食虫植物 FAQ 日本語版

質問ピグミードロセラとは?

回答  ピグミードロセラについては、 Lowrie さんの 3冊の本 に詳細に記載されています。−−−これらの本は、ピグミードロセラを同定しようとする栽培家にとっては必要不可欠なものです。

 ピグミードロセラ (pygmy Drosera) は、ウェスターンオーストラリアの砂漠を生き延びるために進化してきました。そこは涼しい冬の間しか雨が降りません。ピグミードロセラは、雨季の間に開花し、成長します。
 長くて暑い夏の間は、葉は枯れ、托葉のみが残って、ロゼットの中心に白く輝く毛のかたまりを作ります。この光を反射するかたまりが、植物が熱くならないように保っていると考えられます。
 秋には成長を始めますが、それは無性芽 (gemma) の形成から始まります。無性芽は葉の変形したもので、
Drosera citrina
ドロセラ シトリナ
植物体から分離して発根し、やがて独立した植物となります。
 無性芽は直径 1mm ほどしかありませんが、ピグミードロセラを増殖するには最良の方法です。ピグミードロセラはよく開花しますが、なかなか種子を付けません。
 花は素晴らしくて、植物体の他の部分と同じくらいの大きさであることもしばしばあります。花は金属光沢を持ち、白、ピンク、黄、オレンジ、赤色など様々です。
 Galleria Carnivora (英文)Schlauer Annex の部屋で、多数の写真をご覧になることができます。1階に行ってみて下さい。

D. scorpioides
ド、スコルピオイデス
 ピグミードロセラを栽培する上での最大の障害は、長い乾季をどのように生き延びさせるかにあります。ピグミードロセラはしばしば、特に数年栽培しているものは、乾季の間に枯れてしまいます。
 私はこのような悲劇から植物を守るために、毎年無性芽を植えるようにしています。通常、生き残って無性芽をつける植物は少数です。
 ロゼットの中心にある無性芽の数が増え、サイズも大きくなると、これらを同じ場所で支えている托葉には、外向きの力がかかるようになります。最終的には、托葉にかなりの力がかかって、わずかなきっかけで無性芽が爆発的に飛び散り、数メートル内のあらゆる方向に散布されます。
 それ以上数を増やしたくない場合は、無性芽を取り除かなければなりません。さもないと、望んでいないのにあちこちから勝手に植物が生えてきます。無性芽を取り除く良い方法は、アスピレーター(吸引装置)を使用することです。

 ピグミードロセラで最も栽培が簡単なのは、ドロセラ ピグマエア (Drosera pygmaea) です。これは、ウェスターンオーストラリア以外にも自生する唯一のピグミードロセラで、栽培が簡単なのも驚くべきことではありません。
 熱帯産ドロセラと同じように栽培可能です。実生でも良く増えます−−−余りにも良く増えるので、他の鉢にもコロニーを作ってしまうという人もいます!

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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