口淫、二

最初は確かに躊躇いがあった。 男のモノを口に銜え、奉仕するのだから。 恥ずかしい、やり方もよく知らないし、どうすればいいのかも分からない。 だけど、つい口に出していってしまったのだ。 「銜えてやる」と。 いつもいつもあいつにしてもらっていた。 それをされると恥ずかしいし、乱れる自分も嫌だった。 だって感じすぎてしまうから。 多分、男にとって一番感じる場所なんだろうと思う。直截的に感じる所。 ある意味急所であり、鋭敏な感覚の固まりみたいな所だから。 そこを彼に銜えられ、舐められ、扱かれる。 最初は喘ぐ自分が嫌でそれなりに我慢もするのだけど、そのうちに気持ちよすぎて訳が分からなくなってしまうのだ。 男の口に自分の一番感じるところを嬲られる。 そう考えただけで体が火照ってしまうくらいに彼の愛撫に慣らされた自分がいるのだ。 あまりに気持ちよくて、よがって、もっとと男の愛撫を望んでしまうくらいに。 セックスの時、いつも彼に翻弄されていた。 不慣れなせいもあって、最初はぎこちなくしか動けなかった自分だけど、今は喘ぐことも男を迎え入れることも覚えてしまった。 尻を振り、男のモノを受け入れてよがることすらしてしまう自分。 いつも自分だけが乱れてしまう。 もちろん彼が自分よりも遙かに年上で、それなりに経験を積んでいるというハンディはあるだろう。 それでも抱かれるたびに自分だけが我を忘れてセックスに溺れさせられているんじゃないのかという気がしてならないのだ。 自分だけが気持ちよくさせられるのが、不公平だと思ってしまったのだ。 俺だけが乱れて、男の前に醜態を晒しているんじゃないのかと。 だからなのかもしれない。 彼のモノを銜えると、言ってしまったのかもしれないと。 最初、彼は自分の言った事を信じなかった。 侮っていたのかもしれない。 「出来るのか?」と不安そうな目を向けていたくらいだから。 その視線に生来の負けん気を刺激させられてしまったのだ。 「やるって言ったから、やる」と子供じみた言い方をして返してしまった。 そして裸になって男の股の間にかがみ込んだのだ。 彼のモノを手にして、思わずごくりと唾を飲み込んでしまった。 少しばかり、自分の言った事を後悔しそうになったくらいに。 そんな自分の躊躇いを彼は敏感に察したのだろうか。 「無理しなくてもいい」と言ってきたのだ。 だけどその言葉に、子供扱いされているような響きを感じて「やる」と改めて口にしていた。 覚悟を決めて男のモノに口を付けたのだ。 ちゅるりと吸い付いた。 大きくて堅い肉の固まりを口の中へと導き入れる。 どうすれば彼の欲望を煽れるのかが分からない。しょうがないから、いつも自分が彼にされていることを思い出しながら行為を続けたのだ。 口に含み入れ、舌で嬲り回し、時折歯も使う。 セックスの前擬と言うよりは、勉強のおさらいのような気分だった。 確か彼にはこうされていた、こうすれば自分は気持ちよかったっけと思い出しながらの行為なのだから。 それでも口淫を続けていると、体が火照ってくるのも確かなのだ。 彼も自分の拙い愛撫で感じてくれているのか、銜えているモノが大きくなり堅くそそり立ち、先端から先走りの蜜を漏らすようになってきたからだ。 じわりと熱が生まれる。 これがいつも自分を酔わせるのだ。 この堅い凶器と呼んでもいいくらいのモノが自分の中に入り込み、蠢き、中を擦り上げて、感じるところを抉っているから。 ぞくりと身の内が震える。 腰の奥が疼くような感覚がある。 この堅いモノを口ではなく、下に欲しくなってしまう。 自分の秘所に押し当てて、熱いこれを中に入れたくてたまらなくなる。 だけど、それを口にするのが躊躇われる。 口に入れたこれを離すのさえ惜しくなる。 尻が疼いている。 体が…熱い。 「どうしたティーダ?」 「…」 微かに笑みを含ませた声が真上から聞こえてくる。 俺が感じているのが彼には多分分かってるんだろう。男のモノを口に銜えながら、自分自身が高ぶっているんだから。見た目の変化はきっと誤魔化しきれない。 疼いている体も、彼にはばれていると思う。 そっと上目遣いで男を見詰めた。 二人、目があう。 その時彼の瞳の中に情欲に濡れた色を見付けてしまったのだ。 それだけで我慢の糸が切れたような気がした。 「ねぇ」と欲望に掠れた声をだす。 「何だ?」 「あ…アーロンのが…欲しい」 アーロンがふっと口元を微かに緩ませる。そしてティーダの背をそろりと撫でて、少年の腰から尻へと指を這わせて彼の秘所へと指を浅く埋め込ませてきたのだ。 「あっ…ん」 それだけで高ぶっていた体には溜まらない刺激だった。 「そうだな。俺もそろそろ限界だな」 終わり。 |
エロで〜す。がっつりとエロしちゃいました。
そろそろエロの波がざっぶ〜んと来てしまいました。
口淫其の二です。
前回がジェクト編だったので、今回はアーロン編といたしました。
清らかさんなお話もいいけれど、真正面からのエロ話も好きでして。
かなりエロいうちのティーダ。負けん気の強い少年なティーダも好きだけど、
こんなHなティーダも結構好き。
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