2001.09.09
(有)数理解析研究所(代表 一色 浩)

IMAニュース(2001年9月号:第1巻,1号)

モットー:果敢にリスクに挑戦し,素早く結論を出し,新しいビジネスを創出し,日本経済再生に寄与する。

IMA (Institute of Mathematical Analysis:数理解析研究所)ニュースをお届けいたします。同じ内容のものを,ホームページ (http://www.hi-ho.ne.jp/isshiki/) にも掲載します。

会社設立のご挨拶
8月16日に有限会社・数理解析研究所(代表者:一色 浩)を設立いたしました。設立に当たり,皆様方に多大のご支援を頂きましたことを,心から感謝申し上げますとともに,今後のご指導,ご支援をお願い申し上げます。以下に,定款を示します。
(1) 科学技術に関する情報の収集及び工学系分野の数理解析の受託及び結果の提供。
(2) 工学系分野の数理解析技術の講演・指導・教育
(3) 上記各号に付帯関連する一切の事業。

8月の仕事
(1) 地下GPSの調査の実施と実験計画の作成
(2) 通信変復調シミュレーションの実施
(3) JSMA投稿論文の作成
(4) IONGPS 2001シンポジウムで発表する論文の作成

9月以降の予定
(1) 米国出張
Salt Lakeで開催されるIONGPS 2001で論文発表
GPSおよび通信関係のシリコンバレーのベンチャー2社訪問
(2) 地下GPS実験の実施
(3) 通信変復調シミュレーションの実施
(4) 日本測地学会で論文講演2件
(5) 造船3学会で論文2件発表

雑感
7月に日立造船を退職してから,あっという間に一ヶ月が経ちました。会社に勤めていたときに比べて大変忙しくなりました。おまけに,会社の設立も重なって,忙しさに拍車が掛かった次第です。
ただとても奇妙な感じがするのは,月曜日の朝になっても行くところが無いことです。数十年,伝書鳩のように家と会社を往復してきたので,突然の環境の変化に戸惑っています。
曲がりなりにも会社の代表者になると,今まで見えなかったものがいろいろ見えてきます。一番難しいのは,注文を取ってくることです。幸いにして,小生の場合は,注文を取ってくる実績のある人と手を組みましたので,大助かりです。普通はここで行き詰まります。また,一人では何もできないことも良く分かります。今頃どうしてそんな事に感心しているのといわれるかも知れませんが,大企業の中にいると案外見えないような気がします。
通信分野は,日立造船在職中に1年ほどかなり熱心にやりましたが,所詮は素人です。潟eルヤの杉山晃也社長に弟子入りして,勉強させて頂いている段階です。杉山社長は年中無休で働いておりますが,常に真剣勝負です。おっしゃることの半分は意味不明です。意味不明ですが,内容はまったく変わりません。よくしたもので,一度言われて分からなくても,3回くらい聞くと分かってきます。
現在の図式は,通信の大ベテランの杉山社長が金鉱探しをして,ここだと言う所を掘るのが小生の役割のようです。通信の理論は,完全に応用数学の世界ですから、必ずしも通信の専門家でなくても務まります。ただし,勘が良いことが大切です。勘が悪いと,迷路にはまって抜け出せなくなってしまいます。
そのために,日々勘を磨いていきたいものです。

関連URL:http://www.teruya.co.jp

終わり


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