食虫植物 FAQ 日本語版

質問 食虫植物は自家栄養植物ですか?それとも他家栄養植物ですか?

Darlingtonia
ダーリングトニア
回答  これは特別な準技術的な質問で、時々受けるのですが、きっと誰かの科学の宿題の一部だと思います。こういうカテゴリーの問題に陥っても、私の回答をそのまま写すのはやめてください。
 断言できますが、先生にはお見通しです。(国際的な先生方のコミュニケーションネットワークが出来ているのを知らないでしょう?私は特別なパスを持っているので、あなたが宿題をごまかしたり逃げ出したりすることは出来ないのです。)
 ですから、あなた自身の言葉で回答するようにして下さい。

 「自家栄養生物」とは、他の生物があらかじめ処理したのでない単純な分子で生きていける生物のことです。普通の非食虫植物は、明らかに自家栄養生物です。それらの植物は、水とCO2と日照と単純な無機栄養分だけで生きていけます。

 「他家栄養生物」とは、他の生物があらかじめ処理した複雑な有機物を必要とします。動物(あなたも含まれます)は皆他家栄養生物です。ほとんどのバクテリアもそうですし、寄生植物や死物寄生植物も他家栄養生物です。
 寄生植物や死物寄生植物については、この FAQ の食虫植物の分類のセクションで述べています。

Utricularia ochroleuca
ヤチコタヌキモ
 食虫植物についてはどうでしょうか?食虫植物は他の生物の複雑な分子を利用して生きているのは明らかです。それゆえ、食虫植物は他家栄養生物と思われます。
 一方、科学者達が研究室で食虫植物を育てるときは、昆虫などの餌は与えられません。こういったケースでは、自家栄養で生育しているわけですが、成長は遅く、種子の出来も良くありません。
そういうわけで食虫植物はグレーゾーンにいると言えますが、ほとんどは他の植物同様自家栄養生物です。

 宿題でいい点を取ろうと本当に思うなら、「強制の」とか「条件的な」とかいう言葉をレポートで使うといいでしょう。意味が分からないなら調べて下さい。

前の項目に移動 英語版 食虫植物 FAQ へ 次の項目に移動

食虫植物 FAQ インデックスページに戻る

bar

このページの最終更新日 : 2000年10月 Original copyright (C) 2000, Barry Rice
Japanese version copyright (C) 2001-2006, JIPS
All images on this page are used by permission of sarracenia.com