ハザードスイッチ増設
前回の「自家製ステアリングシフト」でも告知しましたが、新たにスイッチを追加しました。
「ハザードスイッチ」の増設です。


E46に乗り始めて4年弱になりますが、ハザードスイッチの位置には未だに違和感がある、と言うのが正直なところです。
やはりこの手のスイッチは運転時の視界の範囲にある方が好ましい、と思うのは私だけじゃないと思うんですがいかがでしょう???

さてさて、動機はともかく。。。。

基本的にハザードスイッチの作動はステップトロニックのそれと一緒です。
電気信号を瞬間的にアース(Ground)に通電させることで作動、再び通電させることで解除、これの繰り返しです。
ですからスイッチを購入する際はステアリングシフトスイッチと同様、押している時だけ通電(ON)になるモノを探しましょう。

実際の作業ですが、まずハザード&ドアロックスイッチをコンソールから取り外します。
次にスイッチの裏側からコネクターを分離し注視してみてください。 ごく小さい字で番号がふってあるのがわかると思います。
この中の「3」番が作動信号、「2」番がアースとなります。 (注:ハリー号では3,2番でした。他の年式、車種で確認したわけではありませんのでご了承ください。)

つまり「3」番と「2」番 を瞬間的に通電させることでハザードは作動、解除を繰り返すことになります。

具体的には「3」番を結線クリップ等で分岐させ、任意の場所に配置したスイッチの端子まで配線、もう一方の端子に接続させた配線(アース線)を手近かつ適切なアースポイントに落とす、これで完成です。

例えば、オーディオを社外品に交換されている方は1DINインダッシュアダプターのスペースを利用して スイッチを増設、なんてことも。。。
要するに操作的に都合のいい場所に増設することが可能、ってことですね。

今回は幸いにもステアリングホイール内にステアリングシフト用の配線経路及びコネクターが作ってあったので、車体側、ステアリング側それぞれ配線を一本増やすのみ、アースはステアリングホイール内にシフト用と兼用、後はスイッチの増設、と極簡単な作業となりました。

ちなみに前回の「ステアリングシフト」、今回の「ハザードスイッチ」の作成には「Bentley Service Manual」がとっても役に立ちました。ってかこの本がなければ実現出来なかったでしょう。感謝!!!

<画像左>ハザードスイッチの裏側。ここから配線を分岐します。
<画像中央>→<画像右>ステアリングホイール内。配線が一本増えているのが分かるでしょうか? それがハザード線です。
<画像左>分かりにくいですがステアリングシフト、ハザードともどもアース線は共通なので一本にまとめて丸型端子に固着しました。
<画像中央>こんな感じです。両外側の丸型がシフト、間違えないようにハザードは四角。
えっ、内側の丸型ですか? ダミーです。。。。(笑)
<画像右>「Bentley Service Manual」虎の巻です。一家に一冊、如何でしょう。(笑)

ズバリ、使えます。
かな〜り便利です、マジで。(^o^)丿

ステアリングシフトなんかよりも使用頻度は高いです。(爆)

ハザードは高速道路上で渋滞の最後尾に着いたとき、進路を譲ってくれたクルマに対して挨拶代わりに、
などなど、、、、これらの使い方が正しいかどうかはともかく、色々と使うケースがあると思うんですが、やはり視線を一旦下に落として探す必要がないのは実に快適です。


<追記>ステアリングシフトもハザードも従来の操作系とは完全に並列なので、当然それぞれ双方で作動します。
増設側でON、従来側でOFF、若しくはその反対、、というのも当たり前ですが出来ます。ご心配なく。(^○^)



<再び追記>

最初に装着したスイッチは少々丈があり、9時15分位置で握ったままステアリングホイールを切ると掌が若干スイッチに干渉することが分かりました。もちろんスイッチが作動してしまうほど押し込んでしまう訳ではないんですが。
ということで気分的にも釈然としなかったので丈の短い「デッパリの少ない」スイッチに交換してみました。


最初は画像左の大きくて派手な「」スイッチにしたんですが、なんだかオモチャっぽい気がしたので(笑)
最終的には小さくて地味ぃ〜な「」スイッチにしてみました。(爆)

ちなみにハザードスイッチはあえて丈の長いモノとして、手元を見なくても区別、操作できるようにしてみました。


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