食虫植物 FAQ 日本語版

サウロマツム ( Sauromatum ), コンニャク属の植物 ( Amorphophallus ) など (Stinky aroids)

 私の後に続けて言って下さい。“これらは食虫植物ではありません。”

 英語名の Stinky aroids のstinky は悪臭を放つの意、aroid はサトイモ科の植物の意です。このような悪臭を発生する植物に、人はなぜ魅了されるのでしょうか?それは、我々の種に関する何か致命的な欠点を示しているに違いありません。私はそれを全く理解する事が出来ません。

 しかしいずれにせよ、サトイモ科(the Arum family、Araceae)にはたくさんの属があって、大きな花を付け、死んで腐敗して悪臭を放つものを真似ています。それらの植物は、昆虫が、汚れた不快な匂いを捜し求めてあちこちからやって来て、植物の上をはいまわらせるために、そうしているのです。そして受粉が起ります。こうしてその植物は欲しいものを得たのです。

A. titanum
スマトラオオコンニャクのつぼみ
A. titanum
スマトラオオコンニャクの花
 私がよく聞かれるのは、サウロマツム(Sauromatum) と スマトラオオコンニャク(Amorphophallus titanum) のふたつです。
 一つ目の植物は、Voodoo lily (Voodo はヴードゥー教の意、lily はユリの意)の名前で時々販売されています。毎年、この小柄な植物は球茎から芽を出し、厚みのあるウロコ状の茎のてっぺんからたくさんの葉を出します(実際には、これは直立した葉柄についた一つの複葉)。そして、汚らわしい舌状の付属物が突き出した小さな悪臭を放つ花序を付けます。
 有名な スマトラオオコンニャク(Amorphophallus titanum) も同様ですが、約 2mの高さになります。匂いがとても濃厚で、あなたの目玉を頭蓋骨深くへ押し込んで歯をその後ろにいかせるような感じです。想像できますか?
A. titanum
私の妻の記念
A. titanum
悪臭の元を見たところ
 右側の写真は、Barry Meyers-Rice 氏の撮ったものですが、アモルフォファラス リヴィエリ(Amorphophallus rivieri) にかなり近づいて撮影したために、髪の毛に匂いが移り、数時間消えなかったそうです。

 温室の園長は、めったに花の咲かない スマトラオオコンニャク(Amorphophallus titanum) が大好きです。なぜなら、もしそれに花を咲かせる事が出来たら、彼らの温室が夕方のニュースに出るのが確実だからです。そこで、脳無しのニュースキャスターが陳腐なことをまくしたて、その間中、この植物が“巨大な変な形をしたペニス”のように見え、名前もそれを意味するという事実にずっとにやにやしているのです。

 ところで、どうして Amorphophallus titanum などという馬鹿げたラテン名を付けたのでしょうか?これらの植物学者を愛さねばなりません。(私は、ハエトリグサの英語名である Venus Flytrap の起源を時々聞かれますが、その度にちじこまってしまいます−−−私は自分が、Amorphophallus titanum のFAQを書いているのではないことに感謝します。)

A. rivieri
ア、リビエリ
A. rivieri
アップ

 検索エンジンを使って、ここに挙げた種の名前を検索して下さい。もっといろいろなことが分かるでしょう。

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このページの最終更新日 : 2001年04月 Original copyright (C) 2001, Barry Rice
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