食虫植物 FAQ 日本語版

質問ビブリス属 ( Byblis ) とは?

B. liniflora
ビブリス リニフロラ
B. liniflora
ビブリス リニフロラ
B. liniflora
ビブリス ギガンテア
回答  ビブリス属 (Byblis) の植物は、いろいろな点で モウセンゴケ属 (Drosera) によく似ています。
 しかし、本属は 左右相称花を付けるという点で、放射相称花を付けるモウセンゴケ属とは異なります。

 ビブリス (Byblis) は、ネバネバした腺毛で覆われた草本で、英語では 「レインボー プラント」 (Rainbow Plant) と呼ばれることもありますが、愛好家の間ではあまりその名前は使われません。
 この名前は、粘液で光が屈折して七色に見えるところから付いたのでしょうが、このような現象は ビブリス に限ったものではありません。ドロセラ (Drosera)、ドロソフィルム (Drosophyllum)、ムシトリスミレ (Pinguicula) でも、見る角度さえ正しければ同様の現象が見られます。

 獲物を捕まえるための葉や腺毛の運動は全くないか、あっても最小限のものです。獲物が葉にとまると、粘液で捕らえられ、やがて死んで消化されます。

 最近まで、本属の植物は、リニフロラ (B. liniflora) と、ギガンティア (B. gigantea) の 2種しか知られていませんでした。
 しかし、オーストラリアで新発見があり、3 種が新たに知られるようになりました。ロリダ (B. rorida)、フィリフォリア (B. filifolia)、アクアティカ (B. aquatica) がそれです。  ビブリス属の植物は、ウェスタン・オーストラリアに自生しています。

 本属の保護状況は比較的安全だと思われます。しかし、ギガンティア (Byblis gigantea) は、土地の開発による脅威にさらされているかもしれません。

 ビブリスは、他の多くの食虫植物よりも乾いた環境を好みます。
 小型種である、リニフロラ (B. liniflora)、ロリダ (B. rorida)、フィリフォリア (B. filifolia)、アクアティカ (B. aquatica)は、砂地やピート、水苔 (Sphagnum) 地帯などに生育します。
 一方、大型種である、ギガンティア (B. gigantea) は、砂混じりのピート質土壌に限られるようです。
 リニフロラ (B. liniflora) の栽培は容易ですが、他の種で最近導入されたばかりのものは、それほど簡単ではありません。
 通常、リニフロラ (B. liniflora) が自家受粉可能な唯一の種です。でも他の種で自家受粉するものもあります!
 もっと詳しく知りたい方は、Barry Rice さん の 栽培法に関する記事 (英文) をご覧になってください。
 ビブリスの写真を見たい方は、Galleria Carnivora (英文) を訪問されてはいかがでしょうか? 3階を覗いてみてください。

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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