
ロリズラ属 ( Roridula ) とは?

ロ、ゴルゴニアス
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ロ、デンタータ
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ロリズラ (Roridula) は、南アフリカ産の 2つの種からなる属です。それは、デンタータ (R. dentata) と ゴルゴニアス (R. gorgonias) で、食虫植物と考えられています。
多年生の植物で、ネバネバした腺毛に覆われていて、ドロセラ (Drosera) のように虫を捕らえます。
死んだ虫からは栄養分を吸収しないことが知られていて(ネバネバした物質は、粘液ではなく樹脂)、ロリズラ (Roridula) は、狭義の食虫植物には当てはまりません。
他方、ロリズラ (Roridula) と共生する虫がいて、捕らえられた“獲物”を消化します。そして、おいしい栄養分が葉の上に排出されます。
それで私たちは、ロリズラ (Roridula) は食虫植物かということを問わねばなりません。問題は、私たちがなんでも白黒はっきり区別しようとすることです。自然というものはそう簡単に割り切れるものではありません。
ロリズラ (Roridula) のことを、半食虫植物とか、亜食虫植物とか言う人もいます。どう呼んでもいいですが、シンプルな回答はないということを知っておいて下さい。
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このページの最終更新日 : 2000年11月 |
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