食虫植物 FAQ 日本語版

質問沈水生タヌキモ類とは?

Utricularia uliginosa
ムラサキミミカキグサ
回答  沈水生のウトリクラリア (Utricularia) とは、水中で生育しているけれど、ほふく枝や仮根は水底の土壌にもぐっているもののことです。
 古典的な例を挙げると、オオバナイトタヌキモ (U. gibba)、ウトリクラリア ユンセア (U. juncea)、ウトリクラリア レスピナタ (U. resupinata) があります。
 これらの植物を、地生種としても、そして多分浮遊性種として扱っても栽培できるでしょうが、成長が悪かったり花が咲かなかったりするでしょう。

 私は、ムラサキミミカキグサ (U. uliginosa) さえもこの範疇に含めています。なぜなら、一度鉢の中で根づいたものは、水に沈めた方が良く成長するからです。

 私は、オオバナイトタヌキモ (U. gibba) の栽培に関する記事を書いて、FAQ ライブラリー に掲載していますが、あなたのためにその抜粋を下に挙げておきます。

 栽培容器としては、丈夫な穴の空いていない鉢やおけで、最低 7-10cm の深さと、直径 15cm 以上あるものを使います。
 この容器に、2-3cm の厚さで、予め湿らせたピートモス、ピートと砂の混合土、ミズゴケ (Sphagnum) のいずれかを敷きつめます。更にその上を、数cm の厚さになるように、洗浄した砂を敷きます。
 砂の層がピートに重みを掛け、水は濁りません。また、砂はピートよりも明るい色をしているので、太陽光線をそれほど吸収せず、水を冷たく保つ働きもします。これに、注意深く純水を注いで、水面が砂の層の数cm 上になるようにします。
 お手持ちの オオバナイトタヌキモ (U. gibba) が育ちの良いものなら、すぐに植えてもかまいませんが、私は通常、植える数日前に容器を用意しています。それにより、植物を植える前に水質が安定します。

 ウトリクラリア (Utricularia) を植えるのは簡単です。砂の層に窪みをつけ、植物を押し込みます。砂で固定する訳ですが、光を受けて光合成を行える部分も残しておきます。
 それ以降も、水面が砂の層の数cm 上になるように保ちます。植物は急速に成長し、ほふく枝のある部分は、砂やピートの層にくねくねと潜りこみ、他の部分は水中で浮遊している状態になります。

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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