食虫植物 FAQ 日本語版

質問ポリポンフォリックス属 ( Polypompholyx ) とは?

U. multifida
ウ、ムルチフィダ
("ポリポンフォリックス")
回答  ポリポンフォリックス ( Polypompholyx ) は、かつては独立した属として扱われていました。本属は明らかに ウトリクラリア (Utricularia) に非常に近縁です。
 しかし、Peter Taylor さんのモノグラフでは、ポリポンフォリックス ( Polypompholyx ) は、単に ウトリクラリア (Utricularia) の亜属 (subgenus) であると考えるのがベストだと結論されています。
 多くの食虫植物の園芸学者は、この説を支持しません。幸い私は新しいトリックを学ぶことができたし、再分類のことは気にしていません。
 唯一悲しいことは、Slack さんも言っているように、ポリポンフォリックス ( Polypompholyx ) という名前を呼ぶのがとても楽しかったのに、もう呼べなくなるということです。
 幸いなことに、全てが失われた訳ではありません。この属が、ウトリクラリア (Utricularia) の亜属として分類されることになったと言うだけのことです。

 この古くて有効ではない属を、ウトリクラリア (Utricularia) と区別する違いというのは小さなものです。
 主な相違点は、“ポリポンフォリックス” ( Polypompholyx ) が 4つのがく裂片を持つのに対して、ウトリクラリア (Utricularia) は通常 2つのがく裂片しか持たないということです。
 しかし、ウトリクラリア (Utricularia) の中には 4つのがく裂片を持つ種もあります。−−−そのうち 2つは通常のサイズで、2つは小さいサイズです。本質的に、これらは、2つの属を一緒にするという議論をする上で、中間的なタイプなのです。
 2つの属の間のもうひとつの相違点は、捕虫袋がわずかに異なるということです。しかし、ウトリクラリア (Utricularia) の中でも捕虫袋のタイプに大きな相違点があるので、このことが、強いて ポリポンフォリックス ( Polypompholyx ) を ウトリクラリア (Utricularia) から分けるという理由にはなりません。

 この亜属の栽培は、少々困難なようです。
 私は、マルチフィダ (U. multifida) を栽培してうまく行きましたが、次のシーズンも維持できるほどの量の種子は得られませんでした。テネラ (U. tenella) も時々園芸学者に栽培されていますが、私の知る限りではうまくいった試しはないようです。

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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