食虫植物 FAQ 日本語版

リスや猫、鹿から食虫植物を守るにはどうしたらいいですか?

 メーリングリストや私に届いたメールで、人々が持つ非常に興味深い悩みを聞きます。それは、ハツカネズミやドブネズミ、リス、アライグマ、フクロネズミ、猫、犬、鳥、鹿のような生物に、食虫植物がやられているということです。

 こういった場合、それらの“生物”は、“有害動物”と言われます。

ワニ
ウトリクラリアの厄介もの
 これは厄介ですが、あなたに対して率直なお話です。動物があなたの植物を荒らす価値があると判断したときには、あなたは既にその動物との戦いに負けているのです。これはとりわけ、野生のあるいは野性化した動物を相手にしている場合に、そう言えるのです。有害動物が自分の植物をだいなしにしているのを見るととてもがっかりします。そして、あなたが一生懸命解決方法を探すのに付け込もうとする輩が多くいます。大きなガーデニングのカタログを見れば、私の言いたいことがわかると思います。これらの会社は、ほとんど役にも立たない代物を大量にあなたに売りつけようとしているのです。そんなことにお金を無駄遣いしないで下さい。

 同様に、親切だけど人をだまそうとする庭師が旧式の奇妙な解決方法を提示してあなたの納得を得ようとするかもしれません。これらの中には、人間の毛を入れた袋、石けんを入れた袋、風にたなびく白色または光る旗、食用血液、動物園から持ってきたライオンなどの糞を入れた袋、電気の流れたフェンス、騒音を発する器械、動物を寄せ付けない植物、などがあります。これらは全く馬鹿げたものです。それこそお金の無駄遣いです。

 あなたがおそらく週末の何時間かをかけて動物への何らかの防護策を考えている間に、敵である動物は一日中、次にどう動くかを熟考しているのです。あなたが仕事をしている間にも、動物達はどのようにして食虫植物を滅ぼそうかを考えているのです。
 賢い霊長類であるあなたが、動物達にてこずって防護策を施しても、それは短時間しか効果がなく、いつかは有害動物はそれを避けて通ってあなたの食虫植物をかじって枯らしてしまうのです。(それか、少なくてもあなたを怒らせるようなことを有害動物はすることでしょう)。

 さらに、動物に対する防護策がしばらく効いたとしたら、あなたは間違った自信を持つことでしょう。そしてもっと多くの植物の栽培を始めることでしょう。あなたの植物の楽園が放つ魅力は増していき、ついには、あなたの敵である動物はその魅力に耐えられなくなることでしょう。そうしてまた動物がやってくるでしょう。

 うまくいく方法はただ一つ、完全に動物を排除することです。すなわち、食虫植物の周りに柵を張り巡らすことです。建材屋に行って、効果的な柵を探してきて下さい。そして注意深く良く考えて柵を設置して下さい。動物が植物を攻撃できないようにして下さい。そして、フェンスの上面にも柵を張ることを忘れないで下さい。(私は、不要となった鳥かごを柵として利用している人を知っています。)

 あなたがそのような柵を設置しないなら、そのうち、家に帰ってきて恐ろしいことが起っているのを見ることでしょう。あなたは天国と反対方向にレールを敷くのです。私のアドバイスに従いたいと願うことでしょう。でもあなたはそうしなかった。あなたは手を抜いているのです。あなたは時間をかけるのを省いているのです。

 残念なことです。

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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