病気のせいで近年歩行がとても困難になりました。
体を動かして何かをすること、例えばダンス 散歩 外出 ウインドウショッピング などで、少しでも老化を防ぎ気晴らしもできるといいのですが、どうしても手や頭を使う趣味のほうへ偏ってしまいます。


  エッセイ
少女時代から書くこと 読むことが好きでした。活字が傍にないと落ちつきません。大きくなったら「小説家」になることを夢見ていました。
3,4年前から随筆の通信講座を受けています。定められた枚数の原稿を送ると、添削 講評 採点されて戻ります。講師はもと「天声人語」を執筆していらした方が数人で指導してくださいます。
いまは、これにすっかりハマっています。


  俳 句
世界で最も短い定型句と言われ、私のように饒舌な者にはとても無理と諦めていましたが、数年前からこのサンシティ町田で「馬酔木」の同人の先生をお呼びして月1回の句会をもつようになりました。
「継続は力」とはよく言ったもので、生み出す苦労に ときに投げ出したくなることもありますが、先生に褒めていただくとまたその気になってひねりだしています。

       春一番 卍に木の葉 舞ひ上がり
       菜種梅雨 黙してすする ヨーグルト
       子つばめは 風を捉へて 巣立ちけり
       翡翠の 狙ひ違はぬ 飛翔かな
       点滴の けだるき午後や 藤の花
       自転車漕ぐ 少年の背に 捕虫網
       雨月なり 唐津の猪口の 藍深し
       一木に 沸き立つ如く 蝉しぐれ
       検査終へ 帰路の安堵や 返り花
       山ありて また山ありて 芒の穂
       佇つ鷺の 冠毛震へ 春寒し
       風花の 鉄鉢に消ゆ 行脚僧
       蕭条と ひとふでがきの 冬の月


  水彩画―花絵
「名前も知らぬような野の花を」というのが先生のモットーで、これも数年になりましょうか。絵心は皆無でしたが、体に残された機能で何かやらねばとパソコンと同様、一大決心をして絵筆をとるようになりました。
俳句と同じで花の絵を描くようになって木の匂い 鳥の囀り 風の音などに自分を重ねることが少しはできるようになったかな?と自負しています。

  

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