ホビットの冒険@岩波少年文庫における
アタシ的みどころ・・・・・・・・・・・・・

+++闇の森ライフ+++

まず上巻。上巻の最大のみどころは、スラ王と彼の民の大宴会シーンですよ!宴会シーンは結構しつこく描写されてて嬉しいかぎり♪

スラ王は木の葉の冠、森エルフたちはみな髪に花差して、エコ素材がお好きなのかと思いきや森エルフたちってば「緑の宝石」(エメラルド?)や「白く光る石」(ダイアモンド?)で着飾っちゃってます。きっと宝石好きの王様に倣ったのでしょう。王様もあれやこれやとジャラジャラつけてるに決まってますが(断定)、それに関する記述はなく、ちと残念。でもスラ王の御髪が黄金色だとハッキリ書かれていてポイント高いです♪

下巻ではいきなり(?)スラ王が木の実と赤い葉っぱの冠かぶって登場。この冠は秋素材で、春になったら森の花々で編むらしい。んで木彫りのイスに座って彫刻を施された樫の杖を持っている。この杖でレゴラスの頭をポコポコ叩いたりしてるんだろうなあ・・・。あと手の届かないトコにあるものを座ったままコレで引き寄せたり・・・横着なコトしてそう。
そしてこのシーンのスランドゥイルが大っ嫌いな筈のドワーフに情けを!!なんだ、怖いフリして優しいんじゃ〜ん(感動)

そしてスラ王専用ワインの存在が明らかに!ドルウィニョン産で度数が高いらしい。樽で買っている。森エルフもアルコールに強いって設定だけど、番兵長と給仕頭(ガリオン?)がこれ飲んで死んでましたね(笑)

こんな(どんな?)王の岩屋に森エルフの大部分が住んでるンだそーです。すっごい大所帯、そんな大きな宮殿なの?・・・つかみんなスラ王と同棲同居?!?!いいなあぁぁ〜〜。

+++ナイスガイ・バルド+++

下巻最大のみどころは勇者バルドとエルフ王の関係!!
「きびしい声音きびしい顔つき」で「目にはげしい光」をともした「背の高い」「黒髪」の谷間の町の領主ギリオンの子孫。いまは強欲で臆病者な統領が統べるエスガロスの弓矢組の隊長をしていますが世が世なら王子様・王様ですよ!!なんてお似合いなんでしょう♪(←誰と?)

たったひとりで竜を倒すシーンてばマジかっこよ過ぎ。惚れます!!
ぐちゃぐちゃになった町や焼け出された町の人たちのために奔走する姿にもマジ惚れ!実直でリーダーシップがあって、やはり血筋なのでしょうか。一気に人心を掴みました。きっとエルフ王の心をも掴んだでしょう♪←

そしてエルフ王の悪口(?)を言うトーリンに「エルフ王はわたしの友だ」とみんなの前で爆弾発言(←?)。ビルボがアーケン石を持って訪ねていったらバルドったらエルフ王といっしょに焚き火にあたってるし〜。んでもってビルボになんだか対抗心燃やしちゃって、いろいろぐちゃぐちゃ言ってるし。恋する男は可愛いなあ、もう!

戦いが終わり、戦利品の金銀を気前良く皆にふるまう高潔なバルド…
そして忘れちゃいけないギリオンのエメラルドですが、あとで語ります。

+++伏兵 ビルボ and more…+++

「いよいよさいごという時になったら、エルフ王を守りぬいてやろうときめた気持ちがあったからでした」 ←ビルボ  下巻228頁なんですが・・・
ほおぉぉ〜〜そうですか!そうだったんですか!!でも、いったい何で?どうしてエルフ王なの??スラ様ってそんなに保護欲そそるの?!?!そういやこの数ページ前、ゴブリン&狼をまえにエルフ王大ピーンチ!!のとき、エルフ王を嫌っていた筈のトーリンが引き篭もりをやめていきなり打ってでてました。いったいなぜこのタイミング?偶然?偶然なの?!

+++貢ぎ物+++

終盤の大注目シーン!スラ王、男ふたりに貢がれる@@←??

まず貢いだのはバルド。ギリオンのエメラルド・・・500個のエメラルドが使われた首飾り。先祖の形見の大切な品、つーか家宝でしょ!!せっかく子孫の手に戻って来たとゆーのに、あっさりエルフ王にあげちゃってるし。
きっと手にした瞬間、それ身につけたスランドゥイル王の美しい姿を想像し…血迷ったんですな。スラ王はどんな顔して受け取ったんだろう。つけて見せてあげたりとか、まさかバルドがつけたげたりとかしたんだろか@@
トールキン教授ってば、まったく…肝心なコトを書いてないんだから!

そしてお次はビルボ。銀の紐でつづられた真珠の首飾り。ホビットらしい可愛い感じの贈り物ですね♪バルドのゴージャスな貢ぎ物とは全然違う可憐な魅力で攻めてるわ、王がガン爺をしつこく誘ってる最中(ちょっと間違い)とゆー絶好のタイミングで貢いでるわ、宮殿へのご招待は辞退してんのに策士なんだか遠慮がちなんだかよくわからん素晴らしさです。スラ王もよほど嬉しかったのか「まことの貴人ビルボ殿」だの「エルフの友」だのほめちぎりまくり、幸せまで祈ってあげました。ビルボってば果報者!

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