食虫植物 FAQ 日本語版

質問地生種のミミカキグサ類とは?

回答  地生種のウトリクラリアは、湿った土壌に生育しています。捕虫嚢は、水に浸かった土壌の地下の部分で作用します。これらの植物の中にはとても小さな葉を付けるものがあり、花が咲くまでその植物に気付かないほどです。
 しかし、虫眼鏡がないと十分に楽しめないかもしれませんが、花はとてもかわいらしいです。−−−ちょっと小さいですが!

 私は、オンラインで利用できる ウトリクラリア (Utricularia) の栽培と分類に関するいくつかの役に立つ記事を用意しています。それには、FAQ ライブラリー からアクセスできます。
 そこへ行けば、かわいらしい地生種である ウトリクラリア ユニフロラ (U. uniflora) に関する記事を見つけることが出来るでしょう。その栽培法は、地生種のウトリクラリア全般に適用できます。ここではあなたのためにそれを引用しておきます:

 私は、ほとんど全ての熱帯産 ウトリクラリア (Utricularia) に適用できる栽培法を採用しています。ただし、生ミズゴケで良く育つものや、水生・半水生のものはもちろん除いてです。
 食虫植物を栽培する人が、“標準的なウトリクラリア (Utricularia) の栽培法”と言うときは、次のような方法(あるいはそれに類似した方法)がそれにあたります。
 用土は、粉状にした水苔単用か、ピートと砂の 2:1 の混合用土を用います。鉢は直径 5cmのものにします。蒸留水あるいは RO水を用いて、用土の表面から最低数cm 下のところまで腰水します。根づいた植物に対しては、Slack さんは、用土の表面の上まで水位を上げるように言っていますが、私はそうしていません。
 水道水をそのまま使える幸運な栽培家もいますが、私の住むアリゾナ州では水道水には大量の化学物質が溶け込んでいるので使えません。
 温度は年間を通して、20〜30℃ に保って下さい。温度を高く保つと、枯れはしませんが花持ちが悪くなります。
 自生地では陰になった場所に生育しているので、中程度の光を与えるようにしています。これは、温室では多少遮光する必要があることを意味しますが、テラリウムでは、蛍光灯を 4〜6本使うのがいいでしょう。
 ベストの状態においても、ウトリクラリア ユニフロラ (U. uniflora) はそんなに早くは成長しません。5cmの鉢の表面が小さな葉で一杯になるには数ヶ月を要します。そのほふく枝は鉢の中深くにまで伸びないので、他の種のように鉢底からはみ出しているのを見たことがありません。
 それでも増殖は簡単です。−−−一杯になった鉢から、葉とほふく枝と捕虫嚢を一塊切り離し、新しい鉢に植えればいいのです。そしてゆくゆくは、かわいらしくて長持ちする花を付けて、あなたに報いてくれます。
 主要な食虫植物ナーサリーは、ウトリクラリア ユニフロラ (U. uniflora) の販売をしていませんし、ICPS のシードバンクでも常時ストックがあることは稀ですが、多くの栽培家がこの植物を栽培しています。
 自家受粉も他家受粉も試みていますが、私のところでは結実したことがありません。

 上記のルールに従えば、栽培はうまく行くでしょう。もちろん、何事にも例外はつきもので、この場合は、ウトリクラリア メンチェシー (U. menziesii) がそれにあたります。
 あなたがこの種を栽培しているのなら、私は脱帽します。私は過去ワンシーズンこの種を維持することが出来ませんでした。だからあなたにアドバイスすることはありません。

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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