「考えてもいいって、どう言う事? 高橋君!」
詩織は、高橋に確認する。
”教室で、また、何かさせる気なの?”
詩織は、自分の感が当たらないように祈る。
もちろんそんな祈りが通じるはずもなかった。
「だって先生!俺ら思春期だろ?」
高橋が、途方も無いことを言い始める。
「詩織先生は、可愛いしさ、先生がこの写真の人の変わりしてくれるなら、我慢するわ。」
詩織は、身を硬くしながら、高橋の無茶な要求に、耳を傾ける。
天秤に載せるまでもなく、生徒達の前で、高橋のイタヅラに付き合うわけには行かなかった。
ただ、教室中の生徒達は、知らない。
この写真の女性が、詩織本人だと言う事を..
それだけでない、詩織は、もっと酷い盗撮映像を高橋に握られていること...
「す、少しだけですよ...」
詩織は、高橋の要求に、できる限り従うことになった。
「ウヲー!!」
教室が、どよめいた。
詩織が、まさか、こんな天秤に、自分を乗せるわけも無いと思った周りの生徒は、
詩織の教職への熱意と思ったのか?
もう授業どころではなかった。
生徒達の視線が、詩織を貼り付ける。
”そ、そんな目...”
生徒達の視線が、いつもの、授業中の視線で無いことが、詩織にも簡単にわかった。
その視線は、教師としての視線では無く、女それも、遊び道具としての視線が、
詩織の胸や、腰に刺さっていた。
思わず、詩織は、両腕を、自分を守るように体に沿わせる。
その詩織の姿勢は、凶悪な狩人の前の獲物のようだった。
「先生! 今日のブラは?」
高橋が詩織にせまった。
詩織は、前回のこともあり、透けない素材の、シャツを着ていた。
「きょ、今日のブラって...」
詩織は、赤面しながら答える。
「何色?」
高橋が、叫んだ。
”色..位なら。”
詩織は、そう思って素直に答える。
その程度の質問であれば、高橋の持っている天秤に掛ければ、造作ないことだった。
「白です。...さあ授業に入りましょう。」
詩織は、高橋の要求に答え、この状況を必死で断ち切ろうとした。
しかし、教室は、ざわめく。 まるで、詩織のブラを透視するかのような生徒達の視線が詩織の胸元に集まっていた。
ただ、この程度の辱めで、納得する高橋ではない。
「先生、何カップ?」
少しづつ、詩織が、言いにくい質問に変化してくる。
「授業をするって言いました。」詩織は、生徒達、特に高橋に、授業を実施するように訴える。
ただ、高橋の視線は、冷たく輝いている。
「..Dです。」
詩織は、自分の生徒に向かって、自分の身体の特徴を告げる。
”こ、ここまでよ..”
詩織は、そう思うしかなかった。
生徒達の前で、何処まで恥かしい思いをしなければならないのか、詩織には、判断できなかった。
戸惑いながらも、恥かしい告白をした詩織を、高橋はさらにからかう。
「嘘付くなよ。本当は、Cぐらいしかないんじゃないの 先生。」
高橋のからかいに、詩織は戸惑う。
”こんな事で、嘘、言うわけ無いのに...”
詩織は、そう思いながら、高橋に返答する。
「Cでも、Dでもいいわ。高橋君が、Cって言うなら、Cで。 授業をしましょう?」
詩織は、この話題を打ち切りたかった。
「何だよ。嘘つき先公かよ。 こんな女の授業なんて嘘ばっかだぜ。」
高橋は、詩織の先生としての授業まで、全て否定した。
詩織は、教室内に響く、自分への冒涜が悔しかった。
「う、嘘なんか言っていません。」そう言うのが精一杯だった。
「それなら、証拠、見せろよ。」高橋は、立ち尽くす詩織に要求を突きつける。
教室の生徒も、詩織も、どうすれば良いのか、解らなかった。
「証拠なんて..ありません。」詩織は、そう答えることしかできない。
「ほら、やっぱり嘘つきだ。 実は、偽乳で、黒いブラなんじゃない。」
高橋が、卑猥な方向に話を振る。
詩織は、どうして良いか戸惑ったままだった。
”むげに断ったら...後で何させるか..”
詩織は弱みを握られた身を悔やむ。
”何も私は悪いことなんかしてないのに...”
「...」詩織は、俯いて教壇に立ち尽くす。そんな詩織に高橋が催促する。
「外して見せれば、証拠になるだろ。」
高橋は、教室で、ブラを外せと要求する。
「こ、ここで、裸になんてなれるわけないでしょ。」
詩織は、さすがの剣幕で、高橋に言う。
常識で考えれば、教室で先生が、裸になることなんてありえない事だった。
「別に、裸になれって言って無いじゃん。 服着たままでも、脱げるだろ。」
高橋は、それなら、何でもないことの様に詩織に要求する。
「そ、それだって無理よ..」
詩織は、生徒前で下着を外す自分を想像してしまった。
”は、恥かし過ぎる..”
「へえ、自分の生徒にエロ写真ばら撒いて欲しいんだ、先生は?」
高橋は、自分がばら撒く行為をすることで詩織を強請る
「た、高橋君が、やめれば...」
そこで、詩織は息を呑む。
詩織の言葉をさえぎるように、高橋が言う。
「別に、俺はどっちでもいいんだけどな...」
”きょ、今日は厚手のシャツにしたし...”
詩織は、自分自身を無理に納得させることしかできなかった。
”何を見られるわけじゃないんだから...”
「証拠...証拠を見せたら、いいのね。」
詩織が、観念する言葉を伝える。
高橋はそれには答えず、教室を盛り上げ始める。
「先生が、教室で、下着外すって。ちらって良いもん見れるかも知れないぜ。」
”良いもん見れる...って”
詩織は、生徒達の前で、自分が行うことが、許されないことだと思った。
ただ、それ以上に守らなければならないものもある。
それは、高橋が持っている、股間に革靴をなすりつけている女性が、自分であることを隠すことだった。
「...た、他のクラスも、授業中です。 し、静かに..」
詩織は、そう言うと、ブラウスの裾をスカートから、引き抜こうとした。
「...ぉぉ。」
教室の生徒達は、詩織が、教壇で、脱衣を始めることに注目する。
”か、隠さないと..”
詩織は、体を見せない様に、慎重に、腕を服の中へ、挿入していく。
それでも、生徒達に、完全に隠すことなどできなかった。
詩織の白く、くびれ、引き締まったウエストが、見え隠れするのが見えていた。
ウエストの皮膚など、プールにでも行けば、当たり前のように、晒す部位ではあったが、
多くの生徒達の目の前で、見せるものではない。
”こ、こんなに恥かしいなんて...”
詩織は、もどかしそうに、背中のフォックに、腕を回す。
その際に現れる、腰のくびれと、恥かしそうに俯きながら、背中のブラのフォックを探す詩織、
腕を入れることで、前のブラウスは、詩織の体に密着し、詩織のボディーラインを明かしていた。
そんな痴態が生徒達の視線を釘付けにしていた。
詩織は、俯きながら、ブラウスの裾から、自分が身に付けていたブラを引き出した。
自分の裸体と、生徒の視線をさえぎるものは、ブラウスだけになる。
詩織のブラウスの裾からは、宣言どおり、純白の3/4カップのブラが表れた。
男子生徒にしてみれば、詩織のイメージ通りの清楚な下着だった。
”...外しちゃった..”
詩織はそう思いながら、片手に、下着の残骸をつるしながら、生徒の視線をうけていた。
「こ、これでいいでしょ。高橋君..」
詩織は高橋に確認する。
「ちょっとサイズ確認するから貸してみな。」
高橋は、詩織を先生と思っていないような言葉を吐く。
ただ、外してしまったからには、これで、許してもらうことしかできなかった。
詩織は、自ら、教壇を降り、高橋の元に歩いて行く。
自分が外したブラを生徒に渡しに行くことは屈辱だった。
”何で渡さなきゃならないの...”
そう思ったが、高橋に、自分の下着を手渡す。
「うわ。まだあったかいぜ。しかも良い匂い。」
高橋は、露骨に、詩織のブラを、自分の鼻先に持っていっていた。
「や、やめなさい..もういいでしょ返して。」
詩織は、高橋に返却を求めたが、高橋は、詩織を無視していた。
「本当にDって印刷してある。」
高橋は、ブラのサイズを念入りにチェックしていた。
「う、嘘なんか付きません。」詩織は、返すように手を出しながら、高橋の疑いを晴らした。
”早く..返して..”
詩織はそう思っていた。高橋の疑いも証明できたし、授業に戻らなくてはならなかった。
「疑いが晴れたでしょ! 元々、こんな事で嘘を付く事なんてありません。」
ひらひらと、教室内で舞う自分の下着を取り戻そうと詩織は必死になった。
「何、そんなに慌ててるんだよ。」
高橋の言葉に、詩織は固まる。
”じ、自分の下着を教室に露呈させれば、慌てるでしょ..”
そんな詩織を高橋は別の意味で突っ込む。
「実は、C しか無いのに、Dのブラ付けてるんじゃないの?」
実にあほらしい返答であったが、詩織の証明を打破していた。
「やっぱり先生の生乳見ないと、サイズってわかんないよね。」
詩織は高橋の言葉に、一瞬その場に立ち尽くした。
”こ、この子..まさかこの場で脱げって言う気...”
詩織は、静まり変える教室で、高橋の持ち駒と、自分の羞恥を、天秤にかけた。
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