東日本大震災復興支援祈念のつどい報告

【3.11京都 心を一つに! 大文字からの祈り】



 地震発生から早期に支援の行動を起こし、被災地の復興と再生に力を尽していく中で、一年目となる2012年3月11日に京都労山全体で復興支援へ向けた取り組みをしようという動きが生まれ、京都の大文字で祈念のつどいを開くということになりました。
 提案から大文字保存会の了承を得るまで、思いのほか時間が掛かり、趣意書の提出などを経て了承を得たのが昨年末のこと。実行委員会の立ち上げ、つどいへ向けて本格的に始動したのは年が明けてからとなりました。
 短い準備期間の中、はじめに保存会から、地元の第三錦林小学校の取り組みと調整し、相互に協力のもとで実施されることを提示され、市や府、その他の団体や報道機関からの後援依頼に奔走することと並行して、保存会と小学校、PTAに親父の会を交えての調整が続きました。
 小学校側の取り組みとして、人文字で白い大文字をつくること、被災地へ向けたエールを送ること、これに労山も協力するという形がまとまり、当日のコースガイドや救護に加え、救助隊を配置するなど、日頃の登山での経験を活かしたバックアップ体制に大きな期待が寄せられ、多くの会員が集結し、それを実行できる組織としての結束力を求められました。

 

 2012年3月11日(日)、朝には青い空が見えていましたが、昼が近づくにつれて灰色がかった雲が京都市内の空を埋めていきました。
 集合場所となる大文字火床には12時半に本部受付が設営され、早くも会員の人たちが集結をはじめました。同時刻に銀閣寺、法然院、鹿ケ谷、三錦小にもそれぞれ受付が開設、順次指定場所にはコースガイドも配置に就いていただき、参加者それぞれが安全に集合できる態勢が整いました。
 受付の開始からしばらくすると、見晴らしのいい火床には、しだいに冷たい風が強く吹き付けるようになりました。寒さを凌ぎながら、続々と集結する労山会員の皆さんを迎え、それぞれの火床へと移っていただくころには、ハンドマイクの声は風で消し飛び、こちらの指示がうまく伝達できない状況になりました。しかし、ここから京都労山の底力が発揮され、火床を上から下に右に左に動いて伝達し、要所に配置された無線も活躍され、小学生や父兄の方々が火床に到着するのもスムーズに行えました。
 人文字を形づくりエールを捧げるリハーサルが行われた際には、コールされた小学生の声も風のため行き届かず、当初の予定ではOFFにするはずの無線をONにし、各所でコールを知らせる臨機応変な対応がなされました。

 地震発生時刻の14時46分から1分間の黙祷を捧げ、小学生のコールによって白い大文字が灯されました。小学生をはじめ、参加者全員で被災地へ届けとばかりに大きな声でエールを送る姿は、数台のTVカメラに映され、夕方のニュースや翌日に放映されていました。
 小学生やPTAと合同での取り組みを無事に終え、労山関係者は火床の一文字部分の広場に集結。吹きすさぶ冷たい風の中で身を寄せるように集まり、祈念のつどいを開きました。土田会長からは『復興支援を続けていこう』と呼びかけがなされ、宮城労山からのメッセージにも『引き続いての支援を』とありました。

京都労山の声明文の最後に

私たちは、仲間はひとつ、日本はひとつを合言葉に、「心をひとつ」にして、被災地への支援活動を続けていく決意をここに表明します。

と読み上げ、この取り組みを締めくくりました。
多くの方々のご協力のもと、この祈念のつどいを無事に終えられたこと、京都労山の結束をお互いに確認し合い、仲間のために活動を続けられることに感謝し、報告とさせていただきます。



                       『3.11京都 心を一つに 大文字』実行委員会総括/中田光輝

◇各会の参加状況(順不同)
右京労山18名(青年1、要員3を含む)、乙訓山の会22名、WAO亀岡3名、舞鶴労山6名(うち一般1)、洛中労山31名(救護3、本部要員3、青年1、コース24(家族、一般6含む))、左京労山14名(家族3含む)、明峯労山19名、田辺山友会14名、やましな山の会28名(要員4を含む)、西山H.C49名(要員4、救護3含む)、山城山の会9名、福知山山の会4名、らくなん山の会23名、H.C自然生2名、しんまち山の会1名、舞鶴山遊会9名、与謝山の会1名、伏見山の会29名(要員3、一般11を含む)、青年委員会26名(一般21を含む)、その他16名
18労山、324名の参加があり、小学校側が約160名、当日の一般登山者の飛び入り参加も含めると、全体ではおよそ500名の参加でした。

◇後援団体(順不同)
京都府、京都市、新日本スポーツ連盟京都連盟、京都府山岳連盟、KBS京都、京都新聞社、朝日新聞社京都総局、毎日新聞社京都総局、読売新聞社京都総局、京都リビング社、エフエム京都αステーション、京都リビングエフエム845


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