多摩川散策日記(2007年7月)
文:上田大志
*7月1日 上河原堰上流左岸
曇り。カイツブリ、カワウ、ゴイサギ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、コチドリ、イソシギ、コアジサシ、キジバト、ヒメアマツバメ、カワセミ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト。昨年の今頃と比べて高圧線にとまっているカワウの数が少ない。
*7月3日 浅川合流点
曇り。オオタカが丘陵の塒に向けて飛び立ったのは、遅い日の入りを過ぎた午後7時半近くだった。
*7月4日 睦橋上流右岸
曇り。屋城小学校2年生の野外学習でバードウォッチング。カルガモ、ツバメ、ムクドリ、エナガなど、今年生まれの幼鳥の姿が目立った。満開のネムノキがあちこちに。
*7月12日 奥多摩
曇り。クマタカ、キジバト、アオバト、イワツバメ、キセキレイ、ヒヨドリ、ヤブサメ、ウグイス、トラツグミ、クロツグミ、オオルリ、ホオジロ、イカル、ヒガラ、シジュウカラ、メジロ、カケス、ハシブトガラス、ガビチョウ。ニホンザル。
*7月18日 睦橋周辺(右岸)
曇り。屋城児童館の自然観察会。15日に通過した台風4号の影響で、多摩川はまだ増水していたので、河原で石や昆虫などを観察した。
*7月19日 大栗川合流点
曇り。カイツブリ、カワウ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、コジュケイ、トビ、カワセミ、ツバメ、コシアカツバメ、ヒヨドリ、セッカ、ハシブトガラス、ガビチョウなど。
*7月23日 奥多摩
曇り。カワウ、トビ、キジバト、アオバト、コゲラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、トラツグミ、オオルリ、エナガ、ホオジロ、イカル、メジロ、カケス、ハシブトガラス、ガビチョウ。クマタカの巣立ち。
*7月27日 多摩川中央公園周辺
福生市の環境学習教員研修。
*7月29日 多摩川水源域(福生水辺の楽校「多摩川の達人になろう!」)
■ ■ 第4回「多摩川の水源〜水干探訪」 ■ ■
●参加された皆さんの声
・天候は悪かったが、山のおいしい空気をいっぱい吸って満足。寒くても大丈夫なように準備をしてきて良かった。
・天候が悪くてとても残念だった。少し歩いただけだが、作場平周辺は湿った森で、とても自然の豊かな場所であることがわかった。コースを絞ってゆっくりと自然観察ができる企画も良い。
・雨は残念だったが、天候が急変したときの対応を学ぶことができた。自分たちで観察会をするときにも気を付けたい。
・日本の三鳴鳥(ウグイス、コマドリ、オオルリ)の声を聴きながらの山歩きは楽しかった。沢沿いは涼しくて気持ちが良く、林道も歩きやすく誰でも楽しめて良い。また行きたい。
・あんなに美しい緑が残されているとはすばらしい。実際に水源林を歩いて、私たちの水道水が守られていることを実感し、とても勉強になった。
・激しい雨により、源流には行けなかったが、俗化していないフィールドで大変よかった。
・40年以上も前、笠取山に登ったことがあったが、コースもなにも、もう覚えていない。時期をあらためて、これからも何度でも再訪したいと思う。
・突然の大雨で、笠取山の中にあっという間に水があふれ出し、天気の変化は本当に驚きだった。
・東京では見ることのできない鳥の声を聞いたり、植物を見たりと良い体験ができた。
・山へ行く身支度が不慣れで、着替えを忘れたり、雨でリュックや持ち物が濡れてしまったことなど、次に参加するときの勉強ととらえていきたい。
・見つけたセミの抜け殻は、さっそく「自然しらべ」プロジェクト(読売ウイークリー)に送った。