ARQRAY フルチタン・マフラー
「チタンマフラー」…「軽い」、「硬く乾いた音」、などと表現されることが多いですね。
重量はともかく音の方は本当にそうなんでしょうか?
実際に装着してみて純正マフラーに対してその違いを確認することはできたものの、例えば社外品のステンレスマフラーと特段の違いがあるものなのか?金属の違いでそんなに音が変わるものなの?ひょっとしたら、それほど違いがなかったりして。。。。(汗)
ちょっと気になりますよね。(笑)

幸いARQRAYには「Studie別注-Titanテールマフラー」というステンレス製のものがあります。
構造的にはフルチタンと同一、違いは構成する金属の違いだけ。これは絶好の比較対象物です。(笑)
ちょうどM54 330にお乗りのJYさんがこのマフラーを装着されているので協力していただくことにしました。
早速比較してみましょ〜!


実際に試したことは高速道路で一定区間、お互いに乗り比べ、まずは車内での音の聞こえ方、コモリ音のチェック。
次に別の方お二人にこの2台を一定の間隔を置いて3〜4000rpm前後で併走していただき、我々は路上の一点からマフラー音のチェック。
この2点で確認することにしました。


結果です、ジャジャ〜〜ン!(笑)

◎音量…車内、外で聞く音、共々完全にTitanテールに分があります。微妙な差、とかっていうレベルではありません。明確に大きいです。(笑)

◎音質…Titanテールは低音、中音が幾分目立ち気味です。↑の音量の違いはこの音域が多いか少ないか、が少なからず影響しているのかもしれません。
フルチタンの方は音が特別に高い、という訳ではなく、低音、中音が少ない分、相対的に高音が際立って聴こえるような気がします。結果的に混じりっけのない、いわゆる「硬い」「乾いた」感じですね。
良く言えば「クリアサウンド」、悪く言えば「線の細〜い音」かな!?(笑)

◎コモリ音…これもTitanテールの方がデカいです。フルチタンは拍子抜けするほどコモリ音は少ないです。
正確に言えば、もちろんコモリ音(らしきモノ)は発生するのですが、鼓膜を刺激するような種類ではないのでほとんど気になることはありません。「5速 2200rpm 時速約100km」というスポーツマフラーにとっては”魔の領域”(爆)とでも言えるような回転域でも全く問題なく走れます。(^.^)

◎始動時、アイドリング時…Titanテールはエンジンに火が入った時の「ブォン!」とパンチの効いた音、アイドリングでも「ボボボボッ、、、」と 常にその存在感を意識させるんですが、フルチタンはどちらもほぼ純正マフラー状態に近いです。
ちなみに我が家の住人はいまだにマフラーを交換したことに気が付いていません。これはこれでちょっと悲しいものもありますが。。。(笑)

◎結論…一言で言うならば絶対的な音量の「Titanテール」、
音量よりも音質の「フルチタン」、と現時点ではできるかもしれません。
現時点では、というのは「チタン」は走りこむほどに音が変わるそうなんです。もしも半年後、一年後に言うことが変わってたらゴメンナサイ。

そうそう、肝心なことを書き忘れるところでした。(汗)
フルチタン、メッチャ軽いです。リアの車高が数ミリ程度上がります。同時期にフロントサスのアッパーを変更したことも相まってフロント荷重が増し、結果的にヨーセンターがググッとドライバーに近づいたような感覚があります。今回のマフラー交換はこれが一番のメリットだったかも!?
また、エンジンの回り方、低速時のトルクの痩せ等々、特記できるような変化は見受けられませんでした。

<後記>JY号はRHD、ハリー号はLHD。LHDは触媒の配置の関係上、タイコが一個多いこと、まだ1OOOKMも走っていないので「綿」が完全に焼けていないこと等、全くの同条件ではないことを付け加えておきます。


TOP