海辺にて*****futatabino*****



カーテンの隙間から陽の光がこぼれる。
ティーダはもぞもぞと動いて光が顔に射さない格好を探した。
そのままベッドの中で心地よい惰眠をむさぼるはずだった。

「おい、いー加減起ねーか。」
肩を揺さぶられ布団をはがされる。ティーダは、仕方なしに寝ぼけ眼を擦りながら起き上がった。
「いつまでも寝てんじゃねーよ。眼ん玉が腐っちまうぜ・・・。」
ジェクトである。
いつもならティーダが起こさねば、いつまでも寝ているはずんの彼に起こされた。それだけでも驚くべき事なのに
「飯出来てんぞ。早くしろ。」
と、ジェクトが言葉を続けた。確かにドアの隙間からうまそうな匂いが漂ってきている。
"おかしい・・・。何か変だ・・・"
ティーダの頭の中で警報がなる。
いつまでも動こうとしないティーダにしびれを切らしたジェクトは、
「さっさと支度しろよ。出掛けっぞ。」
と言い置いて先に部屋を出て行った。


出かける?どこへ?
浮かんでは消える疑問符に頭をひねりながら、ティーダは、Tシャツと短パンに着替えると、キッチンへ入った。
ジェクトは、と言えば、コーヒーカップ片手に新聞を広げている。
「おやじぃ、めし、冷めてんだけど・・・・・」
「・・・・・」
もともと返事を期待していなかったティーダは、入れなおしたカフェオレをすすり、ジェクトの手元をのぞきこんだ。
「めずらしーね。なんか面白い事でも載ってんの、って・・・。・・・・親父・・・それ、逆さま・・・」
「え〜い、うるさい。うるさいっ。さっさとめし食っちまえっっ」
ジェクトの剣幕に、ティーダはしぶしぶとテーブルに戻り、朝食兼昼食を口に運びはじめた。
「わ〜った。判りました。だけどさ、もう昼近くだぜ・・・。これから何処に出かけようってのさ。」
「付いて来りゃぁ判る」
ジェクトがにやりと笑みを浮かべた。
ヴォヴォヴォ・・・・・
外から、やたらとにぎやかな音がすると思ったら、案の定ジェクトの仕業だった。
ティーダが覗くと、ジェクトのでかいバイクが小気味よくエンジンを廻している。
「親父ーっ、真昼間っから何やってんだよ。近所迷惑だろーーーが!! 」
ティーダは庭先のジェクトに声を張り上げた。
ティーダの声が聞こえたのか、ジェクトが顔を上げた。にぃっと笑うとこちらに近づいて来る。
「あんだよ、おめーは。まだ支度できねえのか、・・・・ん?」
と、一向に悪びれる様子も無くティーダの顔を覗きこんだ。
"こりゃ、言うとおりにしないとダメっスね・・・"
「判った・・・・・」
諦め顔で返事をしたティーダに、ジェクトがさらに追い討ちをかけた。
「おい。こないだ買ったアレ、着てこいよ。」
「へ〜ぃ」
ティーダはいやそうな顔で答えたが、意外と素直に、部屋の奥へと戻っていった。

「 え〜っと、どこに入れといたんだっけ・・・・・」
ティーダはごそごそとクローゼットの中をかき回していた。
「オレの趣味じゃないんだよなー、あの革ジャン・・・・。・・・お、あった。これだこれだ。」
奥に丸めて投げ込んであったライディングジャケットを引っ張り出す。。
真っ黒なレザージャケットの背に、ジェクトの趣味で派手な刺繍が施されていた。
「げー、マジでこれ着なくちゃなんないッスかね・・」
顔をしかめていたティーダは、意を決して短パンをジーンズに履き替えるとジャケットを手に駆けだした。

「おせーぞ。いつまで待たせんだよ、ばーか」
「うっせーな。ものの十分も待たせてねーぞ。馬鹿親父」
ジェクトの軽口にティーダが軽く毒づくのはいつものことで・・・・

ジェクトは、取り上げたジャケットを嫌がるティーダに強引に羽織らせると、
「お、良く似合うじゃねぇか。オレが見立ててやっただけはあるねぇ・・・」
満足そうな笑みを浮かべた。
「ほれ。」
ジェクトがティーダにヘルメットを投げた。投げ渡されたメットはわずかにティーダの手元からそれた。
「おぉっと・・・」ティーダがかろうじて受け止める。
「あっぶねーなー馬鹿親父、人のメット投げんなよな。大体この距離ではずすなんてどーかしてるぜ。」
「わりぃわりぃ。ま、そーかっかすんなって・・・・・・。いくぜ!」
シートにまたがったジェクトが、ティーダに手を伸ばした。
ティーダが当たり前のように、その手をとる。
「あらよっ」
ジェクトの声を合図にティーダは軽やかに後部シートに収まった。
「とばすからな、しっかり捕まってろよ。」
二人の乗ったバイクは見慣れた街を抜け郊外へとでた。どうやらジェクトの目的地はだいぶ遠くにありそうだ。

「なア、何処行くんだよ。」
「任せろっていっただろ。いいとこ連れてってやっからよ。」
ティーダが何度問うて見ても、ジェクトは一向にはっきりと答えようとしない。
じれたティーダが、「ねえ、まだ?」と何回目かの問いを口にしようとしたとき、
「よっしゃぁ、・・・曲がんぞ。」
クッとジェクトがハンドルを切った。バランスを崩しそうになったティーダがあわててジェクトにしがみつく。
「・・・・・」
広い背中だとティーダは思った。ヘルメット越しにジェクトの背に触れる頬が熱くなる。
"・・・・・このまま時が止まればいい・・・・・"
柄にも無い事が頭に浮かんだ。

人気の無い、狭く見通しの悪い道を走っていたはずが、唐突に視界が開けた。目の前に青空が広がる。ふいにバイクが止まった。
「どーだ。目ン玉開けて、見てみろや。」
ジェクトの声に誘われて、ティーダがバイザーを上げシートから降りた。ゆっくりとヘルメットをはずす。
「うっわぁ・・・・。」
眼下に豪快なしぶきを上げて砕ける波と光を弾いて輝く海が見えた。。
一気に海へと落ち込むような下り坂のさきに、、大きな入り江とそれを抱くように伸びる緑に覆われた岬がかすんでいる。
岩場に砕ける波音と、肌で感じる潮の香り。
ティーダは何処までも続く青空と海原に心を奪われた。
なんと言う開放感だろう。ザナルカンドで見る海とは一味も二味も違う荒々しい海。
「すっげー。すっげー。オレ、こんなの見るのはじめてかも・・・」
「だろ?オレ様のお気に入りの場所って奴よ。こっからの眺めは抜群だからよ、お前にも見せたくってな。」
ティーダの様子に気を良くしたのだろう。ジェクトが、にっと笑みを浮かべた。

「じゃ、次、いってみっか。」
海沿いの道を再び走り出す。心地よい潮風が頬をなでていく。
しばらくするとあたりの様相が変わり始めた。道は再び森の中に入っていく。
うっそうとした木立の中あたりは薄暗くなり、この先に人家など無いように思われた。
「ね、一体何処まで行くのさ・・・・・・」
「だーかーら、任せなさいって。」



遠く道の突き当たりに古い屋敷が見えた。大きな長屋門から両脇に巡らされた築地塀が敷地の広さを物語っていた。
"まさかあそこに行くのかよ・・・・?嘘だろーッッ "
ティーダの狼狽をよそに、ジェクト至極当たり前の顔をしてバイクを乗りつけた。
「着いたぜ。」
ジェクトは飛び出てきた係員にキーを預け、振り返りもせずに歩き出した。 ティーダがあわてて後を追いかける。
「おい、こっちだ。こっち。」
ジェクトに促がされるままにティーダは門をくぐった。
手入れの行き届いた前庭の木立の中、緩やかな曲線を描くよう配置された飛石を歩くと、生垣があり、人の気配があった。
「いらっしゃいませ。いつもの離れでよろしゅうございますね。」
和服を着た品のいい女性が二人を出迎えた。
「いつも突然でわりーな。・・・・・・」
ジェクトは、二言三言女将と言葉を交わすと満足そうな表情でうなずき、歩き出した
「さ、お連れ様もどうぞ・・・・」
「え・・あ、おれ?・・・」
状況が飲み込めずにきょとんとしていたティーダは、あわてて後を追いかけた。
二人は母屋を通り抜け、中庭へと向かう。
「こっちだ。」
ジェクトは慣れた様子で庭の奥へと歩いていく。
「慣れてんジャン・・・・・。親父、ここに着たことあるんだ。・・・・」
後を追いかけて歩くティーダが、ボソリとつぶやいた。
「こういうトコロって客を選ぶんだろ?どう考えたって、俺たち場違いだぜ。なのにさ・・」
ジェクトは、なおも言い募ろうとするティーダをうるさそうに振り向いた。腕が上がった。
「だから、さっき言ったはずだぜ。いい所へ連れてってやるってさ。」
ジェクトが指差す先に、隠れるように竹垣が巡らされた離れがたっている。近づいて行くと簡素な作りながら、
使われている材料は吟味されつくしている事が素人目にも良く分かった。
庭門をくぐると玉砂利を敷き詰め御影の飛石を配した露地にでる。手入れの行き届いた庭木が静かな空間を生み出していた。
遠くに鳥のさえずりが聞こえ、あたりには仄かに花の香りが漂う。
すべてが客をもてなすためだけに存在していた。
庭木の間に見えた枝折戸を抜けて玄関をくぐる。
「ここって、靴脱ぐんだよね・・・・」
「あたぼうよ。」

式台に腰掛け、ブーツを脱ぐ。床板の冷たい感触が心地よい。
襖をあけると囲炉裏が切ってある板の間があり、さらに奥の襖を開けると広い和室になっていた。
「おう、コッチ来いよ。」床の間を背に胡坐をかいたジェクトがティーダを手招きする。
ティーダは座ろうとせずジェクトを見下ろしている。
「誰と来てたのさ・・・。」
険を含んだ視線と共にジェクトに訊ねた。
「ン?・・まあなんだ・・・その・・・・」
「誰とさ・・・・」
ティーダの声がこわばった。
「誰だっていーじゃねーか。今はお前と来てんだからよ・・・・・それとも何か?やきもちか?」
「馬鹿な事言ってんじゃねーや。誰がヤキモチなんか・・・・・」
いつもこうだ。問い詰めても突っかかってみても、ジェクトに軽くあしらわれてしまう。
それがたまらなく悔しかった。
それでも、好奇心と物珍しさが手伝って、ティーダは扉を開けてはあちこち覗いて回る。
ほかにこじんまりとした部屋がもう二つほどと水回りの施設が見つかった。
その様子がますますジェクトにからかう口実を与えている事にティーダは気付かない。

「ガキだね〜。少しは落ち着いて座ってみろってんだ。・・・・・」

「うるせぇなぁもう。・・・・・え〜と、ここは何処に出られるんだろ・・・?」
かすかに聞こえてくる波音に、ティーダは、雪見障子を開け放つ。
広い濡れ縁の先に、暮れかかる雄大な海原を背景に、石組みの露天風呂が設えられていた。
自然石を用いたは岩風呂は、大人数人が入っても十分に余りある広さで、湯口から絶えず流れ込む湯が、浴槽の縁から溢れだしている。
「オレ、風呂入る〜〜〜。」
ティーダが喜々として飛び出していく。

「だからガキだって言うんだよ・・・・・。」
つぶやくジェクトの顔はいつになく柔和だった。
海に沈む夕日が何もかもを紅く染め上げ、最後の輝きを見せる。
見事な落日を望みながら風呂に入る。普段の生活では決して味わえない贅沢な瞬間だ。
親父に感謝ってトコかな・・・。それにしても・・・・・・

「なんでぇ。柄にも無く難しい顔して・・・・」
顔を上げればジェクトがいたずらっぽい表情で覗きこんでいた。
「うっせーなー。オレだってたまには考え事すんの。」
「ほー、そーですか・・・」
湯船に入ってきたジェクトはティーダの正面に陣取った。
うるさそうにそっぽを向くティーダの顔をジェクトが追う。
「うるせえなぁ。あっち行けよ・・・」
ティーダは、ジェクトの浮かべる薄笑いが気に入らなくて、あっちへ行けと手を払った。
「な、・・・・・お前ね、それが仮にもソンケーする親にとる態度ぉ?」
「尊敬?・・・・誰が・・・」
「うっわー。傷つく。オレァ、今ほんっとに心のソコから傷ついたぞ。」
軽口をやめないジェクトの姿がティーダの癇に障った。
「なんだよ。オレの事馬鹿にしてさ・・・・・ 。」
たまっていたものが爆発した。立ち上がり、一気にまくし立てる
「親父、ここの常連なんだろ。慣れてるもんな・・・。一体、誰を連れ込んでたんだよ。オレだってそのくらいの検討は付けられんだかんな。」
ティーダは言うだけ言うとジェクトを睨み付け、一方のジェクトは、唖然としてティーダを見つめていた。


「馬鹿だね〜。」
沈黙を破ったのはジェクトの笑い声。
「お前ねー。オレがそんなに信用出来ねーか?」
「だって」
「あのな〜、ここはオレの隠れ家みてーなもんなんだよ。」
「隠れ家?」
「そーだよ。」
「うそだ・・・・・。」
「いいかぁ。オレだってたまにはなんちゅーか・・・・その、そう、命の洗濯って奴をしたくなるんだよ。」
「・・・・・・・」
「ここは、馴染みか、紹介者がなくっちゃ入れねえ。自分のためだけの時間と空間て奴があるんだよ。」
「う・・・・ん。」
「つまり・・・。なんだな。オレのとっておきってやつだ。」
承服しかねると言った表情のティーダを膝に座らせた。
「・・・・ここの夕焼けを見せたかったんだよ・・・・」
照れているのか、夕日の所為なのか、ジェクトの顔に紅い色が注していた。


すうっと伸びたティーダの腕が、ジェクトに巻きついた。
「ばーか」
いたずらっぽい笑みを浮かべ、ティーダの頭がジェクトの肩に埋まった。
「好きだよ・・・。」
瞬間、ジェクトが固まった。
「・・・・・」
「な〜んてね。驚いた?」
呆けた顔をしていたジェクトは、我に返るとティーダを抱きすくめた。
「な、なにすんだよ。放せってば。」
もがくティーダを浴槽に押し付け、動きを封じる。ティーダの腰に熱を帯びて硬くそそり立ったジェクトが当たる。
「いってぇなぁ、相変わらず馬鹿力なんだから。・・・放せってば、馬鹿親父!
  あ〜っ。なにおったててんだよ!」
「ワリィ。その気になっちまった。」
噛み付くような口付けが、ティーダのわずかな抵抗を封じた。


ジェクトがねぶるようにティーダの耳を舐める。吹きかけられる息の熱さにティーダが背を振るわせる。
「ン・・」
微かに開いたティーダの唇から吐息が漏れた。
ティーダを抱きすくめていた腕が緩んだ。
ジェクトの掌がティーダの鎖骨をたどり、胸へと降りる。
乳首を探り当て、ころころと転がす。
「あふっ」
ビクンッ、とティーダがのけ反った。
ジェクトは執拗に乳首をこね回し、もう一方を軽くかんで舐りだした。
空いた手でティーダの体を支えると、膝を割り込ませて、跨る形をとらせた。
「・・・あ・や・・・も・・・・と」
乳首への愛撫では物足りなくなったティーダは、ジェクトの腹にそそり立つ己を擦りつけはじめた。
二人の動きにあわせて、湯が激しくうねりだした。
「んっ・・・・ん・・あ・・・・あぅ」
ジェクトの手がティーダの肌を鮮やかな朱に染め上げていく。
ジェクトに触れられた所がどうしようもなく熱い。体の奥底から何ともいえない感覚が湧き上がり、ティーダを巻き込んでは容赦なく突き落とす。
「おや・・・じ・・・」
ティーダは体内の熱を解放したくて、腰を揺らめかしてジェクトを誘う。
「まぁ、そーがっつくなって・・・。お楽しみはこれからだぜぃ。」
ジェクトの手がティーダの股間に伸びた。太ももをゆっくりと撫で下ろす。
ティーダの足がびくびくと震えた。下りていった手が這い上がり、這い下りる。
何回か繰り返すうちに、ジェクトの指は窄まった後孔にたどり着いた。
触れるか触れないかの愛撫の後、会陰のあたりを、くすぐる様に指が動く。
「ホレ。ここが物欲しそうにこんなにヒクついてやがる。」
「や・・、そこじゃな・・・」
ティーダは、触れて欲しい所に触れてもらえないもどかしさの中、湧き上がる快感に翻弄され声を上げ続けた。
ティーダの口にジェクトの指が挿し込まれた。意図を察したティーダが、たっぷりと唾液をからませる。
ティーダの唾液でぬれたジェクトの指が 、膝立ちになり浴槽にもたれかかるティーダの後孔にあてがわれた。
「・・・・・」
一瞬ティーダの息が詰まり、ジェクトの指はティーダの体内へのみ込まれていった。


「ン?どうした。何処がいいんだ?・・言ってみろよ・・・」
ゆるゆると円を描いて動く指は、きつく閉ざされた後孔を解きほぐしていく。
ころあいを見て指がもう一本もぐりこんだ。
「あ・・・・ナ・・・いぱ・・・いっぱい・・・」
二本の指がねじれるようにティーダの中を掻き回した。
肉壁を擦りあげる指先が、前立腺を探りあてた。
「ン〜〜〜〜〜。」
体中を電流が駆け巡る。声にならない叫びが背を反らせたティーダの口から零れ落ちた。
痛い程に張り詰めたペニスの先端からは、とめどなく先走りの蜜が溢れ出る。
それをたっぷりと絡めた指がもう一本ねじ込まれた。きちきちに拡げられた後孔をジェクトの指がゆっくりと出入りを繰り返し、そのたびにティーダの口から喘ぎがこぼれた。
「ホラホラ、どうして欲しいのか言ってみろよ。それとも、ここで終いにするか?」
ジェクトの楽しそうな声が耳元に聞こえ、乳首が思いっきり摘まれる。
「・・ひ・・」
体を震わす鋭い痛みすら快感に変わった。

「・・・し・・・・て・・」
「ン?なんだ・・・」
「いれ・・・」
「聞こえねーな。」
ニヤニヤとしてジェクトがティーダを追い詰める。
「さっきからいってんだろ。はっきり言わなきゃわかんね〜って。」
「あ・・・・。なか、・・・俺の中イッパイにして。」
「いい子だ」
ズルッと指が引き抜かれた。
「あ、・・やだ」
突然の喪失感にティーダが声を上げて抗議する。
体がジェクトを求めて叫んでいた。
腰を押し付けねだるティーダを抱き寄せ、猛り立ったものの先端があてがった。ティーダの肉襞がジェクトに絡み付く。
誘われるまま、ジェクトはゆっくりと腰を進めた。
引き裂かれるような痛みの中、熱い肉塊がティーダの内部へと呑み込まれる。
「おい、もうちっと力抜け・・・」
きつく眉を寄せ、痛みに耐えるティーダに口付けると、萎えかけたティーダを扱きはじめた。
「・・・・ん」
新たな刺激に、ティーダのペニスはピクッと震えると再び頭をもたげ始めた。
前に与えられた快感に締め付けが緩む。
ジェクトが腰を進めた。押し戻そうとするティーダの肉壁を押し分けるように、奥へ、さらに奥へと熱い塊が入ってくる。
根元まで咥えさせると、ジェクトはゆっくりと動き出した。
深く浅く、リズムを刻むように繰り返される抽送は、ティーダを高みへと導いていく。


足元で湯が跳ねる。
ジェクトがギリギリまで引き抜くと、離すまいと肉壁が絡み付き奥へと呑み込んで行く。
繰り返され早くなる動きが二人の限界が近い事を物語る。
「・・・あ・・・や・やだ・・」
ティーダの中でジェクトが膨れ上がった。
「・・・・・」
ティーダが体を震わせて吐精する。
「う・・・、だめだ。もたねえ・・・」
キュウキュウと締め付けてくるティーダに誘われ、ジェクトはティーダの中に熱い物を放ち覆いかぶさった。




「・・・ん・・つめた・・」
ぬれた感触に手をやったティーダは 、タオルの冷たさに気づいた。
「あ・・れ・・・?」
確か、露天風呂で事に及んで・・・・・。その後の記憶が無い事に気づき愕然とする。
参った・・・・。


「おう。気が付いたか」
氷水の入った洗面器を持ったジェクトが入ってきた。
「ちっとばっかし、飛ばしすぎたか・・・」
ティーダの額のタオルを取替え、頬に手を伸ばす。
「まさかな・・・。のぼせるとは思わなかったゼ。」
頬をなでていた手が胸へと下りる
「でもよ・・・。気絶したおめーのいろっぺーこと。しんぼーで・・・・」
バシィッと大きな音と共に、ティーダの平手がとんだ。
「このスケベ親父っ」
たたかれた頬をさすりジェクトがにやりと笑った。
「ソンだけの元気がありゃぁダイジョウブだな・・・。」
胸元に両手が忍びこんだ。
布団に包まって眠るティーダをジェクトが揺り起こす。
「おきろ。朝風呂って〜のも気持ち良いもんだぜ」


「不惑」のNM様から頂いた最高に素敵なジェクティ小説。

殆どこじつけに近い、キリ番なのにも係わらずにこんなに素敵な物を
書いて頂けるなんて…感涙物です。
しかもNM様は本来はアロティサイト様なのです。
分かっていながらジェクティをお強請りしてしまった我が儘な私の
リクエストに快く引き受けて下さった寛大なNM様にはもう、感謝以外に
言葉が見つかりません。只もう有り難うと言うだけで。

それにしても…ティーダ、可愛いわぁ。
戸惑ったり、焼き餅焼いたり。とどめが「好き」ですよ。
あ〜ん、可愛すぎ〜。じたばた。
ジェクトも親父丸出しで、めちゃ好み!
凄いわ、素敵だわ。嬉しいよぉ!

本当に本当に有り難う御座いました。
NMさぁ〜ん、感謝してま〜す。(平伏)



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