食虫植物 FAQ 日本語版

どうして食虫植物が生えている湿地には養分が少ないのですか?

Sarracenia purpurea subsp. venosa
サ、プルプレア
S. flava
サウスカロライナの サ、フラバ
 水の流れによって水が入れ替わることのあまりない湿地の環境では、腐敗していく植物から発生する化学物質が蓄積されていきます。タンニンのような酸性の物質が蓄積され、水の酸性度が増していきます。水が酸性になると、ふたつのことが起ります。
 一つ目は、腐敗を助ける多くの微生物が機能せず、植物が枯れても腐敗することがありません。−−−それらは水浸しになるだけです。腐敗があまり進まないので、植物が必要とする養分に乏しくなります。
 二つ目は、土壌の酸性度が高くなると、植物が養分を吸収するのが難しくなるということです(それで、酸性を好む植物のための特別な肥料があるのです)。
 これらのふたつの要因−−−腐敗が進みにくいことと、酸性の水からは養分が吸収されにくいこと−−−から、湿地は養分に乏しい状態になるのです。湿地の水は良く出したお茶よりもタンニンが濃いことがあります。しかし、実際にはとてもきれいで、匂いもありません。

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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