マフラーアーシング
今密かなブームになっている(かどうかは知りませんが・笑)
マフラーアーシングなるものに挑戦してみました。

アーシング……アースラインを強化し電位差を少なくすることで
電装品の本来あるべき性能をフルに発揮させよう、というものですね。
要するにアースケーブルの増設の事なんですが、
現在のクルマはノーマルでもアースラインがしっかりしているので、
思うほど効果が実感できないのが本当のところではないでしょうか?

んじゃぁ何故に今更マフラーアーシング??

従来のアーシングがアースラインの増設と言う意味合いが強いのに対して
マフラーはエキマニがエンジンブロックを介して接地している以外、
ゴム製インシュレーターなどで固定されているので結果的にアーシングとは縁遠い状態です。
ましてやマフラー内は高温の排気ガスが凄まじい速度で通過しています。
ひょっとするとマフラーは排気の摩擦で静電気のカタマリになっているかもしれません。(笑)
もし、この静電気をその場に貯めることなくバッテリーに戻すことができたら??
静電気を少なくすることで排気ガスの流れに何か変化が期待出来るかも???
(スミマセン、多くの部分はワタクシの想像です、なにせ文系人間なもので)

ということで経験上、アーシングにはいささか懐疑的なのにも拘わらず(笑)
一丁、やってみるか?と。


材料と言えるようなものはほぼこれだけです。買い足したものはU字型の金具と固定用ステーだけ。 ジャケットアースを丸型端子でカシメます。
これも自作すると数百円で済むんですがショップだと高いんですよね〜。(^_^;)
車体側のアースポイント。ここはマフラー用インシュレーターの固定ボルト で共締めします。
こちらがマフラー側(タイコの前)アースポイント。ここをU字金具で固定します。 当然ですがマフラーは揺れるので取り回しには多少余裕を持たせましょう。 これは余興です。(笑)
マフラーの継ぎ足し部分ですがシーリングされているので一応念のため。
既にしっかり通電しているのであんまり意味な〜し。
長〜い講釈とは反対に約30分でマフラーアーシングの完成です。(おいおい)

アースポイントは今のところリアタイコの前、一点のみにしました。
本当はセンターマフラー付近にも追加した方がイイのかもしれませんが我が家にはリフトもありませんので。(笑)
取り付けに関して取り立ててコツのようなものはありません。
あえて言うなら部品にはサビにくいようステンレスのものを使い、
防振用にスプリングワッシャーとロックナットを使います。

一応、客観的なデータも必要であろうと思いアーシング前後、
アイドリング状態でバッテリーのマイナスターミナルとマフラーエンド間の電位差を計測してみました。

  アーシング前  約-20.5mV
  アーシング後  約- 6.8mV


施行前と後では数値に違いがありますよね。
ただこの数値の差が実際の現象と因果関係があるかどうかはまた別の問題かもしれませんが。^_^;

では、結果報告。

装着後、極々初期にまるで「ノロジー・ホットワイヤー」のような、アクセルの踏み始めのツキのよさを体感できましたが、それ以降はほとんどわかりません。どちらにしても、仮に変化があってもすぐに馴染んでしまう程度のもの、あるいはただの気のせい、なんでしょう。(-_-)

そんな中、明らかに変化があったのはアイドリング時の音量です。
なんだかエラく静かになっちゃいました。
もちろん走りだせば本来の音が出るんですが、走りこんでマフラーが温められた後でも
停車すると今まで以上に静かなのは明白です。
もともと静かなマフラーにとってこれはメリットなのかデメリットなのか????(爆)

いずれにせよ掛かったコストは\1000前後。
試しにやってみる価値はあるかもしれませんよ。特にアイドリング時の音量が気になる方は。
仮に効果がなくても財布にはそれほどダメージも残りませんからネ。(笑)



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