食虫植物 FAQ 日本語版

自分のは葉に触ってもぱっと閉じません。どうして

 期待外れの事をお話します!あなたは新しい意地の悪い植物を買って家に帰り、葉を閉ざして遊ぼうとしました。しかし、葉が閉じません!一体何が起っているのでしょうか?

 悪いニュースです。あなたの買ったハエトリグサは、葉がぱっと閉じない変種なのです。この変種は遺伝的に葉が閉じないように設計されたものなのです。何故かと言うと、市場調査の結果、人々が求めているのはより明るい色の植物であり、葉の閉じ方にはあまり関心がないということが分かったからです。
 これは、店で買ったトマトが口当たりがよくて見栄えもいい事と、遺伝子操作の会社が本当に奇妙なトウモロコシを設計して富を得ているのは何故かというのと同じ理由からです。

 いいえ、上で述べた事は本当ではありません。(私もあなたが、マルチレベルのマーケティング計画を信じるかに賭けたのです。)

では真実をお話しましょう。

 ハエトリグサは、捕虫葉としての機能を停止する前に、約 6回の開閉運動しか出来ません。あなたが新しく買った植物はきっと、家に持ち帰る前に、乱暴に押されて虐待され、鉛筆を巧みに使う人間に十数回捕虫葉を閉ざされていたのでしょう。もし動く捕虫葉がないなら、あなたは新しい捕虫葉が出来るまで待たなければなりません。それにはしばらく時間がかかります。

 他方、育て方が悪くて枯れかかっている場合には、捕虫葉の動きは緩慢なものになります。また、寒い日にも捕虫葉は非常にゆっくり閉じる傾向があります。

罠
疲れた!
 葉が捕虫葉として機能しなくなっても、枯れてしまう訳ではありません。罠は緑色のままで、おかしなことにその縁は外側にカールしてしまいます(右の写真を参照)。長い間に葉は広がって、各裂片は約 180度にまで離れます。その葉は単純に光合成をする葉としてふるまいます。何も奇妙な事が起きなければ、この葉は数ヶ月間は持ちます。この葉は、光合成で養分を作るという貴重な働きをして植物に貢献します。ですから、閉じないからと言って葉を切ってしまわないでください!

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参考文献
出典:D'Amato, P., 1998a; Schnell, D.E., 1976; personal observation

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このページの最終更新日 : 2002年05月 Original copyright (C) 2001-2002, Barry Rice
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