食虫植物 FAQ 日本語版

害虫を退治するにはどうしたらいいですか?

 あなたはこの前のFAQ項目を読みましたか?よろしい。では、個々の害虫についての議論にうつりましょう。あなたが殺虫剤をどうしても使いたいだけの“噴射口”だとしたら、このFAQを権威あるものとは考えないで下さい。あなたの近所の農場や農事指導員、およびそれと同等の機関で、殺虫剤についてチェックして下さい。このFAQ項目に記載された薬品が、あなたが使うには合法でないかもしれません。

 ここで言及されていない害虫を退治する方法は分かりません。

 アブラムシ: 爪楊枝でつぶすことができなければ、イソプロパノールが効きます(カイガラムシの項を参照)。全部駆除したと思っても生き残りに注意して下さい。−−−この生物は驚くべき速度で増殖します。顕微鏡下で観察してみて下さい。アブラムシの赤ちゃんはとてもかわいらしくて、殺すのに罪悪感を感じてしまうでしょう。

 クチブトゾウムシ 最良の方法は予防することです。私は今、食虫植物ニュースレターにこれに関する記事を書いているので、発行されたらご覧になって下さい。

Sarracenia leucophylla
サ、レウコフィラ
 いも虫 おーっ、いも虫には私も苦しんでいます。ただの虫ですが、私を困らせるのは、食虫植物が順調に育っているのに、予告もなくいも虫がついてしまうということです。突然植物がバラバラにかみ砕かれてしまいます。あー、あなたに出来るのは、その虫を探して殺すことです。いも虫がする黒い糞を見つけて下さい。そしてそれを重力と逆方向にたどって下さい。いも虫は普通そんなにたくさんはいません。いも虫に悩まされることが多いならば、バシラス スリンギエンシス(Bacillus thurengiensis)の使用も検討して下さい(前のページ参照)。

 キノコバエ 放っておいて下さい。あなたが実生苗を育てているのでない限り、トラブルにはなりません。

 コナカイガラムシ イソプロパノールを含ませた綿棒でぱたぱた塗ることで、良い結果が得られます。成虫を取り除いて、イソプロパノールを根茎の先端に数的滴らして下さい。鱗片状の葉に隠れている虫もやっつけます。
 マラソンは高価な薬ですが、ウトリクラリア(Utricularia)の根につくコナカイガラムシに効果があります。ウトリクラリアには害を及ぼしません。

 蚊の幼虫 水を満たしたトレーに発生します。トレーを空けて下さい。(簡単すぎますか?)もしそれができないなら、トレーの水に Bt を少し加えて下さい。

 カイガラムシ 見つけてつぶして下さい。それができなければ、イソプロパノールが効果があります(コナカイガラムシの項を参照)。ただし、何回も処理しなければなりません。

 ナメクジとカタツムリ 摘み取って殺して下さい。夜活動するので、懐中電灯をもって探して下さい。
 小皿にビールを満たして一晩置いておくと、翌朝にはナメクジが溺れています。

 すす病 最良の方法は、すす病の発生する原因となる砂糖のような分泌物を出す害虫を駆除することです。これらを駆除すれば、すす病もなくなります。サラセニア(Sarracenia)やネペンテス(Nepenthes)についたすす病は、葉に水を付けてやさしく洗うことできれいに出来ます。

 ハダニ 私は知りません。教えて下さい。

 アザミウマ(スリップス) 通常、これはあまり大きな問題にはなりません。屋外で栽培している植物にアザミウマがついても、自然にコントロールされて大事になることはありません。しかし、テラリウムや温室では問題になることがあります。私は良い駆除方法を知りません。

 コナジラミ コナジラミは私にはある季節に限って発生するように思えます。殺虫剤によってコントロールできると断言できます。
 わたしの温室でコナジラミが発生したとき、感染した植物を振ってやると、コナジラミがパニックを起こして空気中に飛び出すのを発見しました。そして、ドロセラ カペンシス(D. capensis)のような大きなモウセンゴケを空気中で動かすと、すべてのコナジラミが捕虫葉に貼り付いて見事に捕らえられたのです。この処理を数回繰り返すと、コナジラミを退治することができました。

 ミミズ 多くの園芸家は、ミミズはあなたの味方だと言うことでしょう。しかし、それは間違っています!ミミズは、酸性の良い用土であるピートモスを食べて、栄養分豊かな土壌に変えてしまいます。(そのため園芸家はミミズが好きなのです。しかし我々は、普通の園芸植物を育てようとしているのではありません!)
 食虫植物の鉢にミミズがいると、ミミズは土壌を食べて、植物にとって致命的な栄養分豊かな土壌に変えてしまいます。私はミミズが大嫌いです。私は年に数回、食虫植物の鉢からミミズをつまみ出さねばなりません。とりわけウトリクラリア(Utricularia)には害を及ぼします。
 アイソトックスが良いと聞いたことがありますが、試したことはありません。

あとふたつ、皆さんが退治しようとする虫について。。。

 害のない虫 あなたの食虫植物を這い回っている虫が害のないものですか?それなら殺さないで下さい!そのかわいい姿を楽しむなり、食虫植物に食べさせるなり、飛び立たせるなりして下さい。
 この世界は虫でいっぱいです。(ちょうど今も、あなたの上に1匹の虫がいます。それは2匹かもしれません。見て下さい!その虫は交尾しています。あなたの頭皮中に卵をばらまこうとしています。。。)

 土の上を這い回っているちっぽけな虫 植物の用土の中の腐敗したものに住んでいる小さな虫がいます。そのちっぽけな虫のために、貴重な時間を浪費しないで下さい。それらの虫を退治しようとすることは、植物そのものを枯れさせてしまうことになります!

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このページの最終更新日 : 2000年11月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
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