■ 福麗特 ■

■ [fu2 li4 te4] ■

地図


福麗特1
 福麗特は北京在住外国人のホットスポットIKEAの南にあります。IKEAとは北欧の家具専門店で中国語では「宜家家居」(yi4 jia1 jia1 ju4)と言います。タクシーで向かう時にはここをタクシーの運転手に告げます。IKEAの向かいの福麗特まで行ってくれと言えば完璧です。それで通じなければ、北三環のIKEAの向かいの福麗特まで行ってほしいと言いましょう。知らないタクシーの運転手は居ないでしょう。以下のように言いましょう。

 「北三環的宜家家居対面的福麗特」

福麗特2
 左の写真がIKEAの真向かいにある福麗特の入り口ゲートです。ここには郵便切手や電話カード、家具などを売る市場などが元々あり、2000年に福麗特中国茶市場が併設されました。

福麗特3
 入り口ゲートを南に向かってテクテクと歩いていきましょう。郵便切手市場、家具市場、電話カード市場などがありますが、適当に眺めつつ南に200メートルくらい歩いていきます。すると、右の写真のような福麗特の看板が見えてきます。この看板をさらに越えて歩いていきます。

福麗特4
 すると写真のような福麗特の入り口が出てきます。ここを入るといよいよ福麗特です。大きな建物の中に小さな御茶屋さんが所狭しと並んで居いる屋内市場なので、熱い日でも寒い日でも快適に見ることができます。数えては居ませんが、店の数は100には届かないでしょう。

福麗特5
 店の並びは平城京のように碁盤状になっているので、端から細かく見ていきましょう。茶葉を売る店から、茶具を売る店、掛け軸を売る店などなどほぼすべてのお茶関係の店が揃っています。茶葉の質は・・・、ピンきりです。でも最上級の物はあまり見かけません。

 てくてく歩いていると、「茶葉を見てかない?」「いらっしゃい!!」などと大声で中国語で話し掛けられますが、おじけずに、図々しくどんどん店の中に入って物を見定めましょう。見るだけ見て、聞くだけ聞いて、お茶だけ飲ましてもらって、何も買わずに帰ってきても、中国の場合何もとがめられません。どんどんお店の中に入っていきましょう。

 なんと言ってもこの福麗特の特徴は、茶具の揃いが良いということです。入り口を入ってすぐ左に曲がると角の所に台湾製茶具を売る、かの有名な陶作坊のお店があります。値段は高いですが、物はすばらしいのでぜひ買いましょう。茶壷に関しても良い店が数店あります。ただ、値段を見る目と真贋を見分ける目が必要なのは言うまでもありません。茶壷に関しては、ご自分でよい店を探してください。すぐに見つかるとは思いますが。もちろん買う時には値切りを忘れずに。1000元をこえる物についてはかなり値切らないと損をします。

 茶壷についてですが、最近、個人作家工房制度になってきているので、値段の見極めがつきにくくなってきています。肩書きが高くても、かなり安い値段で買えたり、助理工藝師の作品なのによい泥を使っていて、かなり高いものなどもあります。

 その辺は値切り交渉の中で最適価格を探っていきましょう。

福麗特6

(2001/7/15)