2023年度クリーンハイク報告 京都府勤労者山岳連盟 | |||||
会名 | 実施日 | 山域山名 | 参 加 者 数 | ゴミ重量㎏(可燃ゴミ、不燃ゴミ) | 登山道の状況、特記事項 |
右京労山 | 6/4 | 西山 | 18名(うち会員外1名) | 8袋23.5㎏(可燃2袋8㎏,不燃6袋15.5㎏) | 沢ノ池上北端広場(駐車場)北側の露地にキャンパーが残したと思われる空き缶、瓶が散乱。駐車場で廃材を燃やした跡、大量の釘(5㎏)を採取。 |
洛中労山 | 6/4 | 大文字山 | 14名 | 1袋6.5㎏(可燃) | 登山道では休憩ポイントにゴミが多い。山頂ではビニールやガラス等の小片が無数に埋まっていた。山頂北斜面に風に飛ばされたのかビニール袋等のゴミが散乱。大山出城跡からの下山路に大きなビニールが埋まっておりできる限り撤去。新しく林道ができ倒木はほぼ整理されていた。ゴミは少ない印象だが、よく見るとやはり落ちている。行き交う登山者から労を労う声がかかりアピールの必要性が感じられた。 |
乙訓山の会 | 6/4 | 愛宕山①清滝・首なし地蔵・ツツジ尾根・JR保津峡駅 | 15名 | 9袋16㎏(可燃4袋6㎏、不燃5袋10㎏) | 特になし |
愛宕山②清滝・落合橋・小倉山・嵐山 | 10名 | ||||
左京労山 | 6/4 | 瓜生山・比叡山 | 14名(うち会員外2名、子供1名) | 2袋6.5㎏(可燃) | 不法投棄無し、崩壊場所=ロープあり。昨年度崖が崩れて危険な状態であった所が、補強され通りやすく整備されていた。近年の傾向として新しいゴミはほぼなく、過去のレジ袋、昔の作業後のトタン板、ペットB等、麓に多い。また多くが休憩する水飲対陣に古いゴミが地中に埋もれて多数。 |
WAO亀岡 | 6/4 | 三郎ヶ岳 | 15名(うち会員外1名) | 2袋5.3㎏(不燃物) | 台風の影響を受けて木が倒れていた。 |
明峯労山 | 6/4 | 北山瓢箪崩山 | 28名 | 1袋4㎏(可燃) | 数年前に同じコースで実施した際には、林道に多くのゴミや泰や等が捨てられていたが、今回は殆ど無く驚いた。 |
舞鶴労山 | 5/28 | 青葉山 | 4名(うち会員外3名) | 1袋10㎏(不燃) | 海上教育隊や海上保安学校の学生が訓練の為、登るので、近年ゴミが減少していた。(登山客のマナーも良くなってきている) |
田辺山友会 | 5/28 | 甘南備山 |
35名(うち会員外10名) | 5袋11㎏(可燃2袋5㎏、不燃3袋6㎏) | 多かったのはペットボトル容器。1カ所不法投棄ゴミと思われる、TVや冷蔵庫などが有り、今回は未回収。クリーンハイクの後に芝生広場で応急手当・ロープワークの講習を実施。その後春のふれあいの集いとして会食を行う。 |
丹波労山 | 6/4中止 | (親不知)中止 | 地域行事で会員が集まらず中止 | ||
やましな山の会 | 6/4 | 醍醐3コース | 30名(うち会員外2名) | 6袋13.6㎏(可燃5袋8.1㎏、不燃1袋5.5㎏) | 桜ノ馬場キャンプの後のアミなどのゴミ多い。目隠しをして簡易トイレ川沿いで行った。 |
西山HC *京都市ゴミ回収依頼は⑧コースのみ (南春日町バス停南側NTT施設東側) |
6/4 | ①光明寺東の儀仗池・放生池周辺 | 17名(うち会員外1名) | 2袋7㎏(可燃1袋2㎏、不燃1袋7㎏) | 光明寺周辺への道は草刈りもされてきれいに整備さrていた。2日目の大雨の影響少なく道は乾き歩きやすかった。 |
②小倉神社・天王山・酒解神社・竹の径・桜の広場 | 9名 | 1袋1㎏(可燃) | 倒木はあるが通行には殆ど影響ない。ゴミは大変少なく登山者マナーの向上でもあると思われる。桜の広場にすでにたくさんのゴミ袋が出されていたのは他団体のクリーンハイクでしょうか? | ||
③光明寺・野山三角点・西山キャンプ場・放生池 | 7名(うち会員外1名) | 2袋4.5㎏(可燃1袋3㎏、不燃1袋1.5㎏) | キャンプ場に下る山道で家電等あり(以前からあり)。 | ||
④椎尾神社・サントリー山・天王山・桜の広場 | 19名 | 2袋6㎏(可燃1袋3㎏、不燃1袋3㎏) | 天王山山頂にて登山用のカッパ忘れ物あり、西山天王山前の警察に届ける。不燃ゴミに20Lのポリタンク含む。 | ||
⑤水無瀬の滝・十方山・小倉神社 | 8名 | 1袋0.5㎏(不燃) | 不法投棄なし、登山道の倒木崩壊なし。水無瀬の滝近くの舗装路②たばこの吸い殻沢山あり、十方山。小倉山迄の登山路は殆どゴミなし。花摘みトイレ後の紙が気になった。 | ||
⑥善峯寺・京青の道・西山キャンプ場・西代里山公園 | 7名(うち会員外2名) | 3袋6.5㎏(可燃1袋1㎏、不燃2袋5.5㎏) | 休憩所周辺にゴミ多いが、昨年より減っている。車道と並行するハイキング道周辺は空き缶ペットB、飴包み紙が散見。大沢峠に通じる西山古道傍らに崩壊が進んでいる小屋あり(写真添付あり)、周辺に放棄物散乱。ゴミの内訳:リサイクル可能な缶ペットB1.5㎏、汚れ傷み酷くリサイクル不能な缶ペットB含む不燃 4㎏。 | ||
⑦西代里山公園・立石橋・天王山登山口・金が原口 | 6名 | 3袋2㎏(可燃2袋1.5㎏、不燃小1袋0.5㎏) | 特になし | ||
⑧大暑山・小塩山 | 8名(うち会員外1名) | 3袋5.5㎏(可燃) | 特になし | ||
山城山の会 | 中止 | (山背古道)中止 | 先日の会の総会にてクリーンは中止するとの結論に至る。理由①山背古道は地域の方の努力がありきれいに整備されていること、ゴミが多い所は車道と合流している部分であること。②近年ハイカーの意識が向上し山中のゴミが減り綺麗になっていること、これは地元の方々の整備活動合ってのこと。③当会は半日のみの取り組みとして計画実施されてきた経過があり、担当としてこの条件で適切は山探しを行ったが結局は山背古道が適当ということで実施してきた。④会としてのクリーンハイクは中止になったが個人のクリーンハイクや会員の地元の山の整備活動への参加は今後も継続する。 | ||
福知山山の会 | 6/4 | 烏ヶ岳 | 13名(うち子供1名) | 5袋20㎏(可燃1袋4㎏、不燃4袋16㎏) | 古いゴミが多い、下草がなくなると浮き上がってくる。 |
舞鶴山遊会 | 6/4 | 由良ヶ岳 | 26名(うち会員外8名) | 11袋3.4㎏(可燃3袋0.13㎏、不燃8袋3.27㎏) | 上漆原、丹後由良駅共に双耳峰の鞍部分岐までは登記されたゴミは見当たらない。由良駅コースにおいて、林業と山の会の標識の割れたプラスティックが散見された、ゴミは保母東峰西峰の頂上部分に多く、缶の屑、プラスティックゴミ、ビニールと紙類が見られた。大きなものは瓶、ペットB。砕けたガラス片も多い。登山に支障のある倒木は見られず、早春から関係者や保全の方々の整備が行われたと感じられた。ササ枯れや食害については、以前あった植物が見られなくなる状況はあるとのこと。丹後由良駅から由良ヶ岳に同時に上がられている但馬の山の会の方と頂上で一緒になり、ゴミも回収も協力頂き良いクリーンハイク登山になった。天候や皆様の協力にも感謝の1日となった。 |
らくなん山の会 | 6/4 | 万灯呂山・大焼山 | 20名 | 30㎏(可燃20㎏、不燃10㎏) | 大焼山への登山道、途中の山の斜面はバイクの通行により、掘り削られている箇所が多数あり、バイクの通行規制が必要。ゴミ回収は井手町役場に依頼、了解済み。回収場所は万灯呂山駐車場横。 |
丹後山の会 | 5/27 | 大江山 | 22名 | 13袋110㎏(不燃) | 昨年同じコースで大量の古いゴミを回収したので、今年は少ないかと思われたが、予想外のゴミの量であった。 |
伏見山の会 | 6/4 | 日野山 | 25名(うち会員外1名) | 3袋6㎏(可燃2袋3㎏、不燃1袋3㎏) | 通行不能な倒木はなし。 |
樹の根17組 | 6/4 | 乙訓芝山 | 2名 | 1袋1㎏(可燃) | 飴の袋、マスク、他少々。マスクは捨てたのか、落としたのか、結構落ちていた。 |
Lantan | 6/4 | 小倉山 | 5名(うち会員外2名) | 10袋8㎏ | コース上に2箇所の通行止め(六丁峠と清滝トンネル間、落合橋と保津峡駅間)があり、ルートを変更、ゴミ集積場は清滝に変更。 ①小倉山山頂直下に車のタイヤあり→回収出来ず。②六丁峠から保津峡へ向かう嵐山高雄パークウェイのUピンカーブ(110m付近)に段ボール箱に入ったガラクタやガードレール下(78m付近)にクーラーなど大柄の投棄物多数あり→回収できず。 六丁峠で乙訓山の会のメンバーから、上記2箇所の通行止め情報を得た、京都まち美化の当日担当者携帯にも連絡し、「JR保津峡駅並びに落合橋でのゴミ回収は、道路崩壊で通行止めのため不可」との状況を確認した。その際「ゴミ集積場所は清滝駐車場のゴミ箱周辺へ変更」との指示だったので、急遽ルート変更を行い、六丁峠~落合橋~清滝へ向かう事とした。 |
参加会数 17会 |
実施日 5/28 6/4 |
実施コース数 29コース |
参加者数 379名 |
ゴミ量 可燃ゴミ97.23㎏ 不燃ゴミ212.57㎏ 合計 309.8㎏ |
京都府下や京都市内等、状況は異なるが、倒木は関係者や地域の保全団体の活動により整備されてきている。登山者やハイカーの多いコースの登山道ではゴミの散乱が減っており、登山のマナーが向上していると思われる状況もある。が、途中の休憩ポイントや山頂ではビニールやペットボトル、空き缶、瓶等があり、無数の小片が土に埋まっている状態がよく見られる。またやはり人通りの少ない場所や林道脇に不法投棄があった。またバイクにより山斜面が堀り削られ、通行規制が必要と思われる状況もある。登山マナーは徐々に向上しているが、やはり山にはゴミがあることを再認識し、クリーンハイクが行き交う登山者への自然保護へのアピールにもなることを感じられた。 |