救助隊雪山山行報告 
           経ヶ岳

山 域 福井県勝山市・大野市 経ヶ岳(地図は越前勝山1/2万五千)
参加者 CL 矢野利明(洛中労山)、SL 荒井昭雄(HC自然生)、上西正之・浅田美智子・岩滝健次(乙訓山の会)、横山大輔(左京労山)、西村澄子(右京労山)、荒井佐吉・吉田光男(洛中労山)、長谷川伸次(西山HC)、谷村豊(WAO)、今井登惇・高橋和子・熱田廣明(福知山)


1400m付近、雪洞と雪上訓練の場所

行動記録(長谷川伸次)
2010年3月12日夜 21:30京都発
2010年3月13日(土)、小雨、ガス    朝、北部(福知山山の会)3人と合流
 5:30 起床
 7:35 六呂師スキー場駐車場発(500m)・雨具着用
 8:00 1名体調不良により下山(580m)
 8:45 リフト小屋終点着(700m)
 9:30 林道出会い・登山口(890m) → 保月尾根
11:45 保月山(1273m)
12:35 痩せ尾根・露岩地点通過
13:30 ビバーク地決定(1400m) 雪堀作業(積雪約2.8m)
16:30 大雪洞完成、雪洞泊
2010年3月14日(日)、快晴
 5:00 起床
 7:00 雪洞出発・アイゼン装着
 8:45 経ヶ岳(1625m)
 9:00 ピストン → 10:10 雪洞着
10:30 滑落停止訓練・ハーネス装着 12:00
12:30 下山開始
15:30 六呂師スキー場駐車場着(500m)。反省会後16:20京都へ
内 容 雪洞掘りと泊・滑落停止など雪上訓練・雪上歩行とラッセルの実施
留守本部 大塚富章(左京労山)

【感想】
○山行目的は、救助訓練の一環として迅速な移動行動、非常時でのビバーク等。
初日の朝、西山HCでは中止的なテントを叩く嫌な雨の音から始まり、ガスの中、重いザックを標高差で900m担ぎあげた。ペースは速く、60分毎に5分休憩し、その間に行動食。雪洞は3時間費やした13人もが横になれる大きさ。トイレは3箇所。内部は寒くなく居心地は良かった。翌日の天気は一転して快晴。ピークハント途中にコムサデモードの帽子を風で飛ばされたが、安全のため回収せず。ピークでは360度のパノラマ。参加者全員が白山・乗鞍・御嶽・荒島岳等すばらしい景色を堪能していました。     (西山   長谷川伸次)

○今回の山行に参加者の方が真剣に取り組んでくださったことは、しっかりと伝わってきましたが荷物の軽量化も山行技術の一つだと思います。寒さや食には個人差がありますが、今回の経験をもとにもう少しシビアに取り組んでいただけたら もっと快適な山行ができるのではと感じました。
 (乙訓  浅田美智子)

○雪が多く、登り応えのあるいい山でした。頂上からの展望も素晴らしく、連なる山々を繋げては夢がひろがりました。歩いていて気がついたのは、ラッセルの上手・下手よりもルート取りの個人差でした。歩きなれている人のラインは美しく合理的で、後ろを歩いていくのも楽でした。地形や雪質を常に考えながら歩いているのでしょう。私は強引な登り方で、後半は足がつりそうになりました。まだまだ、勉強しなくては・・。   (左京 横山大輔)

○今回の山行は14名で1人が体調の都合で待機とはなったが、大所帯の山行で、関心の深さを感じる山行であった。雪洞設営ではいつもなら中から雪をかい出すのが大変であったが、今回はシートを使い一度に大量の雪をかき出すことが出来た点は進歩であった。雪洞の天井を慣らすさいに、一部に凹みがあり修正しなかったが、自業自得で自分の顔の真上に来てしまい。しずくで目が覚めた。
 翌日のピークハントは快晴で快適な山行が楽しめたが、くだりで油断し、転倒してしまった。油断大敵、ヒヤリハットであった。雪上訓練は基本のスタンディングアックスビレーを行い、またビレーのとり方、デッドマン・スノーバーの使い方、及びどんな問題点があるかを実地で学び参考になったと思う。 全般として有意義な山行であったと思う。   (乙訓 上西正之)  
                             

○昨年の荒島岳では雪が少なかったため、半雪洞しか掘れなかったが、今回は完全な横穴式の快適な空間を13名が3時間掛けて掘り上げた。
 雪洞生活は2回目だが、テントとは違う味わいが有り良いものでした。
 経が岳へのピークハントは晴天に恵まれ快適でしたが、途中アイゼンが外れるアクシデントを起こしてしまい、初日の大腿部の痙攣に引き続き、パーティーの歩調を乱してしまった。 今回も反省点の多い山行でしたが、リーダーを始めパーティーの皆さんに助けられながら、楽しい山行が出来た事に感謝します。   (乙訓山の会 岩滝健次)

○皆さんお疲れ様でした。感想です。夏道では、遅れがちの人を、2番目に歩いてもらうようにするが、雪道では後ろの方に下がってもらい、歩いてもらう。
これは、右京の人にも教えてあげます。ありがとうございました。
                          (右京  西村澄子)

○今回初めて連盟の救助隊雪山山行に参加させて頂きました。何しろ雪山は2週間前に初めて氷ノ山に登り、今回が二度目となる冬山山行であり一番心配だったのは寒さ対策でした。勿論、冬山装備など持っているわけもなくオールーシズン用の物を工夫し何とか寒さを凌ぎました。また雪上訓練も初めての経験で随分まごつきましたがその方法に感心しながら、また楽しく受けることが出来ました。2日目の経ヶ岳は前日とは違い最高のお天気に恵まれ、素晴らしい冬景色を見ることができ感激しました。この2日間、連盟の皆様にいろいろ教えて頂きとても感謝しております。ありがとうございました。           (福知山山の会  熱田廣明)

○雪山に登った人はいますが雪洞を掘って泊まった人は多くはいないでしょう。その経験が出来ると参加しました。思った通りの大変な作業でしたが出来上がった喜びは格別でした。良い経験が出来たことうれしく思います。 翌日は快晴の経ヶ岳で360度の展望を堪能しました。 計画から準備・実施等まで救助隊の皆さんの取り組みに感謝します。ありがとうございました。       (WAO亀岡 谷村)

○2年ぶりのフル装備・雪山山行なので3月の初めから体力アップを意識して望みましたが、それでも限界を感じる山行でした。しかし新たな知識が習得できたことや反省点も多くあり、今後に生かしたいと思います。    (洛中  吉田光男)

○二日間の雪上訓練は色々と良い勉強になる事も多く、雪洞も楽しかったです。14日の経ヶ岳頂上の景観は感動物でした。滑落停止の訓練も楽しかったです。又機会があれば是非参加したいです。      (福知山  今井登惇)

(まとめとして)
○救助隊雪山山行は例年雪不足で十分な雪洞が作れないということで、より雪の多い越前の経ヶ岳に行く事にしました。経ヶ岳は標高1600mを超える山で豊富な雪で本格的な雪山山行でした。泊を伴う厳しい雪山にも関わらず参加者と全体の事前の意思統一が図れず、軽量化、トレーニング、について、不十分でした。
雪洞は13人用なので、高さ1,5m 幅2,5m 長さ8,5mの大きいものでした。今後雪山に入る人は雪洞泊を経験しておかなければならない重要な課題だと思いました。北部の会員さんが、積極的に参加していただいたことは良かったです。今回は怪我が回復され冬山経験豊富な隊長の矢野さんが参加され全体として訓練の内容が充実しました。       
(事務局 荒井昭雄)


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