食虫植物 FAQ 日本語版

質問アルドロバンダ属 ( Aldrovanda ) とは?

Aldrovanda
アルドロバンダ
回答  アルドロバンダ属は1属1種で、ムジナモ (Aldrovanda vesiculosa) のみです。水面に浮遊し、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア のあちこちに分布します。本種は、ハエトリグサと近縁で、共通点がたくさんあります。

 本種の栽培法は結構面倒です。本種をうまく栽培している人が必ず言うのが、単独ではなく PhragmitesMenyanthes のような、他の湿地性植物と一緒に栽培するということです。
 本種については、ICPS が発行している、食虫植物ニュースレター (CPN、英文) の 1997年9月号をご覧になるとよいでしょう。この号はムジナモ (Aldrovanda) 特集で、ムジナモについて、あらゆる角度から触れられています。
 もし、お近くの図書館で見つからない場合は、ICPS に入会して、1997年のバックナンバーを購入しましょう。

Aldrovanda
アルドロバンダ
 私は 200リットルのタンクで栽培していますが、スイレン (Nymphaea) や スゲ (Carex) のような他の植物もたくさん植え込んでいます。
 私は、ウトリクラリア インフラタ (Utricularia inflata) を加えるのが非常に効果的だと思います。水中の養分が増えると、ウトリクラリア (Utricularia) が急速に成長して養分を吸収してくれます。
 炭酸ガス発生器(砂糖水にイーストを加えたもの)からゴムチューブで、炭酸ガスを供給しています。

turion I
冬芽1
turion II
冬芽2
 分布範囲が広いことから予想されるように、本種にはいくつかのバリエーションがあります。あるものは他と比べて、いくらか生い茂ったようになります。
 注目すべきは、オーストラリア産のもので、日照条件が良いと深紅色になります。
 生育条件の違いによるバリエーションもあります。私は 4 種類のムジナモを栽培していますが、あるものは年間を通して生育し、冬でも成長できるだけの温度が必要です。
 他のものは、冬季 冬芽 (turion) を作って休眠しますが、この冬芽は、何ヵ月も水が凍結するような地域でも耐えられます!
 上の 2つの冬芽 (turion) の写真を見て下さい。この 2つの植物が休眠期にさえどれだけ違って見えるのかが分かるでしょう。
 色々なバリエーションのムジナモを栽培していると、それらの間に大きな違いがあるのが分かります。ムジナモ(アルドロバンダ ベシキュロサ (Aldrovanda vesiculosa) )が、ベシキュロサ (var. vesiculosa)、オーストラリス (var. australis)、デュリアエイ (var. duriaei)、バーティシラタ (var. verticillata) の 4 つの変種に分類されても私は驚きません。

 アルドロバンダ属 (Aldrovanda) の化石に関する調査が広い範囲で行なわれています。化石として残されているのは、種子です。

前の項目に移動 英語版 食虫植物 FAQ へ 次の項目に移動

食虫植物 FAQ インデックスページに戻る

bar

このページの最終更新日 : 2001年2月 Original copyright (C) 2001, Barry Rice
Japanese version copyright (C) 2001-2006, JIPS
All images on this page are used by permission of sarracenia.com