Last update 2000/10/26 これらの話は全てネタです。本気にしないでね。
仙台の某くそオタク専門学校在学中、私は最初の一年だけ学生寮で生活していました
学生寮は市内にいくつかあったのですが、私のいた寮は100人くらいの寮生がはいっていました
東北中から、くそオタクどもが100人も集まってきていたという感じでした
とにかくいろんな奴がいました
そんな「濃い」奴らが100人も同じ建物で暮らすわけなので、いろんな「事件」がありました
今思い出すと結構笑えるものがあります(シャレにならないモノもあるが・・・(爆))
その中のいくつかを紹介したいと思います
学生寮時代のバカ話 その1 デカビタCで殺人未遂事件
寮には、寮生全員共同の大きな冷蔵庫が一つだけありました
各個人の部屋には、冷蔵庫はありませんでした
中にはその辺のリサイクルショップとかで安い冷蔵庫を買ってきて、自分の部屋で使ってるやつもいましたが、
基本的には、寮生のほとんどが寮の共同の冷蔵庫を利用してしました
これだけ100人もの人間がいると、やはり人の道に外れた行為を行う奴もいて、
冷蔵庫にいれておいたジュース等がいつのまにかなくなっていた!
なんていう事もよくあったのです 他人のものを盗むやつがいたのですね
私はその頃、結構デカビタCが好きだったのですが、
ある日、いつものように学校帰りにデカビタCを買ってきて、風呂あがりのために、
その共同の冷蔵庫に入れておきました
そして、その日の風呂上がり、デカビタCを飲もうと思って冷蔵庫を開けると・・・
「ない!!! また やられた・・・・・・」
俺の風呂上がりの小さな幸せは誰かに奪われてしまったのです
その後、いつものようにオタク仲間数人で部屋で集まってしゃべっているうちに、
たまたまその話になりました
自分がデカビタCを誰かにとられた話をすると、他の人も、実は自分も昨日とられた、とか
そういう話がたくさんでてきたのです
どうやら、最近被害が集中しているようです
しかも、話をするうちに気が付いたのですが、どうやらデカビタCが特にねらわれやすいようなのです
これは、もしかしてデカビタC好きの、同一犯人による犯行なのではないのか?
という話になりました
話をしているうちに、だんだん、犯人に対する怒りが大きくなっていきました
なんとか犯人を捕まえて懲らしめてやろう という話になり、みんなでいろいろ考えだしました
ゴミ箱を調べて犯人を割り出そうかとも思いましたが、ゴミ箱も共同なのでだめです
冷蔵庫の前で待ち伏せしようかとも思いましたが、ずーっと冷蔵庫の前にいるわけにもいきません
そもそも、そんな簡単に盗みを働く奴は、結構悪そうな奴なのでしょう(たぶん)
仮に犯人が特定できたとして、俺達が文句を言っても、
「証拠はあんのか コラ!? オタクども」とか言われて
「すいませんでした」となってしまうのがオチでしょう(笑)
所詮、俺等は、力もない、ケンカも弱いオタクたちです
犯人を割り出しても、直接懲らしめるのは無理だ・・・
みんな、同意見でした
ただ、一人だけ
「俺、犯人見つけたら 胸ぐらつかんで、何発もぶん殴って、半殺しにして病院送りにしてやる!」
と意気込んでいる奴がいましたが、
全員、心の中で(わかった わかった 妄想の世界の中だけでは威勢がいいね)と思ったことでしょう
じゃあ、オタクなりの仕返し方法はあるのか?
(まさか体力で勝てないから、ゲームで勝負するわけにもいかないしね(笑))
そこで、ある一人が、
「じゃあ、デカビタCに毒でも入れて、おいとくか 犯人が飲むんじゃねーか」と言いました
それだ!!!それはみんな激しく同意しました やる!やる!と急に盛り上がり始めました
(しょせんオタクの考えとはこんなものだよね)
で、すぐに行動にうつしました
みんなで金を出し合い、デカビタCを一本買ってきました
毒を入れるといっても本当の毒はないので、とりあえずビンのふたを開けて
つばを入れたり、タバコの灰を入れたり、あと、(自主規制)しました
(これを読んで気分を悪くした人、ごめんなさい)
そして、またふたをしめて冷蔵庫に入れておきました
みんな、結果を楽しみにして待ちました
次の日の夜、冷蔵庫を開けると! まだデカビタCは残っていました
わざと目につきやすい場所に変えました
そして、次の日の夜!・・・も、やはりまだ残っていました
その次の日も、またその次の日もだめ
そして、一週間がたっても、まだ残っていました
なぜだ?
やっぱり普通のデカビタCでないことに気づいて、盗むのやめたのか?
たしかに良く考えると、ふたを見れば開封済みであることは明らかだし、
だいたい、変なものをたくさんいれすぎて、中身がデカビタCではない
謎の液体になってしまっています(白っぽく濁っている)
冷静に考えると、こんな気味悪い飲み物、わざわざ持っていくやついないし、
少なくとも、飲むやつはいませんね(笑)
で、また仲間で話し合い、じゃあ、もっと完璧な毒入りデカビタCを作ろう!
ということになりました こういうことになると、オタクパワー全開です
まず毒ですが、軍事マニアの一人が、なんか変な薬品を入手してきました
それは、なんと人間が数十グラム摂取すると死んでしまうという、やばい薬品らしいのです
薬品の名前は忘れてしまいましたが まぁ、彼がどこから仕入れてきたのか、
本当にそんな効果があるかどうかは疑問でしたが、それを使う事にしました
(誰かとめろよ)
それから、開封済みのふたがバレてしまうことへの対策なのですが、
これは、プラモマニアの一人が活躍しました
彼の所持する工具(なんとかドリル)を使用して超小さい穴を開けて
炭酸が抜けないうちに、すばやく毒を流し込み、そして、その穴は半田を溶かして流し込んで埋めて、
コンパウンドで磨き、まわりと同じ塗装を施して、穴を開けたのをわからなくしてしまったのです
こうして、完璧な 毒入りデカビタC=殺人ドリンク(笑)
は完成しました
そして、冷蔵庫の中の目立つ位置に置いておきました
それから、また毎日冷蔵庫を点検しました
しかし、またしても、何日たってもそのデカビタCは盗まれませんでした
そしてそのまま1週間がたち、2週間がたち・・・それでも全然盗まれないので、
私たちも飽きてきて、誰もデカビタCの事を気にしなくなり、
そして、いつのまにかそれは忘れさられてしまいました
ある日、ふと思いだして冷蔵庫を見てみると、まだデカビタCはありました
もういいや、やめよう ということになり
とりあえずそのデカビタCは処分しました
なんで連日デカビタCが盗難にあっていたのに、急に盗まれなくなってしまったのでしょうか?
犯人が誰かに捕まって行動をおこせなくなった?
犯人が改心した?(笑)
犯人が寮をやめた?(途中で退寮する人はいっぱいいたのです)
犯人がビンの異常に気が付いた?でも細工は完璧でした
犯人が俺達の行動に気が付いた? まさかね
とにかく、私達の作戦は失敗に終わりました
しかし、みんな、そんな事はどうでも良くなっていて、
別な事に夢中になっていました(新しく発売されたゲームとかね(爆))
で、最近になって思ったのですが・・・・・・・・・・・
俺達は、なんて恐ろしい事をしていたのだろう!!!!!!!!!!
シャレにならないと思います
もし、それで犯人が死んだり、それでなくても具合が悪くなって薬物が検出されたりしたら
大事件になってしまいます
それで警察とかが調べたら、俺達の事はバレてしまうでしょう
そんなことになったら、この先まともに生きていけないでしょう
(犯罪ですもんね)
当時俺達は20歳前後、それなりの頭はあったはずです(いや、なかったか?(笑))
冷静に、事の重大性に気がつくやつはいなかったのでしょうかね?
(思考のパワーの大部分をゲームやパソコンにそそぎ込んでいたためだね きっと)
あー 何度思い出しても恐ろしい
犯人が毒入りデカビタCを飲まなくて良かった・・・・・・
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