食虫植物 FAQ 日本語版

どうせ自生地は破壊されるのに、どうして食虫植物を採集してはいけないのですか?

 なるほど、もし私が食虫植物の自生地を探検していて、そこが今破壊されつつあるのを見たら、私はきっと現場監督に頼んで、植物を採集する許可を得ることでしょう。そして、採集した前途を駄目にされた植物を他の栽培家にも分けてあげることでしょう。私に共鳴する人にも連絡して、助けてもらうことでしょう。

 しかしそのようなマンガのようなシナリオは滅多に起りません。


建設だ!建設だ!
 もっと良くあるのが、食虫植物の自生地で“売り地”の看板を見ることです(その値段ではとても私は買う事が出来ません)。新しいショッピングモールが出来るという看板があるかもしれません。それはまさにその場所にすぐにでも建つことでしょう。しかしこのようなケースでも、まだ食虫植物を採集しても良いということにはなりません。
 なぜでしょうか?それは、あなたがそれらの植物がどうされるのかを知らないからです。おそらくそれらは殺されてしまうでしょう。しかし、その土地の食虫植物愛好者団体や植物園や土地の管理代行会社によって、すでに食虫植物を救う計画が立てられている可能性もあります。食虫植物を掘る前に、その土地の所有者に連絡することが、あなたの法的、道徳的責任です。その土地を購入しようとしている人々が、食虫植物の自生地としての価値を守ろうとしている人々であるという可能性もあります!


私を採集しないで!
 私はあるダーリングトニア(Darlingtonia)の自生地を訪れて、その場所が伐採されていくのを発見しました。私は土地の所有者に話をしました。私は森林監督官に話をしました。私は森林の伐採の再検討をする責任者に話をしました。私はファックスで、電話で、Eメールで請願しました。最後には、私はICPSの代理人として活動し、伐採計画に変更を加え、その自生地を守る事が出来ました。
 この種の活動は、ただ肩をすくめて数本の植物を地面から引き抜いて自分のコレクションに加えるより、はるかに生産的です。この時どうせ伐採されるのだという言い訳をして、自生地をドシンドシンと踏み荒して植物を盗掘するコレクターを発見したときの私の正義の怒りを想像できますか?

 私は彼らの死体をピートのなかに埋めたことでしょう。−−−もちろん下流側にです。なぜなら、湿地に流れ込む養分に影響を与えたくなかったからです。腐敗している死体は養分を多量に含んでいるからです。

 それで、どこで植物を採集するかには気を付けて下さい。たとえその自生地が破壊されつつあることが明らかな場合でもです。

D. filiformis var. tracyi
アオイトバモウセンゴケ
U. inflata
ウ、インフラタ

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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