多摩川散策日記2004年5月)

文:上田大志

 

 

5月2日 大栗川合流点上流

曇りときどき晴れ、肌寒い。高水敷でエアガンを持った集団が射撃ゲームをしている。ハリエンジュが満開。こんなにあったのかと思うほど、右岸の斜面林にもびっしり。カワウ、アオサギ、カルガモ、キジ、コジュケイ、トビ、チョウゲンボウ、キジバト、アマツバメ、ヒメアマツバメ、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、スズメ、シジュウカラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ガビチョウ。

 

5月3日 大丸用水堰上流

曇りときどき霧雨。多摩川に着いてびっくり。水がないではないか!正確に言うなら、大丸用水堰上流左岸側のみお筋が干上がっている。堰の中央部にあるゲートを倒して(5門のうち2門)いるからだろうが、それにしても水量が少ない。ノイバラが咲きはじめた。昨年と比べて、コウゾリナが大幅に増えた。レンリソウの新芽は順調に育っている。花が咲くのが待ち遠しい。カワウ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、キジ、コジュケイ、オオタカ、コチドリ、イカルチドリ、イソシギ、コアジサシ、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、シジュウカラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト。

 

5月6日 青梅(長淵〜和田町の丘陵ほか)

曇り。長い石段を上って天祖神社へ。林の中はひんやりしている。クロツグミが鳴いている。上空をハイタカらしき影が過る。青梅市墓地公園の先まで、気持ちの良い散歩道が続く。しかし、この先はフェンスが張り巡らされ、南面一帯が無残に切り開かれている。そう、98年から埋め立てが始まった「二ツ塚廃棄物広域処理場」だ。しかもフェンスの中からはすごい騒音!エコセメント化施設の建設工事が始まり、重機群が唸りを上げている・・・

赤ぼっこの手前で、やっと森に静寂が戻る。天狗岩からの眺めを楽しんで、梅ヶ谷峠へ。キビタキがコジュケイの声を真似ている。他に観察できた鳥は、アオゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、ウグイス、センダイムシクイ、イカル、ヤマガラ、メジロ、ハシブトガラス、ガビチョウ。

帰路は、多摩川右岸の石河原を観察しながら万年橋まで。

 

5月7日 睦橋付近

快晴。福生市立福生第五小学校の全校観察会があり、自然環境アカデミー(島田さんも野村さんもここの卒業生)のボランティア講師として、4年生に同行した。同校は「愛鳥モデル校」として、30年以上前から愛鳥活動に取り組んでおり、上級生には愛鳥博士認定テストというのまであって、子どもたちの知識の深さには驚くばかり。鳥をきっかけに地域の自然環境に関心を持ち、自分から「自然は大切にしなくちゃいけないな」と感じ、行動する子を育てるお手伝いができればと思う。みんなでかんさつした鳥は、カワウ、チュウサギ、ダイサギ、マガモ、カルガモ、キジバト、ヒヨドリ、オオヨシキリ、ムクドリ、シジュウカラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバトなど。

 

5月8日 大丸用水堰上流

晴れ。コウゾリナ、ノイバラ満開。ナワシロイチゴ、ニワゼキショウ咲き出す。対(右)岸にはハナウドの花も。ササゴイ到着。魚道の溯上調査が行われている。

ところで、数日前にとうとう多摩川にもコイヘルペスが襲来し、多数のコイが死んでいるとのこと。とりあえず今日見た場所と時間においては、元気よく産卵しているコイはいたが、そのような気配は感じられなかった。

カワウ、ササゴイ、コサギ、アオサギ、カルガモ、コジュケイ、トビ、チョウゲンボウ(成鳥♂)、コチドリ、イソシギ、コアジサシ、キジバト、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、シジュウカラ、メジロ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、ガビチョウ。

 

5月9日 永田地区ほか

曇りときどき雨。「カワラノギク・プロジェクト」の活動日。実験区には前回からひと月経っても、みんなで数えるほどの芽生えがないとのこと。今後の植生管理について話し合った後、自生地を見に行ったところ、そこではある程度の実生が確認できた。カワウ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、キジ、イカルチドリ、イソシギ、カワセミ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、エナガ、ホオジロ、スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、シジュウカラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ガビチョウ。ここのノイバラは咲きはじめの状態(大丸用水堰からちょうど20km上流になる)。

解散後、根ヶ布の森へ。泥んこになって谷戸の生きもの調査を楽しんだ。

 

5月12日 多摩川水源〜笠取山

晴れ。登山道沿いのタチツボスミレが見頃。リスがカラマツの木に駆け登る。丸木橋を渡るとイワナがあわてて泡の中に身を隠す。水干では“最初の一滴”がポタッ、ポタッ。山頂付近のアズマシャクナゲのつぼみがふくらみはじめた。満開のミネザクラ?もあちこちに。こんな山奥で花見が楽しめるとは思わなかった。アオバト、アオゲラ、ビンズイ、ミソサザイ、ウグイス、メボソムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイ、アカハラ、コマドリ、コルリ、ルリビタキ、アオジ、ウソ、コガラ、ヒガラ、キバシリ、カケス。

 

5月13日 大丸用水堰上流

曇り。レンリソウが咲きはじめた。と同時に右岸の堤防では今年1回目の除草作業が行われている。とりあえず今回は実験区間の刈り取りを避けてもらえることになっているが、カワラサイコやカワラナデシコなど他の在来植物と、現在繁茂しつつあるネズミムギなどの動向も見ながら、どのタイミングで草刈りを行うのが良いのか検討していきたい。カワウ、ゴイサギ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、キジ、コジュケイ、トビ、チョウゲンボウ(2+)、イソシギ、コアジサシ、カワセミ(♂♀)、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、ガビチョウ。

 

5月15日 野川(野川公園周辺)

晴れ。野川流域連絡会「野川現場見学会(第3回)」。小金井市にある野川第一調節池から下流へ野川公園の中を通り、わき水広場、大沢の里、野川大沢調節池を経て大沢橋まで、野川沿いに約3kmを歩いた。

野川第一調節池は、大雨が降ったときに、増水した野川の水を引き入れて洪水を防ぐ遊水池で、普段は原っぱになっている。まずはその中につくられた“ビオトープ”「どじょう池」へ。市民委員の方から、この池がつくられた経緯や生息している動植物の話があった。

・どじょう池は、地域の人や子どもたちなど、みんなで協力して手づくりで掘り、河川管理者の東京都北多摩南部建設事務所が漏水防止のビニールシートと粘性土を張り、市民と行政が連携してつくった(2001年)。

・どじょう池には、柵などを一切設けず、誰でも自由に中に入れるようにしてある。絶えず子どもたちがやって来て、水遊びを楽しんでいる。

・どじょう池の水源は、国分寺崖線の下から出ている湧水を第一調節池沿いの側溝から引き入れており、どじょう池を経由して野川に流れ込む。この水と貫井神社の湧水は、しばらく雨が降らなくても涸れることはない。

・地元の市民団体が、毎月1回どじょう池と周囲の清掃を行っている。

・この日観察した生きものは、ドジョウ、モツゴ、メダカ、アメリカザリガニ(水生生物)、シオカラトンボ、クロスジギンヤンマ(昆虫)、ウキヤガラ、アゼナルコ、キショウブ(水辺の植物)など。

この付近の野川は、土手の傾斜が緩やかで誰でも水辺に近づくことができ、河川敷の植生も豊かである。しかし、雨量不足のためか、現在川には水がほとんど流れていない。瀬切れがおきているというよりも、ところどころに水たまりが残っているという状況で、カルガモや子どもたちがその水たまりの部分に集まっているのを見るのは、痛々しい限りである。野川上流部最大の課題である“水涸れ”を実感する。

「わき水広場」で、市民委員の方から湧水の流れで捕まえた水生生物を見せてもらう。サワガニ、ヘビトンボ、カワゲラなど、きれいな水の指標となる生物が多く見られる。「オニヤンマのヤゴは、成虫になるまで3年ほどかかるので、いまの本流のように水が涸れてしまう環境では生きられない」、「人が出したゴミを片付けるのは良いが、水路に積もった落ち葉など自然のものまですべて取り去ってしまうのは、そこに棲んでいる生きものにとっては良いことではない」という話もあった。

 わき水広場の水が流れ込む辺りから、野川の水は徐々に増え、瀬切れも目立たなくなる。しかし、ここから下流の野川は、川沿いに柵が設けられ、その下には切り立ったコンクリートの護岸が続いており、水辺に下りられるところは限られてしまう。

「大沢の里」で、崖線の湧水を利用している田んぼ(まだ水はない)を見学。わさび田もつくられているが、湧水が減ってしまい、いまはカラーが植えられている。

右岸には水車小屋(峯岸家)がある。江戸時代後期につくられ、昭和44年に野川が改修されて引水できなくなるまで使われていた大きな水車が保存されており、野川から水を引き入れていた水路跡も残っている。

2002年度に完成した「野川大沢調節池」は、普段はスポーツ広場になっており、テニスコートやサッカー場などが整備されている。

粗朶や木工沈床などでつくられた護岸を見て、大沢橋で解散。今後、野川流域連絡会は先月行われた全体会を踏まえて、「水量」、「水質」、「生きもの」の3つの分科会を中心に活動していく。

観察した野鳥は、コサギ、カルガモ、キジバト、カワセミ、アオゲラ、ハクセキレイ、シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラスなど。

 

5月16日 浅川合流点上流

曇りときどき小雨。多摩川の自然を守る会、定例自然観察会。今日はサバイバルゲーマーもラジコンを飛ばす人もドラマーもいないので、多摩川はとても静か。ハナウドの群落があちこちに。スイカズラ、ノイバラ、イボタノキなどと合わせ、白い花が河原を上品に彩っている。カワラナデシコが元気に育っている。復元実験地のカワラノギクも無事。カワラハハコがわずかに2本芽生えている。土手のレンリソウも健在だったが、花をつけているのは1本しか見つからない。先月から下水処理場が「水再生センター」に名称変更され、浅川処理場は「浅川水再生センター」に。その上につくられた公園を横切り、階段の下で昼食。午後は住宅街の中の自然を観察しながら、土方歳三の墓がある石田寺などを見学した。カワウ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、キジ、イカルチドリ、コゲラ、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、シジュウカラ、ガビチョウ。

 

5月18日 河口右岸

曇り。大潮の干潮時で、干潟が沖まで広がっている。そこにはたくさんのシギ、チドリ。“干潟ゴルフ”で野鳥を追い立てている人もいるが・・・。アシが青々と伸びてきた。カジイチゴの実が熟し、ハマヒルガオが花盛り。カワウ、コサギ、アオサギ、カルガモ、スズガモ、シロチドリ、メダイチドリ、キョウジョシギ、トウネン、ハマシギ、アオアシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、チュウシャクシギ、コアジサシ、ツバメ、ハクセキレイ、オオヨシキリ、スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、オナガ。

 

5月19日 大荷田川

曇り。小作堰の下流(右岸)で多摩川に流れ込む大荷田川は、全長4kmほどの小さな川だが、野鳥が多く見られるところだと聞いていたので、周辺の丘陵の確認も兼ねて出掛けた。

多摩川への合流点から、交通量の多い国道を横切って川沿いの細い道に入るが、すぐ先に食品工場があって、トラックがバンバン通る。さらにその先で圏央道をくぐって、ようやく静かな林の中へ。サンコウチョウが鳴いている。コアジサイが咲きはじめた。川の落差の下にはカワムツやアブラハヤが群れている。近くで自然観察をしていた人の話では、最近この地域で野鳥の雛を狙う密猟事件が多発しているとのこと。辺りには「ゴミ捨て禁止」の看板も目立つ。さらに上流に進むと病院があり、その先は秋川街道に出るまで開けてしまっていたので、川の南北の丘陵地帯を歩く。コナラを中心とした雑木林は、よく手入れされているようだったが、野鳥にはあまり出会えなかった。天気予報通り、昼過ぎから雨が降り出した。

コジュケイ、アオバト、アオゲラ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、サンコウチョウ、エナガ、ホオジロ、スズメ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ガビチョウ。

 

5月20日 大丸堰

曇りときどき雨。昨日からの雨で多摩川の水量は多め。堰の際に弱ったコイが数匹。換羽の時期なのか、風切の抜けたカラスを何羽も見かけた。ツルマンネングサ満開。コゴメバオトギリが咲きはじめた。カワウ、ササゴイ、コサギ、アオサギ、カルガモ、キジ、トビ、オオタカ(若鳥)、コチドリ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、カワラヒワ、ムクドリ、ハシブトガラス、ドバト。

 

5月21日 大丸

台風2号一過の青空(19日夜から21日朝までの流域の累加雨量は90mm程度)。増水した多摩川を見るのは久しぶりだ。南岸のコナラ林からはキビタキの声。カワウ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、トビ、オオタカ(若鳥)、チョウゲンボウ(成鳥)、コアジサシ、アオゲラ、ツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、キビタキ、スズメ、ムクドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラス、ガビチョウ。

 

5月22日 大丸用水堰上流

曇り。多摩川は水量豊富。堰のゲートを4門倒して流しているが、もう増水しているという感じはなく、濁りもおさまった。府中市のデイキャンプが行われており、河川敷は朝から大賑わい。カヌーを漕いでいる人もいる。

堤防の除草が実施された。レンリソウの自生地は無事(花は盛りを過ぎた)だったが、今回は刈らないことになっていた実験区間の法面上部も刈り取られてしまった。河川管理者に対して、先月、施工業者も交えて現地で確認したこと(実験区間においては、@除草の回数を現行の3回から2回にし、その時期について本会と協議する、A除草にトラクターのような大型機械を使用しない)を徹底するように要望した。

カワウ、コサギ、ダイサギ、カルガモ、キジ、トビ、オオタカ(若鳥)、キジバト、カワセミ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ムクドリ、メジロ、オナガ、ハシブトガラス、ドバト。

 

5月23日 宿河原

曇り、肌寒い。「クリーンエイド@たま」の「多摩川クリーンエイド2004」に参加し、小田急線鉄橋付近のゴミ拾いをした。タバコの吸殻、次いで花火が圧倒的に多く、弁当の容器、コンビニ袋、ペットボトルなどは思ったより少なかった。河原は一見きれいなようでも、小さく目立たないゴミは限りなく落ちている。ゴミ拾いの後は、恒例の野草料理をはじめ、環境学習ミニトーク、バードウォッチングなどもあって、楽しい一日だった。

毎年みんなが楽しみにしているこのイベントは、来年10周年を迎える。

 

5月24日 横沢入

晴れときどき曇り。

「東京最後の里山」とも呼ばれている横沢入。宅地開発の危機が去ったいま、一日も早く計画的な保全がなされることが望まれている。

ハルゼミが鳴いている。クワ、モミジイチゴ、クサイチゴなどの実を楽しむ。あとひと月もすれば、ネムノキの花が咲くだろう。谷戸沿いの林でキビタキを2羽、じっくりと観察。ガビチョウの多さも気になるが。砂利道を上っていくと、右に怪しげな岩穴。目の前をアオダイショウが横切った。

キジ、コジュケイ、トビ、アオバト、ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、ホオジロ、イカル、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ハシブトガラス、ガビチョウ多。

 

5月26日 大丸用水堰上流

晴れ。堰のゲートが閉められ、澄んだ水が川幅いっぱいに流れている。

実験区間、レンリソウの自生地を含め、堤防周辺はすべて除草されてしまっていた。河川管理者は情報伝達上の過失だと言うが、こうした事態がおきないために、関係者全員で現地を見て調整したのだが。

カイツブリ、カワウ、ササゴイ、コサギ、ダイサギ、アオサギ、カルガモ、キジ、コジュケイ、トビ、コチドリ、コアジサシ、カワセミ、コゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、ホオジロ、スズメ、カワラヒワ、ムクドリ、シジュウカラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、ガビチョウ。

 

5月27日 青梅(駒木町〜畑中)

曇りときどき晴れ。青梅さとやま市民会議のメンバーと市南部の丘陵へ。駒木町の山林に残土処分場をつくる計画があり、「残土埋立てに絶対反対」の看板があちこちに立っている。午後は吉野街道から馬引沢沿いに峠まで。その南面は二ツ塚廃棄物広域処理場である。

キジバト、アオバト、ホトトギス、カワセミ、アオゲラ、コゲラ、セグロセキレイ、キセキレイ、ヒヨドリ、ウグイス、クロツグミ、キビタキ、エナガ、ホオジロ、イカル、ヒガラ、シジュウカラ、メジロ、カケス、ガビチョウ。

 

5月29日 連光寺

晴れ、暑い。ホトトギス、アオゲラ、コゲラ、ヒヨドリ、ウグイス、キビタキ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ガビチョウ。

 

5月30日 五日市線鉄橋上流(左岸)

晴れ、猛暑。「ふっさ環境フェスティバル」が多摩川中央公園で開かれ、自然環境アカデミーのスタッフとして、自然観察ブースの手伝いに。

ブースには網を持って水遊びにきた親子連れやヤマカガシの赤ちゃんを捕まえてきた子どもたちなど、自然大好き人間が集い、川原に出て、水辺を歩きまわるチドリ・セキレイ類や、ブースに展示した羽を手にとって見てもらったカルガモ、トビなどを観察した。フィールドスコープにデジタルカメラを接続して撮影する“デジスコ”も人気で、炎天下にもかかわらず、みんな熱心に観察を続けていた。

五日市線鉄橋付近の多摩川の流れは、2001年9月の台風で大きく変わったが、平井川の合流部には深い淵が残っていて、地元の子どもたちが飛び込んで泳いでいる。石河原には、その出水で消滅したと思っていたカワラニガナも確認できた。

 

5月31日 草花丘陵

晴れ、猛暑。羽村市郷土博物館の裏から浅間岳へ。サンコウチョウがたくさん鳴いている。羽村神社からの眺めはすばらしく、多摩川がきらきらと輝きながら流れている。しかし、丘陵の南面は以前からゴルフ場(立川国際カントリークラブ)になっている。アオバト、ホトトギス、コゲラ、ウグイス、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウなど。