食虫植物 FAQ 日本語版

質問塊茎ドロセラとは?

Drosera peltata
イシモチソウ
回答  ピグミードロセラと同じように、塊茎ドロセラ (tuberous Drosera) は、ウェスターンオーストラリアの砂漠で生き残るために進化してきました。そこは涼しい冬の間だけしか雨が降りません。
 冬の間に成長し、熱くて乾燥した夏の間は地下の塊茎 (tuber) (実際には球茎 (corm) )となることで生き延びてきました。
 栽培する上では、季節による乾湿のめりはりをつけることが重要です。(季節による温度変化は重要ではないようです。)

 塊茎ドロセラの栽培は、地球の北半球の誰かから塊茎を入手することから始まります。南半球から入手した植物を生き延びさせるのは、北半球に住む人にとっては困難です。なぜなら、季節に 6ヵ月のずれがあるからです。
 オーストラリアから輸入した塊茎の順化には数年を要し、不運なことに、その間に枯死する率も高いものです。幸い、多くの種が栽培されていて、北半球から手に入れることが可能でしょう。
 増殖は、通常、毎年作られる新しい塊茎により行われます。他家受粉であれば、多くの場合種子ができます。

 成長期には、毎週 Miracid を規定濃度で葉面散布します。これにより、成長が著しく促進されます。腰水の水位は、塊茎が水に浸からないように調整して下さい。用土は砂質のものとします。私は、砂とピートの50対50の用土を使用しています。

D. auriculata
ド、オウリクラタ
 休眠期には、塊茎ドロセラ (tuberous Drosera) は乾燥させておかなければなりませんが、からからに乾燥させるのは避けるようにします。
 この微妙なバランスを取るには、塊茎ドロセラの鉢を、成長している植物と一緒にテラリウムに入れておくのが最良の方法です。ただし、鉢が水に浸からないようにして、用土が良く乾燥するようにします。テラリウム内の湿度で、塊茎は夏の間維持されます。
 栽培に関する多くの情報によると、この時期植物を乾ききった状態にするようにと示唆されています。しかし、あなたが私と同じような砂漠地帯に住んでいるなら、乾燥させすぎる恐れがあります。
 私は、休眠期に入る頃に、塊茎の様子を調べることにしています。これにはいくつかの利点があります(ただ単に、楽しいということもありますが!)。この時、ぜん虫がいないか注意深く見ることにしています。ぜん虫は他に食べ物がないと、塊茎を食べることがあると強く信じているからです。

 塊茎ドロセラの中で最も栽培が簡単なのは、イシモチソウ (D. peltata) の 2つの亜種(従来からのイシモチソウと、かつて D. auriculata と呼ばれていたもの)です。
 この 2つの亜種は、ウェスターンオーストラリアを越えて、自生地を広げてきました。−−−私が栽培しているのは、オーストラリア大陸東部産とニュージーランド産のクローンです。
 これらは栽培上のミスにも寛大で、毎年大量の種子を付けます。雑草同然です!
 多くの人が、ドロセラ ギガンテア (D. gigantea) も栽培が容易な植物だと言っています。これは私の体験ではありません。
 栽培の鍵となるのは、休眠期の間も用土を比較的湿った状態に保つということです。

 悲しいことに、私は塊茎ドロセラの写真を十分に撮影していません。Galleria Carnivora (英文) のスタッフからは、この見落としを改めるよう、繰り返し求められています。
 見たところ、ギャラリーの 3階に展示室を設けたようですので、今後の写真に期待して下さい!

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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