S(スポーツ)モード復帰スイッチ増設
いわゆる「パドルシフト」(私も自家製ステアリングスイッチを装着しましたが)、とっても便利ですよね。やはりステアリングホイールから手を離さずにシフトアップ・ダウンができる事のメリットは大きいです。

ただ、ここ一発!って感じでM(マニュアル)モードで遊んだ後、S(スポーツ)モードに復帰させるための、一旦D(ドライブ)モードにシフトを戻し、すぐさまSモード側に倒す、という一連の作業を妙に煩わしく感じたことはありませんか?
まぁ時間にして1秒も掛からないので、どぉってことないよ!って言われてしまえばそれまでなんですが。。(笑)
そうは言ってもシフトチェンジがステアリングホイールから手を離さずに出来るので、このSモード復帰も同様に手を離さず出来ればいいのに、、、と思うのは私だけではないはず。。。。
M52エンジンの場合、裏技的にSモードに復帰できるんですがM54では不可能です。

ということでSモード(強制 !?)復帰スイッチ作ってみました。(笑)


実際に調べてみたんですが、ステップトロニックの作動に関して、、、

◎シフトアップ・ダウンはそれぞれの電気信号を瞬間的にグランド(アース)に落とすことにより作動。
◎SモードはSモード用電気信号を継続的にグランドすることでその位置を維持している。
◎また、MモードはSモードに依存しているのでSモードを解除すれば自動的にMモードも解除される。
◎Dモードは反対にSモード用信号をグランドから断絶させることで持続。

とうことからも分かるように普段我々が行うM1〜5→D→Sの一連の動作は早い話、Sモード用電気信号を 瞬間的にグランドから切り離しているだけなんです。
要するに押している間だけSモード用信号が断絶できるスイッチを用意すればシフトレバーを左右にガチャンガチャンとしなくてもSモード復帰はOK!なんですね。

しか〜し、押している間だけOFF、通常はON、というスイッチは手の届く範囲ではありませんでした。
となると後はリレーを使うしかありません。
最近はセキュリティーの関係でメインの電源をオフにすることで通電するリレーが出回っています。これを使わない手はありませんね!(笑)
シフトゲート内。この部分からシフトアップ・ダウン、Sモードの信号を取り出します。 押している間だけOFF状態になるスイッチがなかったのでリレーの導入です。このリレーの仕様です。これならメインスイッチを押してる間OFFに出来ます。
小さいので適当に配置できます。実際にはスポンジを巻いて転がらないようにしました。 コンタクトスリップリングの配線本数の関係で追い出されたハザードスイッチ。(笑)その代わり、入れ替えでSモードスイッチ。右側の四角いのがそれです。
ここで少々問題になったのはステアイリングホイール内と車体を結ぶ「コンタクトスリップリング」の端子を現時点ですべて使い果たしている点です。
となると何かを別の場所に移設しなければいけません。ということでハザードスイッチはセンターコンソールの2DINフェイス内に移設です。
まぁこの位置でも純正よりもはるかに使いやすいのでとりあえず良し、としましょう。(^^ゞ

ともあれ、、、
この「Sモード(強制 !?)復帰スイッチ」、すっごくイイです。(笑)
このスイッチをワンプッシュするとメーター内の表示も「M1〜5」から一旦「D」、次の瞬間「S」に変わります。
おまけにシフトゲート奥から鳴る「カチッ」というリレーの作動音がちょっとマニアックです。(笑)


<ちょい追記>

ハザードスイッチをセンターコンソールのオーディオ脇に移設したまでは問題なかったんですが
このスイッチ、ただのプラスティック製なので夜になると周囲の暗さに溶け込んでしまい真っ暗。(笑)
そこでスイッチを照光タイプのものに変更しました。
照光タイプのスイッチと別売りのLED。LEDは12Vなのでポン付けできます。 LEDの電源はオーディオのイルミネーションから分岐。クルマのライトを付けるとこんな感じ。これなら夜でもわかります。(笑)


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