空手道について

1.空手道とは何か?

 *空手に先手(せんて)なし
 自分の手足を武器とする護身術(ごしんじゅつ)が空手です。
 一拳必殺(いっけんひっさつ)。 一撃(いちげき)でかならず敵をたおすことが、空手道の真髄(しんずい)です。
 空手はそれほどすごい武器なのですから、空手をむやみに使ってはいけません。 相手にケガをさせるばかりか、命にかかわるような凶器(きょうき)になってしまうことだってあります。
 練習いがいのところで、友達を相手に、ふざけて空手のまねをしてみせるようなことは、絶対にやってはならないことです。
 空手道には、「空手に先手なし」というきびしい教えがあります。この教えには二つの意味があります。 その一つは、空手を学んだ者は、どんな場合でも、絶対に先に手を出してはいけない、ということです。 もう一つの意味は、これこそ空手の本当のあり方を教えていることですが、「戦わないことが一番いいことで、戦わないで勝つことだ。しかし、もし戦う決心をしたら、機先(きせん)を制して、相手を一撃のもとにたおす」ということです。 わが国の武士道には「刀はみだりに抜くものではない」という教えがあります。 「空手に先手なし」ということばも、同じ精神から出たものです。
 *空手は礼に始まって礼に終わる
 健全なスポーツとして、世界中にひろまって、試合制度(しあいせいど)も採用(さいよう)され、年々さかんになってきました。 空手がスポーツとしての空手となったからといっても、その根本精神(こんぽんせいしん)は、あくまでも「武道としての空手」です。 だから空手(道)を修(おさ)める者は、礼儀(れいぎ)を重んじなければなりません。 「空手は礼に始まって礼に終わる」といわれるのはそのためです。

2.空手道の特色

 *わずかな時間があればいい
 いまの小学生、中学生は、学校から帰ったら宿題や塾(じゅく)がよいで遊ぶ時間もない、といわれます。 だから、「なにかスポーツを習いたいのだが、時間がなくて・・・」ということをよく聞きますが、空手を習うのに、そんなにたいした時間はいらないのです。
 空手の第一の特色は「形(かた)」の練習ですが、「形」を一つ練習するのに必要な時間は、”わずか一分間”にすぎません。 そんな短い時間でも、運動量はたいへんなもので、「形」を二つ三つ練習すれば、冬でも汗が流れるほどです。

 文部省認定 社団法人 日本空手協会 津支部

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