救助隊

2012年度 近畿ブロック搬出訓練

実施日 2012年4月1日(日)
報 告  今年は、岩・尾根コースが道場百丈岩、ハイキングコースが奈良法隆寺と2箇所に分かれての開催であったが、岩・尾根・セルフレスキューが総勢131名の参加、内京都は18名参加。
 ハイキング゙は総勢216名、内京都は34名の参加で、盛況かつ無事故で終了した。

岩班   (百丈岩)
参加者 らくなん(3名)、洛中(2名)、明峯(1名)、左京(1名)、乙訓(2名)、WAO(1名)
福知山(3名)   合計13名
 
報告  岩・尾根・セルフレスキューは、8:00から応急手当を兵庫の女性委員会が担当し、事前準備、まず 事故に遭遇したら落ち着くこと。落ち着くためには深呼吸すると良いこと、および自己の安全を確認して、手当てに当たることを強調した。
手当ての内容は、トマトケチャップ゚で200ccの量を袋に入れて見せて、60kgの体重の人は約5L(8%)の血液があり、そのうち1L(20%)を失うと、危ないとの説明があった。
 デモとしては、足の骨折・頭の切創・腕の切創を想定し、ガーゼ゙による圧迫止血、三角巾による固定を実演した。腕の切創は、ペットボトルのキャップに穴を開けたもので水洗いし、バンドエイド・キズパワーパットでラップする方法が紹介された。
 消毒液は使うと自己再生力が無くなり、治りが遅いとか、後が残ることがあると強調していた。三角巾の無い場合のビニール袋の応用、パンストの応用当も説明された。特に新しい報告は無かった。
 応急手当の後、各班にわかれ搬出の実際を行った。京都隊は15名で、まず引き上げの1/3システムを平地で説明を行い、岩場に移動した。10:30から現地では岩場の搬出ということでリュックに雨具を使用した梱包を説明し、実際に梱包し担がせた。
 組織レスキューのシステムを2班で組ませて確実に出来るように指導した。また、組織レスキュー時の道具が無い場合に個人の装備を使ってシステムを組みたてた。支点の緩み止めにプルージック、オートブロック、タイブロック、グリグリなどを使い システムを組み動きを確認した。
 11:30から斜面の下部に見張りを置き、引き上げ足場にフィックスロープで足場を確保し、システムの構築を行い引き降ろし、引き上げを行った。
 講習生は真剣で、講師も基本は伝わったと強く感じており、充実した講習であった。
 13:30全体の終了の挨拶は無く14:00解散となった。
                             (乙訓 上西)

尾根班  (講習場所;ローソク岩東面)
参加者 1班 大阪11名、兵庫3名、和歌山1名、京都5名(岩根・内野・永田・夏原・西村) 
                                   合計20名(内スタッフ3名)
2班 大阪中級登山学校  12名(内スタッフ 2名)
 
報告  やぐらの前で兵庫県連主催の応急手当デモの後 河原へ移動。負傷者を安全な場所まで移動させる方法として、〇1人で移動させる方法。〇2人で移動させる方法。〇シュリンゲ(三角巾等)を輪にして2人で移動。〇3人での移動。〇ディージーチェーンを2本使いタンカ作成(2列に並べ、間をヌンチャクでつなげる)6人での移動方法。
 続いて「脚を負傷した人を救助に来ました。」と言う設定で、背負い法として新しくザックの中身を出し上下を逆さまにし、担ぐ側の肩になる部分をタオルで巻き。負傷者を乗せディージーチェーンを4本使い、ディージーの中ほどを、両脇の下と両腿の下に通し、脇の下・腿の辺りを個々に、シュリンゲでザックと結びカラビナを架ける@。後ろはディージーの末端4本をカラビナ1ケで架けるA。前はディージーの末端4本に各々カラビナを架け脇からの2本をテープで流動分散しカラビナを架ける。腿からの2本も脇からと同じくカラビナを架け、脇・腿からのカラビナにテープで流動分散しカラビナを架けるB。1本のロープ中ほどを、負傷者のハーネスにシープシャンクで架ける。ゆるみを持たせ、前後に@ABに架ける。
を、教わった。10分の休憩後ローソク岩の東面に上がり、工作班5名・回収班3名で、教わったザックでの搬送を行った。急な岩場が始まる手前で終了。
 西村、回収班を受け持ったが登山道が狭い為、負傷者を担いでいる人を追い越し、戻るのにかなり大変だった。                                                                                   (右京 西村)
感想 今回は尾根コースへ参加しました。平地でザックでの担ぎ法と「パッケージ」というシステム等の説明後、尾根へあがり工作、搬出、回収の3班に分かれて実施。ゆっくり説明してもらいながらであれば分かる&出来ることが「さあ搬出開始」となると全くダメでした。言われたことさえできず、焦ってバタバタして結局フォローしてもらうばかり。それでも繰り返すうちにロープワークや声掛けなど少しはスムーズにいくようになりました。最後にほぼ平地のところで少しだけ担がせてもらいました。次は「確認としての訓練」が出来るよう今回したことを復習して身につけておきたいと思います。
(洛中 内野)

ハイキング班  (奈良県斑鳩町)
担 当 ハイキング委員会
会 場 斑鳩ホール(奈良県)
参加者 京都労山:右京(2)、乙訓(1)、山城(1)、らくなん(2)、洛中(4)、明峯(1)やましな(2)
伏見(2)、WAO亀岡(1)西山(7)、福知山(4)、与謝(1)、舞鶴(2)、田辺(4)
 (14労山34名)
報 告  参加者が想定以上に多く、テキストが足らなくなり奈良県連は始まる前から大変でした。会場が斑鳩ホールと言うこともあってスニーカーでOKでした。

 応急手当では、ストッキングを三角巾の代用にすることが目新しいでした。
 セルフレスキュウでは、合羽を使わないリュック搬送も試みましたが、肩紐に余裕が無く又肩が痛いと言う欠点があり長く担げないので不評でした。従来の合羽を使った搬送を工夫してデモされました。前回無かったエイト結びも講習内容にありました。
 反省のまとめは班から1名が発表され、毎年受ける必要があることを語られました。主催者からは会に持ち帰って再勉強してほしいと締めくくられ終了しました。
 全体の印象では運営にスムーズさを欠いていましたが、参加者に新しい人や若い人が増えているように感じました。良い傾向ではないでしょうか。 
                                          藤原清司(洛中)
<感 想>
 ハイキングの講師が変わり、視点も変わった。ヘリの呼び方やピックアップ場所までの搬出をしたが、ピックアップする場所・適した場所などについても、もっとしっかり伝えて行ったほうが良いと思う。
                                            (ハイキング班、明峯 横井)

 今回は岩初級編に参加しました。基本のロープワークやフィックスに使うロープワークを状況にあわせて教えていただいて、理解が深まりました。実際の現場で、いかにそれらを組み合わせてシステムを作れるか、まだまだこれから経験を重ねる中で身に付けられればと思います。また、教えていただいた自己脱出は、ムンタ―ミュールを使って、仮固定を外すときにスムーズにできました。勉強になりました。
                                              (初級岩班、洛中 宮崎)

 京都の岩班は経験者を対称とした班構成でしたが、若い人が多かったのが印象的でした。
* メインロープとバックアップ2本、計3本のロープを使ったが、バックアップロープに太さの違いが
   あると、伸び方スピードも違う。
* 負傷者と担ぎ手、しっかり固定したつもりでも段々と弛んでくる(不安)
* 担ぎ手は緩斜面で突っ張っているのがしんどかった。少しのテラスがあると両足で立つ事ができ、
   ハーネスが弛んで楽だった。
* 非常時に自分の装備で何ができるのか、応用できることが解って良かった。
                                                    (京都 岩班)


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