救助隊 搬出訓練

実施日 2015年1月18日(日) 天候:晴れ
場 所 大文字山東面捜索・搬出訓練 記録
参加者 連盟     奥西
北部救助隊:太田、川端、森下
救助隊 : 荒井、西村、花折、上西、青山、氏野
役 割 青山、氏野:遭難者。青山は遭難者発見以降は搬出者に変身
太田、荒井:毘沙門入口本部要員
捜索救助A班:花折、奥西、川端
捜索救助B班:上西、西村、森下
経 過
 8:00 遭難者2名山科駅出発
 9:15 遭難者、遭難場所到着。安全確保の上、応急救急処置を施してツエルトを張って救助を待った。
 9:35 捜索班・装備の割り振りを行い無線の確認 432.34HZ 
A・B2班に別れ捜索開始 当初計画は3班で捜索 中継を設ける予定であった
 9:47 A班と分岐この間 本部とB班の連絡が取れず、A班を解して連絡
10:05 遭難者:南の方から「おーい」の声が聞こえた。ホイッスルを鳴らし
て応答したが最初の内は聞こえなかった模様。
10:15 遭難者、B班、共に呼びかけ声、ホイッスルに応答。
10:20 B班が遭難者発見
10:30 B班が遭難者と合流 (B班は尾根の取り付きを探して谷をつめていたが、遭難者をコールするとホイッスルの合図があり確認)
A班に連絡 上西が発見地点を誤って報告  B班 応急手当 搬出の計画
11:00 青山がA班の捜索に向かう
11:40 遭難場所でA班と合流 (合流が遅くなったのは上西がA班に発見地点を間違って報告したため)搬出は遭難者にハーネスを装着しザックとハーネスを連結し担ぐ方法で担ぎ手は懸垂下降 担ぐ位置が低すぎた?非常に重く、脚が地面に当たりうまく下降できず。 ザックのショルダーストラップに棒を入れ遭難者を乗せて担いだが、やはり重く上手く降ろせなかった。最後は本人が片足を付いて懸垂下降を行った。
12:40 平坦地に出る。
13:20 ―13:50 毘沙門門前集合 反省会

反省点
*毘沙門捜索出発時点での捜索方法打ち合わせが不十分。
・遭難の遭難状況が徹底されていない。遭難者は北向きの谷を381mピークに向かっていた。途中から斜面に登り斜面の途中で滑落して救助を要請した。
1. 捜索計画と異なったコースで捜索をしてしまった。【計画と違ったコースを取った】
 ・当初計画では3班でABCD谷の内、BCD谷を詰めて捜索する予定。
 ・毘沙門打ち合わせではA班がB谷とC谷の間の尾根を登り捜索、B班はD谷の東の尾根登り捜索。
  話がいつの間にか違っていた。

*A班は尾根途中で呼びかけやホイッスルを鳴らすことなく黙々と381mピークを目指した。遭難者を探す時は適宜、呼びかけをしたりホイッスルを鳴らす
2. 発見地点の連絡が間違っていた。【現在地の把握が不十分】
 ・A班Q「予定の尾根にいるのか」B班A「そうです。二つ目の送電線を過ぎた所」
 ・実際の発見場所はC谷の二つ目の送電線を過ぎた西斜面の途中。265m地点。
3. 背負いの急斜面下降は負担が大きく、1ピッチ降りるので疲れてしまった。
  【降ろす方法を再考】
4. 特に応急手当でヒザまで固定したので担ぎにくかった。
 ・これまで膝まで固定してある負傷者を背負いで搬出する訓練はしたことがかった。
5. 記録、撮影係りを決めていなかった。
6. B班と本部が連絡の取れなかった時があった。【次回は2メーター設定】
今回は北部救助隊より3名の参加があり共通の目的で訓練ができた。
以上の反省点を救助隊会議で話し合い、是正していく。  以上

青山の思ったこと
*遭難者は声が出せたら適時、呼びかけたりホイッスルを鳴らす。今回はあえて、捜索者の声が聞こえてから応答
  した。声は疲れるのでホイッスルが有効と思う。
*B班の呼びかけ声が聞こえて直ぐに応答したが聞こえなかったみたいである。
  谷の下に向かって何回か応答した後でホイッスルを鳴らした。ホイッスルで応答があった。声よりホイッスルの方
  が良いのかな。その昔、やましなで捜索訓練をした時はホイッスルより声の方が早く聞こえた。どうやら声とホイッ
  スルは地形で違うみたいである。
*この時にA班は尾根を登っている途中であったがこれらの呼びかけ声やホイッスルは聞こえていない。斜面があ
  ると声やホイッスルは聞こえないみたいである。
*一度、山の中で人員を配置して声やホイッスルがどこまで聞こえるか試して見るのも良いと思う。地形、天候、
  年令、男女、個人差があると思う。ただし高齢になると高い周波数が聞こえなくなるのでこれもどれ位違うか試し
  てみたい。
*今回、私一人でA班の捜索に向かったが2人で行くべきだった。ミイラ取りがミイラになってしまう。
*山の中で現在地点の把握とそれを口にして自分がどこにいるのか他に人に知らせるのが難しいのか良く分かった。
*山の中での合流が難しいことが良く分かった。381mピーク近くでA班と合流 後に尾根を下って遭難現場に戻ろ
  うとしたが下に降りすぎてしまった。捜索のため斜面を登り尾根に出た所で降りる場所の大きな目印を付けておく
  べきだった。
*ヒトココを私と西村さんが持って行ったが私は160m表示で「発見しました」方角もほぼ正確だった。西村さんは
  140m表示で「発見しました」たっだ。どうやらC谷に西村さんが入って来て1本目の送電線を過ぎた当たりで発見
  したみたいである。
  一度「発見しました」が表示した以降はずっと「発見しました」表示で距離も近づいてきた。方向もほぼ合っていた。
  ヒトココは見通しが良くならないと「発見しました」が表示しない。(過去の試験では見通しが良い所では最大800
  m離れていても「発見しました」が表示した)
*無線の有効さが良く分かった。遭難現場では、本部、A班、B班の無線がほぼ全部傍受でき行動内容が良く分か
  った。普通の山には無線は持って行かないが日常的に誰もが持って行けば道迷い遭難時には極めて有効である。
  (でも現実的には持って行くかな?)
*山旅ロガの限界。今回も山旅ロガを使用しましたがやはり限界があります。山旅ロガはゆっくり歩く場合は極め
  て正確に軌跡を表示しますが早足で歩くとかなり地図と軌跡に差が出ます。今回の場合は昼食後の下り道は実
  際の道ではなく西へ約20m標高差で10m~20mずれて表示しています。
*またA班捜索時の11時から11時45分の間、軌跡が表示していません。この2つの事例は過去に何度もありま
  した。山旅ロガに頼る場合は2台(2人)は持って行ってお互いにカバーしあう必要があります。



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