■ 茶葉の購入と保存 ■

■ Let's get a Tea Leaf ■



■ 「茶葉」購入時の注意点

 茶葉を買うときには必ず「一看、二聞、三摸、四品」を実行しましょう。日本語では”一に見て、二に匂いをかぐ、三になでてみて、四に飲んで質を確かめる”です。

 まず見てみて、変な色をしていないか。次に匂いをかいでみて、変な匂いがしないか。次に触ってみて、ちゃんと乾燥しているか。十分に乾燥しておらず、湿っているものは体に悪い毒素を出している物もあります。そして、最後に試飲させてもらいましょう。

 一番大切なのは、試飲です。試飲させてくれない店では絶対に買うのをやめましょう。試飲させないということは、イコール”ケチっている”、もしくは”店長がお茶の事をまったく知らない”という事を表しています。中国茶を試飲もせずに買う客はまずいません。

 最近のオンライン販売は安くて良いのですが、弱点は試飲できないという事です。まず、少量を買って試してみるしか方法はないでしょう。


■ 「茶葉」の保存方法

  • 蓋がきっちりしまる錫(すず)の缶に茶葉を入れる。硝子の入れ物は最も保存に適さない
  • 太陽光は香を悪くし、異臭を発生させるので、太陽光のあたらないところに置く
  • 小さな布に包んだ木炭を缶の下に入れておくと湿気が取れてよい(乾燥剤で代用可)
  • 保存する場所は摂氏4度くらいで乾燥しており風通しの良いところを最高とする

  •  以上、中国で一般的に推奨されている方法です。錫の缶が手に入らないときには、鉄の缶でも大丈夫です。で、そのまま冷蔵庫の中に入れてしまうのが一番でしょう。冷蔵庫の中ならば、乾燥も防げますし。ただし、近くに匂いの強いキムチなんかを絶対におかないでください。

     ちなみに、真空パックした茶葉を冷蔵庫に入れておけば、1年くらいは香が落ちずに美味しく飲めます。茶葉は冷えているものに、熱々のお湯をかけた時に最も良い香を出します。

     普段飲む物は、そこまで気を使わず、しっかりと蓋のしまる缶の中に入れて、風通しの良い涼しいところにおいておけば大丈夫です。

    缶子