
俺は今、ホテルの一室にいる。会社の出張で泊まっているホテルなのだが、携帯電話を手にしながら、さっきからずっと迷っている。 実は、出張先で大学時代の友人と偶然に会ったのだった。 学生時代、彼とはとある理由で一番仲が良かった。 その彼とは社会人になってからは中々会えなくなり、最近では連絡を取ることも少なくなってしまっていた。 まさか出張先で彼に会うとは夢にも思わずに、久々の邂逅についつい話が弾んでしまっていた。 お互いの近況を報告し合い、昔話で盛り上がり、久方ぶりに懐かしい気分を味わっていた。 その彼と別れ際、一枚のメモを貰ったのだった。 「これは?」と尋ねると、彼が悪戯っぽく笑いながら「いいものだ」と答えてくる。 意味が分からずに再度尋ねると、そっと耳打ちをしてきた。 「これでお楽しみが買えるんだ」 それだけで意味が分かってしまった。 そうなんだ。彼と一番仲良かった理由とは、お互いに男にしか興味がもてないという事なんだ。 その彼が渡してくれたメモ。それには電話番号が書かれてあった。 彼曰く「ここに電話をすれば、お好みの子がやってくる」と言うことらしい。 「大丈夫なのか?」と尋ねたら、ここのは安心していいとう返事だった。 そうして、俺はさっきから迷っているんだ。 こんな所に電話して大丈夫だろうか?だけど、あいつの紹介なら騙されるという事はないだろうとも思っている。 さて、どうしようか。 |
| ■電話をする。 ■電話をしない。 |