「初の授業どうでした?」職員室に戻った詩織に、同僚の先生が声を掛けた。
「え!..うまくできました。」
詩織が答える。

詩織は、自分の席に戻った。
”高橋...これで落ち着いてくれるかしら..”
自分の行った授業中の痴態を思い出し、詩織は、動揺した。

それから何日か何事もおきず、過ぎる。詩織の授業は、好評だった。
明日はまた、3年A組、高橋のクラスの授業の日だった。

”明日は憂鬱だわ..”詩織がそう思いながら、放課後、明日の準備を職員室で行っていた際、詩織の携帯にメールが届いた。

「明日の授業の準備があるので、今、視聴覚準備室に来て。 高橋」

”何?”
詩織は、予想していたとはいえ、現実に高橋に呼び出しを受けると、体に緊張が走った。
”ここで、従ったら、何されるか...”詩織は、高橋に返信を打つ。

「今日は、これから予定が詰っているので、明日、授業が終わったら相談してください。」
返答が、直ぐに戻ってきた。

「5分だけ配信待ってあげる。」
高橋のメールには、盗撮された画像が、4コマ漫画の様に添付されていた。
”ひ、酷い!” 詩織は、見たくも無い画像を一瞥する。

”だめ! 送らないで!!”
駆け引きのカードなど、詩織に残されてはいなかった。
直ぐに、職員室から、視聴覚準備室に向かう。

詩織は、準備室のドアを開ける。
目の前におかしそうに笑っている高橋がいた。
「お願い!! 配信しないで!」詩織は、高橋に合うなり言った。

「先生..頼み方違うよね。」高橋が笑う。
「頼み方?」詩織は、高橋の考えを読むように見る。

「先生に向かって、土下座でもしろって言うの?」
下手に出ないように、詩織は、高橋を睨む。
「したいなら、後でね。けど今日の要件は、別。」

高橋は、詩織を食ったような態度だった。
”この子本当に高校生?”詩織は、高橋の高慢な態度に驚く。

「何?」詩織は、高橋に呼び出された要件を聞く。
「この映像だと、毎回、何枚か先生に送んなくちゃ本人ってわかんないでしょ?」
高橋は、携帯を視聴覚室のテレビに繋ぐ。

「止めなさい!」詩織が声を挙げるが、高橋は無視する。
「ほら、このシーン凄くない?これ肛門?」高橋が、詩織に見せる。

”止めて...恥ずかしい”
自分の肛門が、画面上にはっきり写り、その役割を果たそうとする。
「けど、これだけだと、先生ってわかんないよね。」
高橋は、必死に顔を背ける詩織に言葉を浴びせる。

”こんな事って..”
「携帯貸しなさい。」 高橋の携帯を取り上げようと詩織が詰め寄る。
「先生、バカ? データは、いっぱいコピーしてあるけど、携帯欲しいの?」

「...」詩織は、自分の行動に気付く。
「ジャーラララ。」テレビの中の自分が、水を流す音が聞こえる。
侘しさが、募る。

「1枚で、先生って解るベストショット撮りたいんだけど。」高橋の言葉に詩織はぞっとした。
「高橋君..無理よ..このまま警察で話しましょう。」
詩織は、最後の希望であった。

”これで諦めて..”
これ以上要求されることが詩織に取って何より恐ろしい。

「それは、困る。  俺が先生を弄べなくなっちゃうでしょ。」
高橋は、詩織とは観点が異なっていた。

「先生にしてみれば、俺がパクられたら、友達に引き継げる様にしてあるから状況は変らないし..」
「なんて事を...」詩織は唖然とした。
高橋は、詩織を貶める案を話し始める。

「俺はちょっと家裁と行って、保護観察、受ければOKでしょ?」
そこで、高橋が笑う。
「けど先生は、警察、裁判官、弁護士にこの画像見られた挙句、学校中に友達がばら撒くけど、良いの?」

警察が怖くない相手と話しても詩織が不利だった。

「高橋君、それは犯罪よ。」詩織も必死だった。
何とか高橋の行動を止めるように、説得するしか無かった。

しかし、高橋は、詩織の言葉を逆手に取る。
「うぜえ! 解ったよ! 警察行こうぜ。」 高橋は、詩織の腕を取り、外へ出ようとする。
「ポリも役得だよな。給料もらいながら、これ見れるんだぜ! しかも本人の前で。」

詩織は、表に出るのを躊躇する。
「待って...」 詩織が、折れるしかなかった。
さすがに、この映像を他人に見せることはできなかった。 単なる裸の盗撮とは、比較にならない。

「い、一枚写真を撮らせれば、終わるの..」詩織が折れる。
「毎回、強請るのに動画送るの面倒だからな。1枚の画像の方が楽でしょ?」 
高橋は、今回だけでは諦めないようだった。

「それじゃあ何処まで...」詩織が、高橋に確認する。
「知るかよ! とりあえず、写真撮らせるか、警察行くか決めてくれねえかな。」
高橋は、本当に、警察など、なんとも思っていないようだった。

「ど、どんな写真...」詩織は、高橋に恐る恐る聞く。
「乳首とま○こと、先生の顔が映って口の中に俺の精子を溜めてる写真がいいな。」
恐ろしいことを平然と高橋は口にした。

「そんな事、先生できる訳無いでしょ。」詩織が、高橋を諭す。
「じゃあ、警察行こうぜ。」高橋は、詩織の脅しを逆手にとっていた。

「待って! もう少し簡単な写真に..」
詩織が、高橋に妥協し始めた。
「それじゃあ先生、どんな写真撮らせてくれるの?」高橋が、詩織に詰め寄る。

「...下着の写真とか...」詩織は、恥ずかしそうに言った。
「下着? それで脅しになる?」高橋が言う。
「も、もちろん。下着姿だって、先生困る。」詩織は、高橋にいった。

「どうしようかな...」高橋は、詩織を試すようにじらした。
「お願い。それで許して。」詩織が、高橋に言う。
「下着って、どんな下着?」高橋が、詩織に聞いた。

”こ、答えるの?”詩織は、一瞬躊躇したが、高橋の先ほど指示された格好よりは、全然良かった。
「今日は、...白の上下の下着..可愛いと思う..」
”何言ってるの?”自分の下着姿を生徒に説明している自分が情けなかった。

「本当に可愛いの?」高橋が、興味を持ったように、詩織に話しかけた。
「ええ。だからそれで許して..」詩織が言った。

「どうするかは、見てから決めることにする。」高橋が、詩織に言った。
「見てからって..下着で良いって決めて!」詩織は、下着以上のことを要求される事が怖かった。
「別に、こっちはさっき言った格好してもらっても良いんだけど?」

高橋に詩織は、逆らうことができなかった。
「わ、解ったわ。下着で、許して...」最後は、殆ど言葉にならなかった。

夕方の視聴覚室で、詩織は、ブラウスのボタンに手を掛ける。
生徒の前で、若い先生が、脱衣を始めようとしていた。
”生徒の前で、脱ぐ..”詩織は、羞恥が募り、躊躇する。

「早く脱げ!」高橋が、罵声を掛ける。
詩織は、自分の生徒に罵声を浴びせられながら、ボタンを外していった。

ブラウスの下から、詩織の白いブラと、胸の谷間が現れる。
「先生、結構胸でけえな。」高橋が、さらに罵倒する。
詩織は、無視するように、ブラウスを取り、さらにスカートを脱いだ。

恥ずかしそうに、高橋の前に、自分の肢体を晒す。
”恥ずかしい..” そう思うと、腕で、なんとなく体を隠す。
その姿に高橋は、興奮した。

「ストッキングも!」高橋は、そう言って、詩織のストッキングも脱ぐように指示した。
「は、はい..」先生と生徒が逆転したようだった。
詩織は、ストッキングを高橋の前で脱ぐ。

詩織の生足が、現れる。
高橋は、詩織の太ももの白さに圧倒される。が、さらに、詩織に指示を与えた。

「胸を腕ではさんで、寄せてよ。」
高橋の指示に詩織は、顔を赤くする。
”この格好でさえ恥ずかしいのに...”

ただ、今、高橋の機嫌を損ねることは危険だった。
詩織は、腕で、自分の豊満な胸を挟み、谷間を強調させる。
「こ、これで良い?」詩織は、やっとの思いだった。

高橋は、詩織の羞恥の行為を見ながら、近づく。
「どうしよっかなあ」わざとらしい口ぶりだった。
「下着で許して!」詩織は胸を寄せながら懇願した。

「わかったよ。」高橋が、いった。
「あ、ありがとう。」詩織は安堵する。ただ、おぞましい一言が、高橋の口から漏れる。
「下着でいいから、口の中の物の準備頼むわ。」

高橋は、詩織の目の前に立つ。そして、下着姿の詩織を自分の足元に跪かせた。
「やめなさい!」詩織が叫ぶ。

”そんな事をこの子は、私にさせる気”詩織は愕然とする。
「先生に、選択権あったっけ?」  高橋の非常の言葉が、部屋の中に響いた。

 

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