました。「今日は何かある?映画行かない?」
 急にたこ焼きが食べたくなって大阪旅行を決行してしまった過去を持つ、唐突の人の姉。いい加減なれたので、あわてず「べつにいいよ」と返事をしたら、すぐ電話がきて「12時40分の回を見るから」ってことで、あわてて起きて支度をしました。
 寝ぼけながらも映画中おなかが鳴らないようにパンをかじって、電車に乗って、最後尾の車両で待ち合わせた姉と、なぜか母もきてて合流。
 観る映画は姉は3度目の「ラストサムライ」。
 ここのとこ映画づいてて、1月には「シービスケット」の試写会、誕生日に奢ってもらって「ミスティック・リバー」、今回も母の奢りで観るので、無料です。
 無料なら、3回も観るほど熱狂してる姉に、野暮なことはいいませんとも。映画の感想のほうは「お昼寝猫の映画日記」のほうに書いておきましたので、そちらをどうぞ。
 映画館を出たら外は寒そうな雨。駅ビルの地下の食料品売り場で、夕飯用にかつおのたたきと、いなだの刺身、たらこを買ってもらって、途中まで一緒に帰って乗換駅で母と姉と別れました。
 ずっと体調を崩してる母は、今日は元気そうでした。でも鬱憤が溜まっているのか、最後少し愚痴めいたことを言ってたので、いつものように聞き流しておきました。たまに会うくらいが花ですね。

ゴロゴロ日記
2004年2月3日(火) 曇り

 今日は昼に起き、朝食して洗濯を干してから、何もやる気がせず、また布団にもぐりこんだら18時半になってました。
 妹が真っ暗中帰宅して私がのっそり出てくると「いたのか〜」と驚いた様子。さすがに眠り足りたので、皿洗いやらそこらを掃除してみたりしました。
 夕食後はお腹の調子もイマイチだったので、また自室に閉じこもり妹の漫画「名探偵コナン」44巻を寝ながら読み、21時頃また復活して、皿を洗い、米を洗い、パソコン作業を始めました。
 なんとも気が抜けて、やる気が出ない日です。さすがに疲れが出てきたかな?
 そろそろ実家に帰らなくてはいけません。

自分の巣へ
2004年2月6日(金) 晴れ

 実家に帰ってきました。
 自分の部屋は汚いまんま。うーん、片付けうまい人って尊敬します。掃除は苦手です〜
 ちょっと自分の部屋で充電したい気分なので、本を買って、ビデオをまとめ借りしてきました。ビデオは全然借りないまま一年が過ぎ、またもやカードの更新料金を取られてしまった・・。随分、長い間ビデオ見てなかったです。
 本は純文に浸りたかったので芥川なんか買ってしまった。あとは、近代文人の人間関係などが書かれた文芸文庫。文庫のくせに千円以上するとは・・。でも、久しぶりの本屋は、楽しかったです。

 ビデオは、観たいもの溜まってたので、1週間レンタルばっかりで「ムーラン・ルージュ」「コーリング」「プレッジ」「ワンダーボーイズ」の4本です。(3本借りたら無料でもう1本)
 さてさて、ひたるぞ〜♪

田舎の日曜日(土曜だけど・・)
2004年2月7日(土) 晴れ

 今日は正午0時に起床。朝食してゴロゴロしてたら、母に買い物に誘われ、ヒマだったのでついて行くことにしました。
 父の運転で少し遠い野菜市場へ。・・のハズが「ちょっと白菜採ってこよう」と、山の中にある畑まで連れていかれてしまった〜。

 両親は知人の畑の一部を借りて、2〜3年前から自分たちで野菜を育てています。両親はすっかり夢中で、どう考えても買ったほうが安上がりだと思われる採算の取れない野菜作りをしてます。(耕運機を買ったり、そこに行くまでのガソリン代のほうが市場で売ってる野菜より高くかかってると思うんですよね〜)
 そこへ私は今回始めて連れていかれたのですが、ここのとこ妹のうちで買い物とかしてるので「ネギが意外に高くて〜」「椎茸の中国産は安いけどコワイ」とか母親と話をするようになり、野菜の新鮮さや安全性に興味が出てたりしてたんで、畑を見るのはわりと楽しかったです。

 ほんとに猫の額ほどなんですが、白菜が20〜30個くらい立ってました。「白菜ってこう生えてるんだ〜」と不思議な感覚で、興味津々でした。
 そのあと「水を汲みに行く」とまた移動。この辺の山の中は水がいいらしく、そこここに水が出ていて、自由に汲んでいけるようになってます。私は妹の家では、スーパーで麦飯石の水を自販機でよく汲んでくるんで、これにも興味津々。
 地元はこんなに田舎だったのか、と再認識もしましたが、こういうのも悪くないなぁ、とわが町を見直したりしました。

 夜は借りてきたビデオ「ムーランルージュ」を観賞。感想はまた「お昼寝猫の映画日記」のほうでどうぞ。
 なかなか良い一日だったと思います。
こんな感じで林立している白菜です。

家族内卓球大会
2004年2月8日(日) 晴れ

 日曜だったこともあり、家族全員6人で、近所のゲーセンへ卓球しに行きました。さすがに家族全員で行くのは初めて。
 甥っ子の弟のほうが中学卓球部に所属し燃えています。年末の鬼怒川温泉旅行の格安ホテルには卓球場がなく、「卓球温泉だぞー」と口八丁のジイちゃんに騙され連れてかれ、フロントの「ありません」という言葉に本気で悔しがった甥っ子弟。結局、そのときは部屋のテーブルでのお座敷卓球をしたのでした。
 さて、卓球は一台一時間千円。6人でかわりばんこに対戦し、あっという間の一時間でした。私はじつは中学のときに卓球部だったので、甥っ子とは本気で対戦。結構いい勝負したのですが、現役に勝てる訳もなく、あえなく負け。ほんの10分くらいの対戦でしたが、心臓バクバクでした。ジジババも大ハッスルで、いつ倒れるかとちょっと心配してしまった。
 その後、みんなでファミレス系寿司屋に行き、晩御飯を食べて帰宅しました。

神保町散歩
2004年2月21日(土)

 しばらく消息途絶えてましたが、元気でした。
 数日前には初めてひとりで神保町へ行き、ウロウロとうろついてきました。
 前に行ったのはもう2年以上前だと思いますが、やはりだいぶ変わってましたね。真ん中へんが工事中で、近所は仮店舗になってて、落ち着かない感じでした。
 目当ては学術文庫や文芸文庫の古本だったのですが、あまかったですね〜神田ではかえって高くなってて手が出ませんでした。全集ものや限定もの、稀少本などには手が届くハズもないので、背表紙を眺めるだけ。女一人ではちょっと入りにくいオジサマ空間で緊張しましたが、神保町も奥のほうに進むにつれ、映画や雑誌中心の店もあったりで若者もいました。
 前回もハマった店の、文庫が多くそろえてある店で、それなり見たことのない本を見つけ、まあまあ満足。主に夏目漱石関係ですが、「書簡集」などは手元にあれば嬉しい一冊ですね。
 帰りは水道橋駅まで歩いていき、途中の小さな古本屋を冷やかし、そこに思いがけずガラスケースに収まった三島関連の稀少本があり、ちょっとおもしろかったです。

「マンガ夜話」
2004年2月24日(火)

 今回の「マンガ夜話」(NHK-BS2)は、「はいからさんが通る」「小さなお茶会」と、めずらしく私が知ってる少女マンガをふたつもやるので、久しぶりにビデオに録って観てみました。
 昔は毎回かじりついて見てたマンガ夜話も、最近は知らないマンガが多いのと、たまらなく好きだったいしかわじゅんの勝手な言い分に、最近は大人気なさを感じてしまい、見なくなってました。
 今回も「はいからさんが通る」では、「少女マンガ」のジャンルにくくられて、言われ放題。私にとっては原点とも言えるこのマンガにケチをつけられて、悔しかった!ゲストも出演者もリアルタイムでハマってた人は誰もいず、はいからさんの良さは全然話されることはなく、残念です。
 紅緒さんも少尉も鬼島さんも、美しければそれでいいのです。ご都合主義も手抜きの背景も、少女(だった人)には関係ない!「はいからさん」は今でも読み返せば必ず泣ける、私にとっては永遠の少女マンガです。

 二夜目は「小さなお茶会」。
 現役で「花とゆめ」読者だった私は、生活の中にあって当たり前、すでに心の一部となって生活してました。どちらかというと「黒のもんもん組」派だった私は、そんなに思いいれもなく、ハマってたのは妹のほう。しかし、私が勝手にマンガを処分してしまったので、今でも妹に文句言われます。今ではあのコミックスも価値がでてしまい、復刊ドットコムなどで熱く希望されてるほどなのだそうな。
 ちなみに、大和和紀のマンガはそのときにやはり大量処分してしまってました。何を思ったか私は「アラミス」シリーズだけを残してたのですが、「あさきゆめみし」を勝手に処分したのもいまだに妹に文句言われてます。

 昔の私にはマンガしかなかったのですが、あの頃の白泉社はおもしろかったといういしかわじゅんの言うように、なかなかいい時代に少女マンガを読んでいたのかなぁ、と思います。それはちょっと恥ずかしくもありますが、私にとっては財産だったとも思いますね〜

 ちなみに今は、山岸涼子のマンガしか読めないカラダになってしまいました。もう少女マンガは読めません。かなしー

「アカデミー賞」
2004年3月1日(月)

 今日はアカデミー賞授賞式の日でしたが、我が家ではwowowなど映らないため観られません。(昔、これが観たいためだけにBSチューナーがついたビデオとアンテナを購入したのに、その年からwowowが独占することになってしまった!)
 ティム・ロビンスやショーン・ペンはどんな感じでスピーチしたのかを観たいものです。
 「ラスト・サムライ」は姉に誘われて観ましたが、「ロード・オブ・ザ・リング」は誘われても観なかったと思います。それだけファンタジーは苦手。
 「シー・ビスケット」は小さくまとまりすぎていたかな?
 それにしても「ミスティック・リバー」は健闘しましたね。日本のニュースでは、どうしても「渡辺謙さんが惜しくも賞を逃しました」というニュースになってしまうので、裏の会見ばかりでつまらなかったです。ティム・ロビンスやショーン・ペンは現地に来ていたのでしょうか??

 あと気になるのは、ソフィア・コッポラ監督の「ロスト・イン・トランスレーション」。主演がビル・マーレイでノミネートまでされたなんて、どんな映画か楽しみです。お笑いなのにどうしても寂しげなビル・マーレイは日本人は苦手な人が多いそうですが、私は大好き。「恋はデ・ジャ・ヴ」というハロルド・ライミス監督の映画なんてとても好きでした。久しぶりに写真を見たら、白い髭を生やしていて、すっかり年をとったなぁ〜。「サタデ・ナイト・ライブ」の頃はやっぱり若かったんだな、と思った。頭のハゲ具合は昔から怪しかったしね。
 この映画、舞台が日本ということもあるし、また素直に観られないかもしれないけど、ソフィア・コッポラの「ヴァージン・スーサイズ」はとても良かったし、楽しみです。

 ちなみに、総集編はNHK-BS2で3月8日(月)19:45〜22:10でやるそうです。

「アカデミー賞・総集編」
2004年3月8日(月)

 NHK-BSの「アカデミー賞・総集編」を観ました。
 赤じゅうたんに着飾ったスターがゾロゾロ。目の保養です。
 式は、ビリー・クリスタルのおバカ的なパロディで始まり、いきなり笑わされてしまった。特殊メイクやら合成やら、よくできてるなぁ〜と感心。ビル・マーレイについての歌も笑えたし、久々に「サタデー・ナイト・ライブ」の雰囲気を思い出した感じです。

 助演男優賞のティム・ロビンス。スーザン・サランドンや子供たちと仲睦まじく、スピーチも政治的な発言はなく、映画の役柄であった児童虐待について語っていた。
 近くにはショーン・ペンとロビン・ライト・ペン。主演男優賞のコメントは、「大量破壊兵器」という言葉はあったけれど、たくみに別の話題と繋げてました。
 賞は逃したけど、ベニチオ・デル・トロの姿や、ちょっとサッパリした髪型になってたジョニー・デップの姿。(レジェンド・オブ・メキシコでは濃そうなキャラで、アントニオ・バンデラスと合わせたら食中りになりそうでコワイ!)
 ゲストにはニコラス・ケイジや、マイケル・ダグラス夫妻やら。脚本賞のゲストはコッポラ親子が一緒に登場。「シー・ビスケット」の紹介にはトビーくん自らが登場して、ちょっと無精ひげっぽく伸ばした顔を見ることができました。

 こうやってアカデミー賞を見るのは久しぶりだけど、まだまだ昔好きだった俳優が頑張っていて、最近の俳優を知らない私でも楽しめました。
 映画館にも行けるようになったことだし、今年は機会があれば、ビデオではなく劇場で映画を観てみようと思います。

本の並行読み
2004年3月17日(水)

 むちゃくちゃ更新サボってます。実家にいるので時間はあるのですが、ついついダラけて、こたつでゴロゴロ本を読んだり、昼寝してます。間食ばかりしてるので、当然おなかはへこみません。運動というか、せめて歩け、と自分でも思います・・・。

 本を常に4〜5冊持ち歩いて家の中を移動してます。
 夏目漱石次男の手記、明治の文豪の交友関係の本、ユング関係、コリン・ウィルソンなどなど。
 妹が通信の大学で、ユング心理学を勉強したのですが、私も興味がありテキストなどを読んでます。妹の本棚にはその手の本がいっぱいあるので、ついついあれもこれもと借りたまま、いつもまでも読み終わらなかったり・・。

 何年か前に、本の並行読みはもうやめよう!と決心したのですが、やっぱりこう読まないと集中力が続かない。なので、開き直って、いろんな本に手を出してます。
 気分で選んで読んでるので、電車などに乗るとき持って行く本を選択するのが一苦労。電車の中で気分がかわってしまうと、もう読む気が起こらなかったりします。
 こんなに集中力がなくていいんだろうか?
 ともかく、こたつで本を読んでる時間が一番、幸福な時間な気がします。

 こたつ、しまいたくないな〜

10日間の家事手伝い
2004年3月31日(金)

 お花見も無事済み、3月も今日で終わりです。4月1日から10日間、両親が四国八十八ヶ所の仕上げの高野山に行くついでに九州まで足を延ばしてくるため留守になります。なので、甥っ子どもにご飯を作るべく帰宅命令が出て、実家へと帰ってきました。
 昨日と今日、妹のアパートの大掃除をしてきました。どうやらご懐妊らしい妹は早くも「だるい、眠い、アイスが食べたい」などと言い、仕事から帰ってきても家事をまともにやらないため、家の中はかなりの散らかり。見かねて端から端まで、掃除しまくってきました。今日は、洗面台とお風呂を歯ブラシなどで掃除して、ご飯のセットをし、洗濯干してから実家にきました。掃除も気が乗れば楽しいものですね。(もっとも、気が乗るのは一年に数回しかないのですが・・)
 この調子で自分の部屋もキレイにすればいいのに、なかなか・・。

 昨日の夜、めずらしくTVなんて見て、マサカズのドラマを二時間見てしまった。
 なんともくたびれたマサカズがよく、井上陽水の「リバーサイドホテル」が久しぶりで良かったです。
 なんだか、大人な雰囲気の映画が見たくなり、ケヴィン・コスナーとロビン・ライト・ペンの「メッセージ・イン・ア・ボトル」を借りてきました。共演はポール・ニューマン。ちょっと昔の映画ですが、見逃していたので。

 携帯電話の充電器を持ってくるのを忘れ、あわてて100円ショップで電池式電源を買ってから、運動不足解消のため、駅から実家まで30分かけて歩いて帰りました。ちなみにお土産は、甥っ子弟の大好きなたい焼きです。

春は、たけのこ。
2004年4月7日(水)

 昨日、母親が旅行中だというのに、親戚から大量のたけのこが送られて来て、見ない振りしてたのですが、姉に「たけのこはすぐやらないとっ」と言われ、渋々手を出しました。
 生のたけのこなど、手にとったこともなく「わっ、毛が生えてる〜」とビックリしながらも、ネットで検索したやり方で、さっそく仕込みに入ります。

1・たけのこの泥を洗い落とす。
2・穂先を斜めに切り落とし、皮の部分にだけ縦に切れ目を入れる。
3・米をとぐ。
4・米のとぎ汁で、たけのこを1時間くらい煮る。
5・冷ます。
6・皮をはぐ。
7・包丁のみねで、皮のあった側面を削ぎ落とす。
8・下のほうを切り落とし、黒いブツブツを削り取る。
9・すぐに使わない場合は、水に浸けて冷蔵庫で保存する。

 米のとぎ汁で煮たら、その後とぎ汁ごと冷ますのがホントらしいのですが、取り出して冷ましてしまった。そのせいか、処理を始めるのが遅かったのか判りませんが、ちょっと「えぐみ」が残ってしまったようです。
 困ったのは、たけのこの皮。むいてもむいてもまだむける。ほぼ半分の姿になって小さくなってしまいました。生ゴミが大量です。
 どこまでむいたらいいのか判らず、白い皮の部分をためしに口に入れてみたら「えぐ〜っ」。やっぱり、もったいなくても、捨ててしまうしかないようです。
 
 その日の夕食は、たけのこの先のほうのやわらかい部分をお吸い物にして、残りの部分をチンジャオロースにしていただきました。姉が「おいしいからたくさん食べてたら、なんかイガイガしてきた〜」・・・やっぱり、湯がきが足りなかったかな?
 今度たけのこが来たら、素早く手を入れることにします。(教訓1)

 そして今日の夕食は、たけのこご飯にしました。うーん、春の味覚♪

最近、年を取ったと感じる時
2004年4月20日(火)

 YMOを知らない世代が出てきたのは、数年前に気が付いていましたが、自分が当たり前と思ってることを「知らない」と言われると、自分の生きてきた時間の長さを痛感し、少なからずショックです。いわゆるジェネレーションギャップというやつですね。
 他にも、若い人と話してて、「鶴光のオールナイトニッポン」の話をしたら、番組自体知らなかったり、「太陽にほえろ」の話が通じなかったり、『エアチェック』という言葉を知らなかったりして、愕然としたりしました。
 しかし、自分ももう、最近の音楽事情などは皆目解らなくなってしまったので、若い人ばかりも責められません。
 サザンはいつの間にか「オジサン」になっていたのですね〜

春の大掃除
2004年4月30日(金)

 4〜5日かけて、実家の自分の部屋の大掃除をしました。
 最初は衣替えだけのつもりだったのが、押入れの整理に発展し、結局、部屋中の大掃除なってしまった。
 昔書いた日記、思い出したくない写真は即ゴミ箱へ。ライブに行ったときのチケットや、新聞の切り抜き、大好きだった歌の歌詞を写したレポート用紙、昔編んだセーターの製図、古い手帳、壊れた腕時計などなどごっそり出てきました。捨てるものと分けながら、我ながらよくとっておいたなぁ〜、と捨てられない性格にあきれてしまった。ほんとに、なんでも捨てないでとっておいたのですね。
 ほとんどゴミ袋に突っ込みましたが、「井伏鱒二死去」の新聞の切り抜きは捨てられなかったり、なかなか判断に迷うものもありました。懲りません〜。

 押入れを深く追求していると、昔好きだったマンガ本が出てきました。
 全部、少女マンガ。今では文庫になって売ってますね。大島弓子「綿の国星」、萩尾望都「11人いる」、成田美名子「エイリアン通り」、三原順「はみだしっ子」、くらもちふさこ「おしゃべり階段」・・・etc
 うーん、この頃の少女マンガは私の人格形成にとんでもない影響を与えました。今読み返してみると、思いっきり少女向けなのですが、今の私があるのはこれらのマンガのおかげ(?)でしょう。

 棚の奥からは、昔の雑誌類がごっそり。貴花田全盛だった頃の「vanvan相撲界」、ユキヒロさんが表紙の「キーボードマガジン」、坂本龍一の隠し子騒動のときの某女性週刊誌、昔定期購読してた「TV.bros」、サブカルチャー情報雑誌だったころの「宝島」、リヴァー・フェニックスが亡くなった頃の「FLIX」、ジョニー・デップが表紙の「cut」・・・etc
 この辺になると、手を触れることもできず、また元に戻す始末。手を入れだしたら途中で止められないとなると、ちょっと手がつけられません。誰かほしい人いませんかー? この辺は、いつか嫁に行くときにでもまとめて処分することにしよう、と決めて、掃除を終了させました。
 
 掃除はかなりノスタルジックな作業です。精神的に元気なときにやりましょう!今回の教訓でした。

パソの整理整頓
2004年5月4日(日)

 今日はパソコンの中の整理整頓をしました。
 困るのが画像データ。デジカメはいくら撮ってもタダなのはいいのだが、いったんパソに入れると、そのままほったらかしというのが多い。
 今日はそんな入れっぱなしだった写真のフォルダに年月日を記入したり、CDにバックアップを取ったりしました。
 どうも最近またパソの調子がイマイチなので、バックアップを思い立ったということもあります。メールなどのバックアップも取りました。

 画像類を扱ってると、さっそく固まります。私のパソは泣く子も黙るMeくん。これを人に言うと「それだけは止めたほうがいい!」と言われます。その通り。すぐ固まるし、根性ありません。でも、慣れてしまえば可愛いもので、3日に1回は強制終了する羽目になろうが、バックアップの途中で固まろうが、それはそれで出来の悪いコほど愛着がわいたりするのでした。

 しかし、あたたかくなってくると冷却ファンがフル回転。それでも固まるしウルサイです。。

ダブルミーニング?
2004年5月16日(日)

 最近、日本語の深さを再認識する機会がありました。
 それは妹と普通に会話してるときだったり、テレビから流れる言葉だったり・・。

 その1・妹と今度引っ越すという住居付近の話をしたてとき、
妹「何もなくて、近くはファミレス一軒と、あとは“ハイオク”がいっぱい」
私「・・・ハイオク?」
妹の旦那「レギュラー満タン?」
妹「違う!廃屋!」
私「あぁ、廃屋ね〜」

その2・テレビの株式ニュースを流しっぱなしにしてたら
「これは“ゴキブリ”になります」というようなことを言った。
私「ゴ・・キブリ?コックローチの会社か・・??」
友人「違う。一期振り、二期振り、・・五期振り」
私「あぁ!五期ぶりかぁ〜〜」

 日々、パソコンで文字を変換すると、まったく見当違いの漢字が出てきて呆れますが、私の頭の漢字変換機能もだいぶイカれてきたようです。
 同音異字は紛らわしいけど面白い。これだから日本語はやめられません!
 あぁ、通信の日本語の勉強しなきゃ〜。(レポート提出は今月いっぱい!)

「シーナ書店」に行く
2004年5月19日(水)

 池袋に行ったついでに、ジュンク堂に寄るのはいつものこと。今日行ったら、7階では「シーナ書店」なるものをやっていました。前に谷川俊太郎などもやってましたね。
 椎名誠を店長に迎えての「シーナ書店なのだ」は、7階の一番奥のコーナーで、思ったより狭いスペースですが、中身は濃いです。5年くらい前までは、「本の雑誌」などを毎月チェックしたりして椎名誠やその周辺の仲間たちにはかなり愛着があります。エッセイなどを読めば本のタイトルはたくさん出てきたので、そのとき聞いた本を実際に見ることができるのはおもしろい。5年前だったらもっと良かっただろうなぁ〜、と思いました。
 自分の著作はもちろんですが、おもしろいのは椎名誠が影響を受けた本の数々。目を引いたのは「図説排泄全書」とか「厠」などなぜかトイレ関係。他には自然系の「ダンゴムシ」とか「ナマコ」とかヘンな生物。もちろん、旅行記などもたくさんありました。欲しかったのは「一つ目小僧と瓢箪」という妖怪関連の本。これ以外にも民俗学関係の本も多かったです。
 なぜか、中島義道の「うるさい日本の私」があったりして、中島さんの著作ではこれが一番まともに読めて面白かったな〜、と納得。童話や民話もあってこれも納得。
 まさに本棚を見ればその人が解る。SF小説と、エッセイ、私小説、変態小説などを書き分ける、いろんな顔を持つ椎名誠の世界が、広がっておりました。

 何か記念に、と思い安めの文庫を2冊買いました。椎名誠の娘が生まれた頃の話を小説にした「海ちゃん、おはよう」と、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」。
 ジュンク堂にいると時間が経つのがあっという間。今日も活字のつまみ食いで栄養補給して、なんとなく肌がツヤツヤしてくるような感覚で池袋をあとにしました。
 ・・でも、腰がいた〜い!

勉学の日々・快眠の日々
2004年6月1日(火)

 通信の課題提出期限が迫り、あわててレポートに取り組んでおります。
 英語の初歩をやってるのですが、学校などまともに行ってなかったので、もう中1程度の英語も解らず、甥っ子(中2・中3)の教科書を譲り受けたり、「ニューコース中学英文法」という参考書も貸してもらい、甥っ子どもの中学の中間テストの勉強と一緒に、これまた甥っ子の電子辞書を借りて、なんとか理解しようと奮闘してました。
 でも、やっぱり付け焼刃はダメですね〜。やるなら基礎からやって、そして毎日少しずつでもやらないと・・。なんとか課題を終わらせましたが、ほとんど確信が持てない答えとなってしまった。課題提出が終わっても勉強は続けないと、と思いました。(が、本当に続くだろうか!?)

 英語と共に難しいのは日本語。古典などもほとんど習ってないし、現代の文法すら解ってない。「『未然・連体・終止・・・』え〜!?わからん〜〜」と、これまた中学程度も解ってません。そして同じく「ニューコース中学国文法」という参考書を片手になんとか課題を終えました。ダメだ、これも続けないと〜!

 普段、頭脳を使うことなどないので、ちょっとでも頭を使うとすぐ疲れる。1時間も集中して勉強してられない。だんだんゴロ〜ンと横になりテキストを読んでますが、気が付くと熟睡している・・。睡魔との戦いです。昼にそれで昼寝してるにもかかわらず、夜、布団の中でテキストを読んでたりすると、これまた15分と続かずいつの間にか熟睡。
 勉強のおかげで快眠の毎日です。いいんだか、悪いんだか・・。

 

「あおなじみ」
2004年6月20日(日)

 先日、何かに足をぶつけたとき、とっさに「青なじみできるかも〜」と言ったら、近くにいた友人に「何それ?」と訊かれた。
 私 「え?ぶつけたらできるでしょ?『青なじみ』」
 友人「なんだそれは??『幼なじみ』の親戚か〜?」
 私 「え!?もしかして・・・標準語ではナイ・・?」

 そうだったのでした。。私はしっかり標準語だと思って使ってたのですが、普通、ぶつけたらできるのは「青アザ」なのですね〜。青痣っていうのはもちろん知ってましたが、ニュアンスとしては「青なじみ」より重傷なイメージでした。どうやら千葉の方言みたいです。
 最近、こういうことがよくあります。
 たとえば「あっ、雨降ってきた!洗濯こまねば!」
 ・・「洗濯物を『こむ』」つまり『取り込む』の意味ですが、当たり前に使ってたのに、一般に通じなかった。。
 「あ、テレビ見なかっちゃった!」「今日、買い物行かなかっちゃった」「ゴミ出さなかっちゃった」などの『・・かっちゃった」というのも通じなかった。。
 つまり「テレビを見るの忘れちゃった」「買い物行かないでしまった」「ゴミ出さないでおいてしまった」・・という(ちょっと訳し方に自信がないが)意味で使ってるわけです。でも、これも茨城、千葉あたりの方言らしいですね。

 つまり、東京の人に「あ、布団こまないちゃった!」と言っても、なんのことか解らないワケですね〜。両親は福島と茨城出身ですが、ほぼ標準語を使って生活していたし、なまりが出るのは田舎との電話のときくらいで、私も自分で標準語を話していると思っていたのですが、やはりどこかナマッてしまってたようです。
 まだ、知らずに使ってる言葉がありそうで、普通にしゃべっていても、いつ指摘されるかとちょっと怖いのでありました。

お引越し騒動
2004年7月7日(水)

 かなり更新ご無沙汰でした。6月26日に、妹夫婦が引越しのため、ずっと手伝いに行っていたのです。
 もともと片付けの不得意な妹夫婦。私が引越し3日前に行ったら、ほとんとまだ何も荷物はまとまっていませんでした。妹が6ヶ月の身重で共働き、という環境もありますが、いわゆる「捨てられない症候群」の夫婦の家は、3DK+ロフトというアパートにまんべんなく詰め込まれたモノでいっぱい! 自分の物ではないので勝手に捨てられない。どう見てもゴミにしか見えないモノも、箱に詰める作業を翌日から開始しました。
 ダンボールに詰めても詰めてもまだあるモノ・物・もの! ベランダでミイラ化してる植物群。散らばるPCパーツ。床に無造作に置いてある書類、雑誌、風呂敷、領収書、空き袋、輪ゴム、空箱、ワインのコルクコレクション、アロマ道具、乾電池、衣類・・・

 引越し当日は、両家の両親が、収納力のある車でやってきます。引越し屋さんは赤帽から1人だけ。
 お父ちゃん同士と義弟の男陣は荷物を運び車に積み込む。お母ちゃん組と姉である私は、まだまだまとまってない物を詰め込みます。日本の正しい母である二人の母は、お互い相談しないまま、昼食を用意済み。おかげで食べきれない量のおにぎりが集まってしまいました。ある程度予想はしてたのですけどね〜。

 結局、引越し屋さんはニ往復してくれて時間も延長。ロフトの異様な熱い空気は身の危険を感じたものの、父が苦労して降ろしてみると、それはもらったままのギフトであったり、ただの空き箱だったり・・。もう終わったと思ったら、まだキッチンの吊り戸棚の中に大量に物が詰め込まれていたり・・。

 新居は、築20年ほどの3DKです。たしかに家賃は安いが、風呂はハズされ、トイレはなぜか便器の蓋がなく、洗面台は20年前の年季が入り、網戸もなく、キッチンの床はとんでもなく汚れている。。ネットはADSLでも300kbpsくらいしか出ず、窓の外は10分置きに電車が通過・・、というなかなかすさまじい所です。

 荷物は当然収まりきらず、ダンボールだらけの中でなんとか寝場所を作り、エアコンも風呂もガスもないまま、その夜は眠りについたのでありました。



隙間なくモノ・物!  ガス台の上にトラ子(ぬいぐるみ) 

今日ビックリした事
2004年7月9日(金)

1.夢で、とっさに何かを避けようとして、実際にベッドから落ちた事。
  (ベッドから落ちたのなんて、子供のとき以来だ〜)

2.起きたら両親に誘われたので、参議院選挙の期日前投票に行った事。
  (選挙なんて、ハタチのとき以来だ〜)

3.父が検査のため病院に入院した事。
  (父が入院するなんて、初めてだ〜)

 今日はこういう出来事があったので、(ちょっと)いつもと違う日でした。

父不在
2004年7月17日(土)

 7月9日から父が検査のため入院して、現在も入院中です。母が毎日通って、私は甥っ子たちのご飯作りを家でしています。
 まさか父が入院するとは思わず、予定を立ててしまった友人との温泉旅行も、1泊だけど行かせてもらったので、何も文句はありません。ちょうど通信制大学の単位認定試験も間近なので、勉強もしつつ留守番の日々です。
 父は、検査の結果、来週手術することになりました。大きな病気も怪我もほとんどなかった父ですが、そろそろ60代も後半。病気の一つや二つは出てくるよねー、ってことで、家族はわりと楽観的です。父も検査のとき以外は、病院でのんびりやっているようだし。
 ただ、猫のときこが、父がいないと夕飯時に間が持たないようです。夕方になると居間のドアを見つめて、ジイサンが現れるのを今か今かと期待して待っているのを見ると、ちょっと可哀想なのでした。

父・術後
2004年7月26日(月)

 父が23日に大腸を切り取る手術を受け、今日で3日目になりました。
 手術の日は母と二人でずっと病院にいましたが、することもないので試験勉強をしてました。でも、字を追ってると眠くなってしまい全然進まなかった〜。
 そんなこんなで4時間後、手術が無事終わったとのことで執刀医の術後の説明を聞きに行ったのですが、そこで術衣のままの先生が切り取った腸を持って現われ、仰天しましたが、見てみると思ったよりキレイで大丈夫でした。
 そこに諸悪の根源がいたわけですが、医師によるとキレイに取れたので大丈夫でしょう、ということで安心しました。
 手術直後の父は、非常に苦しそうでした。翌日また行くと、やっぱりまだ苦しそうに寝たままで、しゃべることもできないようでした。手術直前まで元気だったし、病気などほとんどしたことなかったので、その姿を見て、少なからずショックでしたが、昨日行ってみると、話すこともでき、チューブ類をいろいろぶらさげたままですが、起き上がることもできて、術後のノルマは達成しました。動かないと痰が出なくて肺炎を起こしてしまうのだそうです。
 今日は、私は行かなかったのですが、母の話によると、痛み止めのモルヒネでトリップしちゃったらしく、なんかヘンだったそうです。まぁ、痛いよりはいいんでしょうけどね〜。

父・その後
2004年8月2日(土)

 父はその後、順調に回復し、現在は重湯の食事が出ています。本人はいたって元気で、リハビリのため病院中を律儀に歩き回っているようです。さぞ、暇だろうと思って雑誌か本でも差し入れようとするのですが「ぜんぜん退屈しない」そうで、どうやら看護師さんにちょっかい出したりして、病院関係者としゃべってるため退屈しないようです。
 テレビは一切見ず、ラジカセをかついで入院したので、毎日ヘッドフォンでラジオか何か聴いてるようです。なので、図書館の朗読CDなど借りてきて、持っていってあげました。宮沢賢治のCDと、池波正太郎のテープ。図書館には他に、宮部みゆきや京極夏彦など、最近の作者の本の朗読もあってなかなか面白かったです。

試験終了
2004年8月5日(木)

 暑いさなかの単位認定試験も無事(?)終了。英語はほとんど投げてました。基礎なので、たぶん、中学生レベルの問題だったのだと思いますが、ほとんど勘で答えてました。4択でしたが結局時間切れ。最後の問題なぞ、長文だったのでぜ〜んぜん、意味が解りませんでした〜。
 通信制の大学とはいっても、一年だけの選科履修生なので、8月いっぱいでもう終わりです。継続して勉強しようかまだ考え中。資格が取りたいわけではないし、勉強がしたいだけなので、他に違う勉強方法があればそれでいいし。ただ、切羽詰らないとやらないので、試験みたいのはあったほうがいいかもしれません。
 やりたいのはやっぱり近代文学。あとは、語学というか、日本語や文字に興味があります。
 英語もできれば、もうちょっとできるようになりたいなぁ〜

蝙蝠騒動
2004年8月22日(日)

 我が家にコウモリが出ました。
 今朝、家族が天井に逆さになってるコウモリを発見したそうです。昨日の夜は妹夫婦が来ていて、例によってまた壊れたパソコンを直していたのですが、結構遅くまでかかってしまって、酒盛りしながら深夜2時。その後、居間の隣の座敷で寝てた妹が、隣からバサバサと聞こえる音を不審に思ってのぞいてみると、巨大なゴ○ぶリでも飛んでるのかと思ったそうです。「それにしてはデカイと思った〜」と言ってましたが、まさかコウモリとは・・!
 結局、昼間はどこかに消えてしまって、再び姿を現したのは夜11時頃。床の間の掛け軸の裏にいたらしく、そばにとまっていました。
 捕獲するべく、姉は台所のザルと、どこかの寺の土産物のお仕置き棒で、虫取り網のようなものをこしらえかまえていました。母が掛け軸を動かすと、「バサバサバサッ!!」と音を立てて飛び始めた!!女子供ばかりだったので「キャーキャーキャー!!」と逃げまくる私たち。翼を広げるとバットマンのごとく巨大に見え、生態が不明のためか不気味さも拡大。廊下に逃げた私たちをよそに、知らない振りしてゲームしてる甥っ子兄(中3)。「怖くないなら取ってーー!」と頼んだら、「いないし〜」と部屋を見回し掛け軸をよける甥兄。そこへまた「バサバサッ」と飛び出したコウモリ。「・・いるし〜」と言いながら落ち着いた様子の兄は「やっ」と気合で特製捕獲網で無事捕獲。

 しかし、ザルにガムテープを仕込むという念の入れ方のおかげで張り付いたまま生け捕りにされたコウモリ。そのまま捨てる訳にもいかず、「かわいそう〜」という甥っ子弟(中2)は、勇敢にも軍手をしてコウモリをガムテープから剥がそうとしたのです。いきなり「チーーッ」と鳴いたときには甥弟もびっくらこいて逃げてましたが、それでもかわいそうと思うのか、時間をかけて母子で剥がそうと頑張ってました。
 そして無事、剥がすのに成功。しかし、かなり弱ってる様子。あとは自分の力でがんばって飛んでってもらうことにして、日常ではあまりありえないコウモリ騒動は無事終わりをつげたのでありました。



9月も半ば
2004年9月18日(土)

 気が付けば、コウモリ騒動から日記を書いていなかった。もう9月も半ばを過ぎ、夏も終わろうとしています。
 終わろうとしているのに、なぜかある日帰ると自分の部屋にエアコンが設置されていた・・。自慢じゃないが、ずっとエアコンなしを貫いてきた私。もちろん居間には設置されてますが、自分の部屋は扇風機のみ。(それも10年以上ご愛用のもの)
 熱帯夜に寝苦しい思いをさせられ、朝は暑くて寝てられず居間のソファで寝直す真夏。そして居ることのできない日中に、ヤケドしそうなほど熱くなり、あっという間にハングアップするノートパソコン・・。
 そんな日々でしたが、クーラーが欲しいと思ったことはなく、あったら堕落するだけ、と自分を戒め今まで頑張ってきました。実際、クーラーの中にずっといると頭痛がしてきたり、息苦しくなったりするし、身体もバテやすくなるような気がするのです。
 それがなぜ設置されたかというと、勝手に父が入れてしまった・・、それだけです。父の行動はいつもよく解らないので、また始まったか〜って家族は納得してたりします。
 しかし、もうだいぶ涼しくなったのであんまりつけることはありません。でも、ちょっと暑い日中につけたら、大の苦手な部屋の片付けも、少しすることができたし、まぁ、つまり物は使いようですな。
 日中にもこれでHPの更新ができそうです。
 ・・なのになんでマンガ読んで寝転んでるんでしょ?私ってば〜。あぁ、反省。

ひじょうにご無沙汰
2004年11月7日(日)

 ネタもないのですが、つい日記を書くのを怠っています。
 ここ数日は掃除をしてました。何十年も保存していた服が収納場所を圧迫してるため思い切って処分。「いつか着るかも服」「ここを直せば着られるかも服」「生地がいいので手芸に使えそうと捨てられない服」などなどばっかりで、実際に着る服はほんの一部。思い切ってゴミ袋にどんどん入れていくと、いつの間にか母がゴミ袋から救出して、毎日、私の古着を着てたりするので、やり切れなくなってしまう。ま、いつものことですが。

 11月1日に、妹が子供を産みました。元気な男の子です。
 ギリギリ高齢出産ではないのですが、とっても安産だったようで、30分くらいで産んでしまったとか!?昨日、ピンクのバラの花束を持って顔を見てきました。生まれたてにしてはスッキリした顔つきで、なかなか可愛かったです。どんな未来が待っているのでしょうね。スヤスヤと眠っておりました。

帰宅
2004年11月19日(金)

 ずっと妹の家に手伝いに行ってて、今日、実家に帰ってきました。
 赤ん坊はみるみる大きくなっていく感じです。頭も身体もしっかりしてきた感じ。泣き方も力強く、手足をピンと突っ張る様子は今にも立ち上がりそう!? 赤ちゃんというのはもっとフニャフニャと頼りないものだと思ってたけど、意外にしっかりしてるものなのですねぇ。約10年前に姉の子供たちが赤ん坊だったときは、とっても手間がかかって大変でしたが、妹の子はそんなに手がかからなそう。それでも一時間おきに授乳させたりで大変そうですが。
 私は子供に関しては妹が休んでるときに様子を見てるくらいしかしてなくて、手伝いといってもやることは大人たちの食事作りくらいなもので、暇なのでずっとネットで遊んでました。

 父が病気の予防処置として5日間入院するとのことでしたが、前日まで妹の家に母と二人で泊まりこんでたり元気だったのですが、入院3日目の夜に腸閉塞になり苦しんだようなのです。そして今もチューブを鼻から入れられたまま入院中。今までそれを警戒して慎重に食事をしていたのに入院中になるとは・・。でも、自宅や出先などでならなくてよかった、と思います。

ネット不通
2004年12月10日(金)

 自分のノートパソの無線が不調です。
 今まではふつうに繋がっていたのに、だんだん不安定になってきて、ついにはメッセンジャー中に「落ちる」ことが多発。今どき、ダイアルアップではあるまいし、常時接続が繋がらなくなるって何!?まったく不便でたまりません。
 原因はエアステーションの不具合か、LANカードの不調とかその辺な気はするのですが、設定を変えてみても、再起動の嵐をしても、ドライバの再インストールなどして、ついにはLANカードの接続部分にアルミホイルを巻いたりして、それでも直らないので、一晩寝てみて朝機嫌が直ってるか様子をみてみたり、あらゆる限り(私のできる範囲ですが)のことを試しても、とうとうよくなりませんでした。

 なので、家族共有の居間にあるパソでこれを書いてます。しかし、暇さえあればパソにかぶりついてる甥っ子たちをどかすのは大変。「受験勉強しなさーい」とかいって追い立ててからやってます。
 それでも自分のパソじゃないと不都合がありすぎで、HP更新もままなりません。
 またしばらく、家を留守にするので更に更新は難しくなります。年も押し詰まってきて、いろいろやることも出てきたし、今しばらく更新はお休みさせていただきます。
 日記はときどき書きたいと思ってます。
 今日は腸閉塞で入院してた父が退院してきました。そして猫の時子は、忘れずにジイサンが夕食の席に座ると寄ってきて、「にゃあにゃあ」鳴き、膝に乗って、ごはんを分けてもらっていました。今年も余裕で年を越せそうです。元気元気。

引っ越しました
2005年1月17日(月)

 年も明け、お正月気分もすっかり抜けましたね。今年初の日記です。
 いろいろと身辺があわただしく変化しています。
 田舎を出て、東京に住むことになりました。
 人の多さに驚き、建物の高さに見上げる首も痛く、空は切り取られた空間、交通量の多さ、電車が通る踏切はなく、デパート内では完全に遭難。それでもマンション内で人に会うと明るい挨拶が飛んでくる。駅前の小さい商店街は道も狭く汚いけど、人々の生活に密着して腰を据えていて、八百屋の看板娘(犬)は箱の中で気持ちよさそうに眠っています。店先ではオバチャンたちの井戸端会議。建物だらけだけど人間味は溢れてます。人情もあり?まだまだ慣れないけど、そのうち慣れてくるのかな?
 今日は近くのスーパーまで行きました。前回は路地裏通ってたら行き止まりになってしまいあわててUターン。今日は迷わず行けました。もう少し自分のテリトリーを広げなければ。さて、本屋はどこかなー。

「フェスティバル・エクスプレス」
2005年1月26日(水)

 SHIBUYA-AXへ、同居人と同居人の兄の3人で「フェスティバル・エクスプレス」という映画の上映会イベントに行ってきました。
 私のお目当てはムーンライダーズの鈴木慶一と博文さん兄弟のユニット「THE SUZUKI」、同居人のお目当てはヒートウエイヴ山口洋、兄は映画、とみんなバラバラ。
 昔、スケッチショウのライブで来た会場だけど、あのときはものすごい人で、スタンディングだし満員だし見えないしで大変だった。今回は、椅子も設置してあったし、落ち着いて見られました、最初寒かったケド。
 まずは、山口さんが一人でギターとハーモニカで演奏、熱唱。生音、久しぶりー。アコースティックギターの音がとてもキレイでした。歌も力強く、ちょっと男クサイが真っ直ぐな歌でよかったです。
 休憩のあと、THE SUZUKI登場。オジサン二人と一人がバックに付きます。あんまりしゃべらず、慶一さん節で歌いだす。うーん、相変わらず音が微妙にズレてます。でも久しぶりの歌声に私もご機嫌でした。途中観客席から「元気ないぞー」と声がかかり苦笑の二人。北関東の火事の歌とか選曲がよく分からないものの、博文さんが「大寒町」を歌いだしたときは「うわっ」と思い、ひとり感動してました。いいねー♪

 映画自体は、ザ・バンド、グレイトフル・デッド、とか名前は知ってるけどちゃんと聴いたことないので、観てて大丈夫か心配だったけど、問題なし。すごいパワーあるし、サウンドは厚く、みんなかっこいいー。ジャニス・ジョプリン、すご過ぎ。ものすごい声量。大迫力。身体中振り絞って全身で歌い、見てるほうが苦しくなるほど。実際、低音に酔い、頭はボーってしてくるし、ヤバかった。ジャニスにアタってしまった感じ。
 とにかく凄い音楽ドキュメンタリー映画です。このサウンドは自宅のモニターでは駄目でしょう。世界の財産、音楽史の証拠品、よい音で聴けて鑑賞できて満足でした。

「フェスティバル・エクスプレス」
公式HPはこちら

掃除洗濯
2005年1月30日(日)

 今日も目が覚めたらお日様も高々の11時だった。ここのとこ毎日こたつでごろごろしてるだけの日々なので、昨日は「8時に起きて洗濯をする!」と心に決めていたのだが・・、結局、いつもどおりの起床。
 それでもそこでまたいつもどおりのゴロゴロ猫にならず、洗濯を2回やって(一回はセーター類)、ベランダにひろびろと干し、窓を開けて換気しながら掃除機をかけた。こたつも一度とっぱらい、こたつ布団をきれいに広げなおす。
 掃除機をかけると、なぜかすがすがしく感じるのはどうしてでしょうね?物の置き場所は変わってないのに。これに気がついてから、掃除機かけるのもやりがいを感じられるので、前よりはやる気もでてくるようになりました。

 そして、夕食は食べたかったギョウザ作り。
 キャベツを一度茹でてから、みじん切りにして、キッチンペーパーで水気をしぼってよく練ったひき肉に加えます。この作り方だと水っぽくならなくていいみたい。タマネギのみじん切りも一度、炒めておきます。
 焼き方が少しギョウザ同士がくっついてしまったけど、カリっと焼けていい焼き色もつきました♪
 お味のほうは、ちょっと野菜の割合が少なかったかな?ニラもなかったから入れなかったしな〜。でも、まあまあです。
 明日は、残った中身を肉団子にして、スープにでもしようかな、と思います。
 うーん、明日こそは早く起きて・・、何しようかな。

DVD日和
2005年3月22日(火)

 続けざまにレンタルDVDを借りて観てました。

●「スパイダーマン2」トビーくん、アクションで顔が崩れてる〜〜!最高だったのは、スパイダーマンをやめる決心をしたあとに『雨にぬれても』をBGMに学生生活を謳歌する姿を描写したビデオクリップ風なシーン。笑えた。

●「ディスポース・ショウ」コーエン兄弟、むつかし〜!マシンガントークのシャレたトークに字幕ではついていけず・・。ちょっと笑わせようという魂胆が見える大げさな演技は食傷気味でしたが、面白いことは面白かった。ラスト近くの騙しあいには頭を使ってちょっと疲れた。男と女の駆け引きは大変だ。

●「レジェンド・オブ・メキシコ」濃そう〜な面子のわりに中身は薄かった。好みの俳優陣ばかりで期待してたのに。。ひじょーにセンスのないビジュアル、音楽、台詞回し、アクションでした〜。この監督、私はダメなようです。

●「8人の女たち」おフランスの舞台劇の映画化。迫力の大女優たち。ミュージカルだと思わなかったんで、歌いだしたときはちょっとびっくり。ミステリー仕立てだけど舞台劇らしく動作は大げさで、リアリティはなく、小洒落たコメディ。女優陣の競演を楽しみました。でも、レズの多さにちょっと閉口。DVDのおまけ映像に、監督やスタッフが延々と映画の映像に合わせてトークしてるのにもびっくり。最後まで見切れず。

●「クラッシュ」ずっと探しててやっと見ることができた映画。クローネンバーグ監督、出演:ジェームズ・スペイダー、ホリー・ハンター、ロザンナ・アークエットと好きな俳優がずらり。車でクラッシュしてセックスの快感を得るトンデモ映画。ずっとセックスばっかりしてる映画ですが、当然カーセックスが多い。ジェームズ・スペイダーの妻役の女優はとてもエロティックで美しかった。かなり特殊な性癖を持つ人たちの世界なので、理解に苦しみますが、クローネンバーグのこだわりの美学は伝わってきました。

●「21グラム」ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ出演。事故で急死した男の心臓を移植して健康を取り戻す男、事故を起こしてひき逃げした男、ひき逃げされた男の妻。それぞれの家庭がいろんな事情をかかえ、事故によって生活が一変し、それぞれ抱えてる問題が浮き彫りになっていく。時間がバラバラのシーンが繋がっているので、最初はどのシーンがいつの物なのかが解らず、非常に混乱します。でも、終わりに近づくにつれ、だんだん一本の線が見えてくる。事故で子供と夫を失った妻が、ヒステリックに泣き叫ぶシーンの演技や演出は疑問があるけど、テーマも重く、見ごたえがありました。

●「モナリザ・スマイル」ジュリア・ロバーツが女学校の先生役。スパイダーマンのキルスティン・ダンストが生徒役でしたが、この人の古風な顔立ちや雰囲気は50年代の女学生役にはピッタリ。この頃は在学中に結婚するのが普通だったんですねぇ。授業に「夫の上司を夕食に招いたとき」というようなマナー教室もあったりする。そういうところで独身を貫く教師は、同じ教師や上司、生徒たちの保護者に当然いい目では見られませんね。生徒たちがだんだん決まった未来のレールの上を行くのではなく、自分で決めて自立していこうとする。当時としては画期的だったのでしょうね。いつの時代もいざとなれば女性は強い。女学校で当たり前のように男教師が生徒に手をだしていたのにはびっくりだったけど、女性も早婚の時代にはやはり早熟だったんでしょう。女性映画だけど落ち着いて見られたしよかったです。

●「ロスト・イン・トランスレーション」監督はソフィア・コッポラ。主演のビル・マーレイは昔好きでよく見てました。コメディアンなのに哀しげ。その辺が日本人には受け入れにくい俳優のようです。実際はシリアス志向の人だと思うんですけどね。今回、主演で舞台が日本ときいて期待してました。日本が舞台ってとこがちょっと『ブラック・レイン』『ライジング・サン』『夢の果てまでも』とか思い出して日本をどう撮られるか心配だったのですが、ごく自然に描写されてて安心しました。こういう、つかの間の恋っていいな〜。あのラストの別れ方できちんと二人とも自分の中で整理つけてる。旅先だからかもしれないけど、とても素敵な出会いと別れです。二人ともそれぞれ妻や夫を愛してるし、これからも変わらず愛し続けていくと思う。はっぴいえんどの『風をあつめて』が染み入りました。

 プレステ2でDVDを見てるせいか、いろいろ操作がまだ慣れなくて、まともに再生し出せたことがまだありません〜。いきなり日本語で始まってしまったり、ディスクが汚れてるため画面が飛んでしまったり。。ビデオのほうが便利な気がするのは私だけでしょうか?

お花見と白樺文学館
2005年4月9日(土)

 佐倉に桜を見に行ってきました。
 国立歴史博物館のある城址公園で、桜も満開な土曜日。家族連れや仲間同士のお花見で駐車場もフル回転な人出です。
 その割に屋台が少ないので、焼き鳥屋さんの前は長蛇の列。しかし、天気も程よくほがらかで、枝垂桜の下でおにぎりを食べていると、しあわせ〜な気分になってくるのでした。焼き鳥もうまかった。

 夕方には、我孫子にある白樺文学館へ。閉館間近の時間のせいか、いつもそうなのか、客はいず、職員が数人いるだけでした。
 こじんまりした外観で、中は一階が「白樺」のバックナンバーが揃う図書室(事務室と受け付け兼用)。二階は武者小路実篤の絵や、志賀直哉の手紙などなどが展示してあります。地下は音楽室。
 図書室には昔から現在まで我孫子で活躍した人の本が納められています。やはり注目すべきは当時の装丁そのままの白樺のバックナンバーで、武者小路実篤が漱石の「それから」について書いた文章や、自殺した有島武郎の追悼文、ゴッホなどの美術品の紹介、当時の書籍広告など、思わず手元に置きたいと思ってしまいました。
 二階の展示室では、浮世絵を贈ったり代わりに彫刻を贈られたりと交流があったロダンの作品があったり、夏目漱石が志賀直哉に朝日新聞の小説欄を依頼して断られたときに書いた手紙があったのが興味深かったです。
 その他、我孫子での白樺の同人たちの交友や活動などを知ることができ、近くにある旧志賀直哉邸跡も合わせて、当時の文人たちの生き生きとした生き様に触れることができました。


朝顔の種まき
2005年5月7日(土)

 3日前に朝顔の種を蒔きました。
 2年前くらいの実家からもらった種だけど出るかな〜。ネットで調べて種を少し爪きりで切り、一晩水に漬けてから埋めてみました。
 それが・・昨日の雨でドロドロ・・。マンションのベランダには屋根がないため水浸し。雨粒で土はぼっこぼこでした。あ〜あ。なんか対策せねば。

 小雨の中出かけたら、すっかり冷え切ってしまい、家に着いたらくしゃみの連発!風邪ひいたかも〜。

朝顔の芽
2005年5月16日(月)

 種を蒔いたとたん5月とは思えないほど寒くなる東京・・。雨でボコボコにされた朝顔も、なんとか芽を出しました。
 種には二種類あって、普通とはちょっと違う大きめの種のほうが発芽。みるみる双葉を開きましたが、見慣れた朝顔とはちょっと違うキャベツのような黄緑色のヒダっぽい葉っぱです。
 実家にメールして聞いてみたら、昔父が買った大輪朝顔だと思うとのことです。普通の朝顔しか考えてなかったので育てられるかな〜。ともかく楽しみです。

追悼、高田渡
2005年5月18日(水)

 先日、高田渡が亡くなってたことを知りました。
 顔だけ見ればかなりの年に見えるけど、まだ56歳だったのだそうな。
 ちゃんと聞いたことはなくて、ベルウッドレーベルのベストCD二枚組がうちにあり、それで聴いてたのですが、その風貌と雰囲気は印象的で、おじさん好きな私は要チェックしてたのでした。
 久しぶりにTVで見たのは去年のNHKBSでやっていたアンドレ・カンドレこと井上陽水の特集で、やっぱり酒を飲んでいましたっけ。
 もうだいぶ前ですが、TV東京の深夜番組で、鈴木慶一がバンドを結成し、そこに高田さんも参加してました。やっぱりそのときも酒を飲んでいたっけ。
 今回ネットで調べてみたら「タカダワタル的」というドキュメンタリー映画が去年から各地で上映されていたらしい。
 歌自体は、私は「自転車に乗って」くらいしかちゃんと聴いてないけど、これには惚れ込んでいました。きちんと他の作品も聴いてみたいものです。
 中にヴァン・ダイク・パークスが参加したアルバムもあるとのことで、バン・ダイクって名前は、はっぴいえんどの「さよならアメリカさよならニッポン」で知ってましたが詳しくは知らず、いろいろこの辺の人たちと関わりがあったんだな、と思うと、聴いてみたくなりました。
 音楽は受け継がれ、聴き継がれていくものですね。冥福を祈りたいと思います。

ミャウリンガル
2005年6月8日(水)

 6月10日は、時の記念日。猫のときこの20歳の記念日です。
 うちに来たのが6月10日だったってことで、誕生日ではないのですが、明らかに子猫状態だったので、年齢的には確かに20歳になります。
 それを記念してヒマなので企画しました「20歳記念パーティー♪」を。日帰りで実家に帰って、ときこを上座に家族で寿司でも、と思ってます。ときこには「モンプチ」を奮発。
 あと、「ミャウリンガル」を購入してしまった。ビックカメラで見たら8000円もしたのでビックリ。結局、通販で探して2000円ほどでget。20年目にして言葉を通訳する意味はあるのか?!と思いつつ、おもしろいのでつい。ちょっと楽しみ。

 今年の花見に行った時に買ったムルチコーレは、我が家のベランダで黄色い可愛い花を咲かせています。朝顔は成長遅くまだツルも伸びません。種から蒔いたコスモスはスクスク成長して密集ジャングル状態。植え替えが必要です。
ムルチコーレ

「ときこ20歳記念パーティ」
2005年6月11日(土)

 6月10日は時の記念日。猫のときこが我が家へ来た記念日です。今年はなんと20周年。20歳になりました。
 久しぶりに私も実家へ帰り、妹夫婦も子供連れで参加。みんなでお祝いです。
 しかし、当のときこは寝ぼけていつものように「ボー」っとしたまま。かまわず写真を撮りまくる私。
 いつもオシッコのニオイで臭いので、なんと今日は父がときこを洗ったのだそうで、少し湿ってましたがニオイはOKでした。消臭剤を探したけど見つからず身体拭き用のウェットティッシュを買っていったのだけど不要でなにより。
 みんなで寿司を食べ、ときこはモンプチとペット用(高齢用)ミルク。ミャウリンガルを差し出すも、ときこは一言も鳴いてくれなかった〜!仕方ないので、妹の子供(7ヶ月)に向けて翻訳したりして・・。
 名前入りのケーキもお相伴。しかし、20歳・・すごいものですねぇ。

 久々の実家は居間が床暖房になっててビックリ、しかしこの床、ときこのオシッコがシミになってしまうとかで、ときこは外に寝かされてました。もう、座っただけでオシッコが出てしまうのだそうな。高齢猫は大変です。

 でも食欲あるし、普通に歩けるし、まだまだ元気です。

「姑獲鳥の夏」
2005年6月21日(火)

 姑獲鳥の夏が映画化ってことで調べてみました。
 イメージ・・京極堂はそんなもんかなぁ。永瀬くんが関口さんなのかぁ〜。えっ、木場修は違うっ。知世ちゃんはピッタリね♪二役かぁ。でも、濡れ場はどーなるのかしら。阿部寛は文句なし。いしだあゆみ、うーん、なるほど。
 ま、そんな感じです。怖いの苦手なのできっと見に行かないと思いますが、とうとうあの京極堂が映画化となれば楽しみですね。しかし面白いところは京極堂のうんちく話なんで、映画ではそれは堪能できないことでしょう。

 母からメール。
 「ときこ(猫)は元気だけど、ミャウリンガルでやると『病院へ連れていけ』と出る」だそうな。一瞬笑ったがまじかも!? ホントだったらすごい、ミャウリンガル。

映画「姑獲鳥の夏」公式サイト

私の猫がいない日々
2005年6月28日(火)

 住んでるところはペット禁止。猫はもちろん金魚も飼えません。猫がいなくて生きていけるか不安でしたが、なんとか暮らしています。
 それでも、ときどき「あー、猫がいれば・・!」と思い、ししゃもを食べながらもつい、実家にいるときこ(猫)が寄ってくる錯覚を憶えたり、部屋の隅のふとした陰にときこがいるような気がしたり・・。
 野良猫を見つけては見るだけで満足するしかなく、なでることも肉球をふにふにすることもできない・・。そう、肉球。やっぱり猫の醍醐味は肉球でしょう!と思い立ち、今日は肉球作りをしました。
 あり合わせのフェルトで作ったんですが、いや〜、我ながら雰囲気出てるわー、と感心したりして。かなり満足です。しばらくこれをぷにぷにしてココロなぐさめよ〜と思います。

ときこの肉球を思い出しながら製作しました。

朝顔
2005年7月8日(金)

 大輪朝顔(というウワサ)の、つぼみができたかな?
 本当に、ツルは伸びませんでした。せっかく螺旋に絡ませようと計画練っていたのにな〜。さて、どんな花が咲いてくれるやら。


H.A.S
2005年7月9日(土)

 2004年にバルセロナでやったテクノイベント「ソナー2004」に出たH.A.SのライブをBS朝日で観ました。H.A.Sはヒューマン・オーディオ・スポンジの略で、スポンジのように音楽を吸収してるイメージです。スケッチショウの細野さん、幸宏さんに、プラス坂本龍一。しかし、これはYMOではなく、新しい音です。やっぱりいいな〜。この音。響き、メロディ、幸宏さんの声、重なる細野さんの声、坂本龍一のしぐさ、映像、ビジュアル・・。曲のイントロ、一音で胸が高鳴り、視界が広がる感じがして、懐かしい音を聴くようにせつなくなるサウンド。また、スケッチショウのCDを出してきて聴こうっと!

夏のコスモス
2005年7月16日(土)

 梅雨明けも秒読み?我が家は風が抜けないので、常に29度はあり暑いです。
 ベランダではコスモスが咲き乱れています。大きな花が咲きました。夏でも咲くんですねぇ。キレイキレイ。

コスモスに虫
2005年7月20日(水)

 数日前にコスモスに青虫がついているのを発見。イモ虫は葉っぱそっくりの色で小さいし一見まったく気が付かない。気が付いてみると数匹いる・・・。5匹はいるようだ・・。しかし、コワイ・・。取ることもできず、そのうち蝶ちょになって飛んで行ってくれるだろうと放置することに。しかし、翌日翌々日と見て行くうちに大きくなってる。しかも、葉っぱを食っている。そして下には黒いフンがポツポツと・・。
 とうとう花を食ってる姿を見て、これは取らねばなるまいと思った。しかし、やっぱ気持ち悪い〜〜ので、頼んでダンナに取ってもらった。
 私は物陰で見てたのだが、割り箸で意外に悪戦苦闘してる様子。一匹一匹つぶさないように取っては木のあるベランダの下に落とす動作はいつまでも続く。
 結局、10匹以上はいたようです。そのうちサナギだらけになるとこだった・・。

あらかた食われた無残な花の様子。

朝顔の花が咲く
2005年7月22日(金)

 とうとう朝顔の花が咲きました。たしかに大輪。真っ白で、大きい花びらを重そうに広げていた。一部裂けているのか?切れ目があります。昼にはもう閉じて頭を重そうに思いっきり下げていました。

5:30a.m.撮影

読書の夏
2005年7月27日(水)

 ベランダはものすごい暑さ。暑いというより熱い。花の水やり用のペットボトルに入れた水が熱湯になっています。怖ろしいことです。そんなんで部屋に閉じこもり読書の日々。

 有吉佐和子「母子変容」上下を読了。母は新劇の大女優。幼いときに手放した娘がいきなり映画スタアになり目の前に現れる。そして同じ男を愛してしまった・・。という映画のような話。なにしろ作品紹介にすでにラストである人物が事故死することが書いてある。なのであまりハラハラすることもなく読み終わってしまった。娘の若さに嫉妬する母の気持ちのほうが、娘の俗っぽい行動や考え方より共感してしまったのは私の年のせいか? それにしてもプロデューサーの男には腹が立つ。有吉佐和子の小説は、「華岡青洲の妻」「恍惚の人」「複合汚染」「悪女について」「開演ベルは華やかに」の順に好きです。

 松本清張「天才画の女」は殺人のない推理仕立てで終わり方もちょっと面白かった。「点と線」「状況曲線」と読みましたが、昔「砂の器」を読んだときも思ったけど、かなり強引な筋立てで、推理も偶然がかなり不自然。松本清張の自伝になる「半生の記」が、一番面白く感じました。意外にも本や小説に関わる話はほとんどなかった。

 しかし、我ながら古い小説の読みすぎで、感覚が古臭くなってきたような・・? まぁ、明治時代に浸るよりはマシかも。

花火大会
2005年8月6日(土)

 休日にダンナの実家に行く。お土産は自家製プリン。ちょっとカラメルが固まってしまったが好評でした。いつもの大雑把な計量と作り方ではなく、ちゃんとレシピ見ながら作ったからでしょう。お菓子作りに横着は禁物。分かっちゃいるけどいつもは横着。
 夕食後、近くで花火大会があるので散歩がてら出かける。カメラを持っていくもやはり花火は難しい。家の前は交通規制。「ドドンドン」とはじける花火は一瞬前日に見た広島の原爆特番のTVを思い出す。しかし周囲は平和そのもの。昼から場所取りしてた人たちはシートでのんびり観賞してる。イカれた若者は少数。浴衣姿もあったが都内ほど乱れた着方ではないので一安心。
 暑さに汗をかきながらもよく見れそうなところを沼沿いに歩く。結局、実家前の坂の上が一番よく見えたかも!?ま、いろんな人がいる中で掛け声と共に見る花火は久しぶりだし臨場感あってよかったです。

沼の上なので水上花火が変わってて面白かった。

朝顔その3
2005年8月10日(水)

 白い大輪朝顔は一日でしぼんでしまうことが判明。それでも毎日のように代わる代わる咲くのでわりと楽しめます。大きすぎるせいかキレイな姿で咲くのは難しいらしく、一部が裂けていたりヨレヨレだったりしますが、先日キレイに咲いたところがやっと撮れました。
 さて、種ができればいいけど。

マンガな真夏
2005年8月14日(日)

 ここのとこマンガをよく読む。
 岡野玲子「陰陽師」12巻がいつの間にか発売されていた。最終巻だと思ったらまだ続くのね。心揺さぶられた11巻は厚くて重く、読み応えも満点以上!心待ちにした12巻は、穏やかに始まりました。意外にも親バカな晴明が可笑しい。何やらほのぼのしてきましたが、とうとう最後の戦いか?13巻、とうとう完結らしい。すでに夢枕獏の原作を遠く離れ、独自の岡野ワールド全開。楽しみに待つことにします。

 「月館の殺人」上、佐々木倫子。初の原作付きマンガ。あのヘンテコなテンポが原作付きで味わえるのか不安でしたが、やはりイマイチのびのびしたヘンテコさがなくて残念。ミステリーなのに上巻だけ買うのはためらわれたが、まぁ、大人ですし待てるでしょうと考え購入。うん、待てそう。

 昔のマンガですが「メッシュ」1〜4巻、萩尾望都。昔マンガオタクだった私は全集を買い揃えていたのですが、お金が足りず、とうとう「メッシュ」シリーズだけ手を出せずにいました。念願のこの作品を読んで少女マンガよりは少し大人向けな感じの、ベタベタした感じのないシリーズモノでちょっと意外。もっとドロドロしたのを想像してたのだけど違った。やはり萩尾望都ってスゴイと思う。マンガとして描いてながら人間の精神の深いところをサラッと描写している。やっぱり手放せられないんです、この人のマンガ。実家にごっそり残ってます。

 今市子の「百鬼夜行抄」も新刊が出ました。これは姉が購入。待ちに待ってる「楽園まであともうちょっと」3巻は私が購入予定。姉妹でマンガを貸し借りする我が家。メール件名は「まんが」ばっかりな姉妹です。あぁ、早く読みた〜い。

実家無人
2005年8月22日(月)

 父がまた腸閉塞で入院。お盆の間、入院していました。(今もまだ入院中)父の食事の面倒を見ないでもよくなったからか、母はひとりで自分の実家にお盆の間行っていた。(そこでも結局、独居老人してる伯母の面倒をみるわけだが)で、実家にいる甥っ子はボーイスカウトのキャンプへ。ひとりの姉が気になってメールしてみたら「今日は夜勤。家には今は魚と猫と蛙だけ」という返事。うーん、うちは動物園か。ちなみに魚(海水魚&熱帯魚)は父の趣味、蛙は姉の趣味。

 今度は甥っ子が亀を拾ってきたとのこと。ジョギング中に道を歩いてるのを見つけたのだとか。それも飼い始めたようで、今度、父の見舞いがてら実家に行きますが、家の中は一体どうなってることやら。楽しみ・・?

蛙と亀
2005年9月2日(金)

 実家に帰った翌日父は退院。何しろ物が食べられなかったのでとてつもなく痩せてしまった。しかし、母のおしゃべりに悪態をつく元気はあるので大丈夫でしょう。

 さて、ひさびさの実家には変なペットが増えていた。姉の趣味のカエルは、妹が嫁ぎ先の田んぼから捕まえてきたもののようです。つやつやした黄緑色のカエルは3匹いて、大きな水槽に入っていた。姉が取り出して見せてくれたのだが、外に出したとたんものすごい跳躍力で家の中を跳びまくり、慣れない私はソファの上に避難。姉は昔からカエルや赤腹イモリが好きでそういうものを見ると心が和むようなのです。わからん・・。エサのハエを集めてはキャーキャー言いながら水槽に入れて食べるところを観察してました。もうイイ年の立派なオバサンなのですが・・。

 その息子の甥っ子弟は亀を拾ってきたということで、これまた大きな水槽に、甥っ子の見立てだという可愛い素焼きのツボのような物と、甲羅干しの場所のレンガが入れてありました。亀はミドリガメというような可愛いものではなく、目が感じ悪くて黒っぽく体長は20cmほどありました。ひたすらバタバタと水の中を動いていて落ち着かない。これもよく分からない趣味です。一応、中3で受験生なのですが大丈夫なのか?

 新たな闖入者を迎え、20歳の大先輩ペットときこ(猫)は、最初は驚いて狙いを定め注視していた、とのことですが、その後はあまり気にしない様子。見ないようにしているのか、目の前に連れていっても知らんぷりでした。

「カエルと亀」

返却日
2005年9月6日(火)

 図書館の返却日が近づいてくると忙しい。気に入ったCDを取り込み、読み終わらない本をあわてて読む。図書館の近くにはレンタルビデオ店もあるので借りたDVDも見てしまわねばならない。その間、マンガも発売される。いっぺんにいろいろ読んだり見たりすると、頭でいろんな世界がごちゃ混ぜになってしまうのが困りもの。

 今市子のマンガ「百鬼夜行抄」13巻は近くの本屋には売っておらず仕方なく通販で購入。一緒に「楽園まであともうちょっと」3巻も購入。同じ作者なのに違うシリーズなので同時に読んでしまうと混乱する。「楽園〜」のほうは完結。「百鬼夜行抄」とは全然違う、大人のオトコとオトコの恋愛モノ。待ちに待っただけあって最高に可笑しく面白かった!

 そんな中、図書館でふと借りてしまった大江健三郎の「燃え上がる緑の木」シリーズ。やっと先ほど3部作を読み終わりました。独特の文体で噂通りの読みにくさ。しかし初めて大江作品を読み通すことができて達成感でいっぱいです。ということだけで感想などはまだ形にならない感じ。ともかく、まだ他にもこのシリーズの本があるとのことでそれも読まなくてはいけないことが判明。まだまだ気が抜けません・・。

「キャスティング・ディレクター」
2005年9月8日(木)

 ●「キャスティング・ディレクター」出演:ショーン・ペン、ロビン・ライト・ペン、ケヴィン・スペイシー、アンナ・パキン

 やたらとしゃべりまくってる映画だった。これがハリウッドのキャスティングディレクターたちの姿?酒やクスリでラリりながら夜通ししょーもない話をする。自分の彼女と寝てしまった友人との友情を優先するか、彼女を取るか。結局、変わらず友人として付き合って彼女とよりを戻しても、いつまでも彼女と友人の仲を疑ってしまうのだ。自分に自信がないため、彼女は実は自分など愛してなくて友人のほうに惹かれているのではないか?などと考えてしまい彼女を信じられずつまらないことから口喧嘩。その言い分はすでに病的なのは性格のせいかドラッグのせいか。皆がバカにするいかにも挙動不審な男を友人としてるのも自分より下の男がいると安心したいから? 不器用なその友人は紹介された娼婦とドライブ中、女を車から突き落とし、不可解なまま事故とも自殺ともとれる死に方をする。生きてることも愛されてることも実感として感じることができず、もがくように苦しむ男をショーン・ペンが演じ、恋人役には実生活での伴侶ロビン・ライト・ペン。やけにクールなケヴィン・スペイシー。大人になったアンナ・パキン。娼婦役という汚れ役を演じるメグ・ライアン。何気に豪華キャストだけど内容はドラマチックでもストーリーが凝ってるわけでもありません。それでもショーン・ペン演じる男の苦しみは理解できた気がする。他の俳優陣もしっくりくる演技で無駄がない感じでよかったです。 

残暑も終わり?
2005年9月17日(土)

 やっと涼しくなってきました。今日は冷房無しで窓からの風は肌寒いくらい。我が家の部屋は夏の間暑くてほぼ冷房かけっぱなしでした。身体に悪いよなぁ〜、と思っても、夜になっても暑くて風はまったく通らないしやむをえない感じでした。
 ところで、外にもあまり出ず、ずっとゴロゴロ過ごしてたので、おなか周りやフトモモ周りが・・。今まで生きてきて一番の出っ腹具合じゃないかと思います。夏に太ってどうする! 涼しくなったら少し身体を動かすようにする、と口では言ってるけど長年の運動嫌いは半端じゃなかったから実行するかどうかは火を見るより明らか。食欲の秋ともなれば体重の増え方も加速度を増しそうで本気でマズイんですが・・。来週は、山梨の湯村温泉に一泊旅行の予定。3年位前にも泊まった宿で、とにかく食事が美味しかったところ。思えばあの旅行で食べきれないほどの食事を美味しくて残せないからと無理やり食べたのが腹が出てくるきっかけになったような。ちょっと恨めしい宿ながら、温泉もよかったしキレイで落ち着ける宿だったので再び行くことになりました。ワインも楽しみ♪

山梨旅行
2005年9月22日(木)

 山梨は甲府の湯村温泉に一泊してきました。
 いつもながらの曇天の中、山梨方面へ。ほんとにいつも旅行は曇りなのでイヤになってしまう。。まぁ、今回は景色が目当てでもないのでどうでもいいけど・・。

 サービスエリアでそばの昼食を摂り、そのまま真っ直ぐ甲府へ。通りすがった甲斐善光寺に寄る。あんまり大きな観光場所でもないのでわりと地味。さびれた感じの建物が余計にリアルで、屋根の飾りの木彫りの龍や裏から肉球が見える獅子も年季が入った感じでよかった。しかししばらくするとオババがいっぱいの団体がやってきて逃げ出す。

 その後、武田信玄ゆかりの武田神社へ。ここは観光地化しててたいしたことなかった。しばらくすると今度はオヤジの団体がやってきたので逃げ出す。そばのお土産やさんで巨峰ソフトを食べる。甘すぎずうまかった。

 宿はリピーター。車が着いたとたん従業員の方たちが駆けつけて来ての歓迎でさすが!皆さん笑顔が張り付いてます。掃除も行き届いてキレイな旅館です。
 さっそく温泉へ。ドアを開けるとトンボを追い回してる裸のおばあさんにビックリ。露天も繋がってるので脱衣所まで入ってしまったのだそうな。
 温度は熱すぎずぬるすぎず。のんびり浸かっていると若いコに話しかけられた。友達二人で東京から行き当たりばったりで来たそうで、立ち寄り湯のようでした。しゃべっていたらついつい長湯。
 次はお目当ての夕食。ウワサには聞いていたが、やはり板前さんが変わっていた。前食べた凝りに凝った食べきれないほどの大量の創作料理とはちょっとグレードが落ちた感じですが、お腹もほどよく満足でした。

 翌日は初体験のぶどう狩りへ。システムがよく解らないので言われるまま食べ放題プランにしたら、ぶどうはすべてデカイ巨峰とかだし、二房も食べればお腹いっぱい!それでも摘みたてのぶどうは野性味溢れて美味しかった。ここから何人かにお土産のぶどうを送りました。

 あとはワイン。ワイン屋さんに行くと、山のように甲州産のワインがあり目が回ってしまった。思わず一升瓶を買いそうになりましたが持ち歩きに不便なので普通ので我慢。お土産用と自分たちの分も含めて購入し、日本酒の地酒も気になるので自宅用に。
 結局買い物に来たのかも。ほうとうやお菓子類のお土産を買い帰路に着いたのでありました。

手芸な日々
2005年10月22日(土)

 最近、麻糸に心惹かれます。
 本を見ながら作ってみました。

「かたつむり」「ボトル入れ」
 

運動な日
2005年10月25日(火)

 しばらく前から火曜日だけ運動をしています。あんまり元気のない人ばかりが集まって一応ジャズダンスの練習。といっても、ほとんどストレッチ。
 数10年、まったく運動をしてない体にはとんでもないカルチャーショックな初日は、一回転するだけで目が回ったり、身体はバキバキ音がする。今回は3回目。しかし全然進歩なく、みんなが付く位置に手がつかなかったり、ひじが付かなかったり。なぜか脚のつま先だけはよく曲がって褒められる。
 今日も脚がつりそうになったり、途中で膝の裏が痛くなったりで必死でした。それでも初日と違って吐きそうになることはなかったかな。なんとかこなしたけど終わったときはフラフラ。よたよたと帰途に着く。それでもケーキ屋さんでハロウィンのかぼちゃプリンを買い、スーパーまで行く気力はなかったけど、八百屋さんでニンジンとゴボウとタマネギとネギを買って帰宅。速攻風呂に浸かってやっと一段落。さて、筋肉痛は明日出るか、明後日出るか。

横浜トリエンナーレ
2005年11月15日(火)

 寒い曇り空の中、この秋初めてマフラーを巻いて、横浜トリエンナーレに行ってきました。トリエンナーレは現代アートのイベント。まったく関心のなかった私ですが誘われたので行ってみることに。
 まずは中華街で食事。平日のお昼より少し前の時間だったせいか、わりとすいてました。飲茶ランチをいただく。それぞれ美味しかったのですが、ザーサイがとても美味しく感じてしまった。杏仁豆腐はちょっと固め。甘くなく杏仁もきつくなくサッパリしてよかった。
 歩いて山下公園方面へ。噴水に鳩がいる〜、と思ったらヤケに白い。かもめでした。噴水のまわりをかもめがブンブン回っている。そのまま海側のほうに出て行くとものすごいかもめの数!「わ〜すごい」と見ていると、どっかのオジサンがいきなり私の腕をつかんでパンの耳を持たせ掲げさせた!すぐさまかもめがそれを取って行く。一体何が起こったのか・・!?自分でも訳が解らずただただ仰天しておりました。おもしろかったけど。

 トリエンナーレは大量の赤と白の小さい三角の旗がはためく下をひたすら歩いて行くと倉庫があり、そこでいろんなアートの空間が広がっていました。鉄のパイプで作られた階段、弾くと音が出る糸が張ってあったり、除くと見えない物が移っているオペラグラス、受信専用の電話ボックス、内臓の中のカフェ、高いところで綱渡りしている小さな動物たち、照明のショー、光るブランコ、とても回りきれない数です。
 私はやはり布のアートに反応。自由な発想ではぎ合わされた布は、パッチワークのような伝統パターンとは違ってとてものびやか。他の作品も、全体的に思ってたよりも押し付けがましくなく、自由で奇天烈過ぎもせず、足が地についたしっかりした空間になってました。
 
 横浜は5年ぶりくらいだけど、旅気分も味わえてよかった。また行こうっと。

DVD3本
2005年11月17日(木)

 近所のレンタルビデオ屋さんが閉店することになり、すべて100円均一だというので行って3本借りて今週観てました。ほとんどお目当ての物は残ってるわけないので古めでDVDとして新しく入荷されてた物を借りました。

 「乙女座殺人事件」は、ケヴィン・クライン、ハーベイ・カイテル、スーザン・サランドン、とメチャメチャ私好みの名優ばかし出てるのでうっかり楽しみにしてしまったが、15年ほど前の作品で、出てくるコンピューターはNECの98シリーズか?当時の最新PCに悲哀。必然性のない推理で、シリアス映画かと途中まで思ってしまったけど、どうやらコメディB級映画だったようです。その気の抜け方は100円の価値はあったかも。

 「ミラーズ・クロッシング」コーエン兄弟の映画。ギャング映画は苦手なのですが、映像美を期待して観る。帽子が風に飛ばされていく様子なんていかにもな感じですが、全体的にこれ見よがしな視覚のマジックはなかったような気がする。そのせいか静かなイメージでカッコよかった。トムは結局すべて計算して行動してたのでしょうか?それとも立ち回りのうまいズルイ奴だったのでしょうか。警察署長やボスたちの人柄が味があってよかった。

 「ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう」ハリウッド映画がイヤになるとウディ・アレンが見たくなる。で物色してたらこれがDVDであったので思わず借りてしまった。噂には聞いていたが、しょーもない下ネタばかり。7つのストーリーが入っててコントのようです。やっぱり笑えるのは脳からの指令で精子が出動するまでの話。おバカ過ぎて最高でした。

「陰陽師」完結
2005年11月26日(土)

 岡野玲子の「陰陽師」13巻がいつの間にか出ていてあわてて購入。しかし、とうとう完結らしい。その厚みと重さ、そして完結という一大事に読む手も震える。もったいなくて一辺に読めず、数日とって置いて今日読み終わりました。
 最終巻「太陽」。パソコンで描かれたらしい幻想的な画。クライマックスらしく2ページぶち抜きで描かれる壮大なイメージ。リンクするエジプトが更に壮大さを増します。とにかく胸に迫り、言葉の意味は難しく不明なところは多いのですが、いてもたってもいられない気持ちにさせられます。晴明の魂、真葛の愛、博雅の純粋さ(眼がイイ!)まさにクライマックス。マンガを読んでこんな気持ちになったのは久々。やっぱり、岡野玲子ってすごーい!(「ファンシィ・ダンス」も最高。)大満足の完結でした。

 IMEもいつの間にか『陰陽師』が変換できるようになっていた。前は『いんようし』で出していたのになー。

そろそろ寿命?
2005年12月4日(日)

 実家から電話があり、ときこ(猫)の様子がおかしいとのこと。実は数週間前に実家に帰ったときにも、その老いぼれぶりにびっくりしてたのですが、いよいよそろそろなのかな〜、という感じ。冬毛になってるハズなのに痩せて見えるし毛並みも悪く、鼻ミズやらミルクやらで顔中グチャグチャ。抱きあげると紙のように軽いのです。
 母の電話によると、食欲はあるようなのにご飯を食べられない、少しでも食べると口の中に引っかかるらしく手で口の周りをかきむしるのだそう。どうやら長年患ってた歯周炎に加え、口内炎でもできて痛くてたまらないようです。口の周りは爪で傷ついて、痩せてしまったのだそうな。

 もう20歳6ヶ月だからなぁ〜。人間の年齢でいうと98歳くらい。それでも見た目は若い頃と変わらなかったけど、今回見たら明らかに年を取ってる感じがしました。いよいよかな・・。
 食べられないとしたら、少しずつどうしても弱っていってしまうでしょう。一応、高カロリーの流動食を教えておいたけど、どうしているやら。もう充分生きてくれたと思うので、あとはただ痛かったり苦しんだりせずに、安らかな余生を過ごさせてあげたいものです。

↓ 口のまわりが鼻ミズとミルク!

↓ それでも食事時にはイキイキしていた。

ときこ、昇天。
2005年12月11日(日)

 今日の夜、8時20分、ときこ(猫)が息を引き取ったそうです。
 実家の両親と姉が看取ってくれました。
 看護師をしてる姉が、キレイに身を清めてくれたそうです。
 20歳と6ヶ月。がんばってくれました。
 長い間、ありがとう、ときこ。
 お花でいっぱいにしてあげたい。
 母が約束してくれました。
 

お墓参り
2006年1月6日(金)

 お正月。実家に帰り、ときこの墓参りをしてきました。
 お墓・・といっても埋葬した場所ってことで、ときこはうちの畑がある山の中に家族の手で埋葬されました。もちろん私は立ち会ってないのですが、甥っ子と両親がやってくれて、そこは小さな梅の木の根元でした。ペットボトルに入った水と、お花が少し。そこでお線香をあげて手を合わせて冥福を祈ってきました。本当に、感謝の気持ち。
 畑なのでついでに大根と白菜を収穫し、いただいてきました。両親の趣味で始めた畑ですが親は夢中で、ちょくちょく行くのでときこも寂しくないでしょう。
 甥っ子(中3)は生まれたときからすでに家にはときこがいたし、可愛がっていたのでやはり寂しかったようです。埋葬するとき、自分で尻尾の毛をハサミで少し切り、財布に入れて持ち歩いているのだそうです。なので少し毛を分けてもらってきました。ふわふわしたその触感に哀しみがまた少し沸いてきましたが、臨終のときの話をきいて、苦しむこともなかったようだし、家族でときこの思い出話をしたりして心の整理もついていたので、私もそっとティッシュに包んだ毛を財布に入れて、大事に持って帰ってきました。