食虫植物 FAQ 日本語版

食虫植物の自生地にとって野火とはいいものなのですか?

 多くの環境は、周期的な野火から利益を得ているか、むしろ必要とさえしています。不運なことに、米国では“クマの森林警備隊員”の山火事防止キャンペーンが功を奏して、国中の人が野火はすべて悪いものだと思っています。しかしこれは本当ではありません!


フロリダの低木林
 火災予防は、とりわけ森林や野生の土地が長年の間に濃密に茂っている場合には、良いことではありません。燃料が地面の上に山積みになっているようなものです。いつかは、(雷やたき火によって)火が点いて、大きな火事となってしまいます。長年堆積した木が燃料となって壊滅的なものとなり、通常の火事には耐えられる植物までもが焼け死んでしまいます。

 そのため、伐採業者に古くなって伸び過ぎた森林を伐採する許可を与えたらどうかという議論があります。しかしこれは効果的ではありません。なぜなら、伐採業者が欲しいと思う木と、森林にとって不要な木とが同じではないからです。さらに、私は“森林のために間引きされた”森林を見たことがあります。その相当な土壌と自生地へのダメージは、見るのにぞっとさせられます。

 もちろん、あなた自身が森林に火を放つべきではありません!ちゃんと火を付ける専門家がいるのです。もしあなたが火を付けたら、人の所有地にダメージを及ぼしたり、人を殺すことになるかも知れません。それだけでなく、悪条件であるなど、火を放つ季節を間違えると、良い結果どころか野生の土地にもっとひどいダメージを与えてしまうことになるかも知れません。
 このことに関するあなたの役割は、自生地における野火の役割について正しく理解して、その適切な使用を支持することです。責任ある自然保護団体には、その種のことを扱う専門のスタッフがいます。The Nature Conservancy(TNC)の野火に関するプログラムはここで読む事が出来ます。

 ついでに言うと、火事がいつでも環境のために良いとは限りません。例えば、降雨林は火事には適応していません。ネペンテス(Nepenthes)を滅多切りにして焼き払う焼畑農法は、全く何の役にも立ちません。

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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