食虫植物 FAQ 日本語版

組織培養って何ですか?

Dionaea
帯状の飾りのついたハエトリグサ
 栽培家の中には、食虫植物を植え付ける用土のことを完全に無視して、実験室の条件下でペトリ皿のなかで植物を増殖させることを好む人々がいます。これは組織培養(または略して TC)と呼ばれます。特別な方法であるのにもかかわらず、組織培養は植物を素早く増殖させるのに最良の方法です。
 ネット上にはいつも組織培養に没頭している人がいて、メーリングリストを通じて出会うことができます。Rick Walker さんは、組織培養で植物を育てる方法をまとめて、投稿してくれました。このすぐれたレッスンは、彼の 食虫植物 データベース に掲載されています。

 組織培養は、稀少種や新しい栽培品種を素早く増殖させることが出来るという点で最も優れています。ICPSが行っている、非常に稀少な種である ネペンテス クリペアタ (Nepenthes clipeata)を絶滅から救うプロジェクトでも、重要なツールとなっています。

 組織培養をする上で、最も簡単な方法は、種子から始めることです。種子は生きたまま殺菌できるからです。種子ではなく、生きた植物を組織培養下に置くのは、ずっと難しいです。

 最近、組織培養から通常の用土に植え替えられた植物で、興味深い現象が見られます。ホルモンのアンバランスからか、組織培養下から出した植物が普通に成長するようになるまでに、数年かかる事があるということです。最初の数シーズンは、組織培養下から出した植物(特に サラセニア(Sarracenia)とハエトリグサ(Dionaea))がこんもりとした塊状に成長し、一つまたはふたつの成長点を持つ状態に落ちつくのに時間がかかるということです。またこの時期に栽培上のミスをしても、簡単に回復するようです。
 無菌の組織培養下から出したばかりの、通常の植物が持っている普通の病原菌を持っていない植物を、野生の状態ではどのようにしたらハッピーかを熟考している人の話を聞いたことがあります。

 私は組織培養はやったことがないので、これ以上組織培養に関する質問には答えられません。私は湿らせた水苔(Sphagnum)の匂いがとても好きなのです。

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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