食虫植物 FAQ 日本語版

自生地に侵入してくる植物はどうして好ましくないのですか?

Kudzu in Alabama
アラバマのクズ
 “侵入種”とは、積極的にコロニーを作って繁殖する植物または動物のことです。環境に悪い侵入種とは、通常その土地の原産ではない侵入種のことです。これらの植物はコロニーをつくって繁殖し、その土地原産の植物や動物を排除します。侵入種は、自然の生物の多様性を少なくするので、環境には悪いのです。

 侵入種は別名、“外来種”とも呼ばれます。外来という言葉は、他の場所からきたものという意味です。(外来種が、エキサイティングな興味深い植物や動物だと考える人々もいます。−−−これは、人々が他の土地からきたものをエキサイティングで興味深いものと考える傾向があるからですが、そのために混乱が広がったのです。)侵入種はその他、その土地原産でない種、エイリアン、または単に雑草と呼ばれます。

 侵入種は、人を悩ませるもの、非常に有害なもの、あるいはその中間のものになりえます。それほど人を悩ませる種ではありませんが、侵入種の一つにセイヨウタンポポ(Taraxacum officinale)があります。この植物はヨーロッパ原産ですが、ヨーロッパ以外の世界のあちこちで侵入種として見られます。幸いなことに、セイヨウタンポポはそれほど問題ではありません。
 他方、クロウメモドキ属(Rhamnus)の木のように、本来の自生地ではなく、米国で生育している植物で、湿地を侵害しているものもあります。かつては、何十もの興味深い湿地が集まったかわいい食虫植物の自生地に、クロウメモドキ属の木がはこびり、たったひとつの種によって支配されてしまったこともあります。

 マメ科(Fabaceae)の植物のような雑草が、土壌の性質を変えて養分豊かなものとし、その種の土壌に適応できない食虫植物を枯らしてしまうこともあります。

 ついでながら、食虫植物以外の植物を食虫植物の自生地に植えるのは良くありません。同様に、食虫植物をそれにふさわしくない場所に植えるのも良くありません。ここも読んで下さい。

 驚くことに、侵入種は、(自生地の直接的な破壊に次いで)食虫植物の絶滅の2番目に大きな原因となっています!The Nature Conservancy(TNC)は、侵入種と専門に戦う特別な国家的チームを持っています。TNCの侵入種に関するプログラムは、ここで読んで下さい。

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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