”そ、そんな事無理!!!”
体は、堀切が持っている小瓶に入った薬品をこれでもかというほど要求していた。ただ、自分から閉じられた場所を異性の前で拡げることはできなかった。

堀切は堀切で何故か浮かれ始めていた。
先日まで、エリート研究員の同僚の性器すべてが目の前にある。
まだ幼さを残すのか色素で汚濁しておらず、肌色から乳白色の二筋の溝として目の前にある。

羞恥の震えを必至に我慢しながら、視線を合わせようとしない皐月であったが、
M字にひざを曲げ拡げた為か、その溝がやや開きそれが皮膚では無く、粘膜であることを示していた。

皐月の羞恥が手に取るように解ったが、追い打ちを掛けるように、少しだけ垣間見える皐月の女性器を露骨な方法で合法的に開かせられるのであった。

「皐月、拡げないと薬品を入れられない」
堀切は、早く皐月の全てを拡げさせる欲望を抑えながら、乾いた唇で指示をだした。

”できない..できない....”
流石に、皐月の羞恥心が最後の砦を守ろうと必死だった。

「我慢できそうだね。じゃあ、この薬品は廃棄するね。」
堀切は、皐月の膝の震えが大きくなっている事に気づいていた。

もちろん堀切は薬品を廃棄するつもりなど毛頭なかった。
中毒症状は理性で抑えることなどできるわけ無い事を研究者である堀切は悟っていた。

「ま、待って!! す、捨てないで...」

皐月は叫んでいた。
それは体の叫びでもあった。

猛烈な羞恥の中、皐月の両手が拡げた足の中心に向かう。
そして、2本の筋の両側に左右の人差し指と中指を添えた。
”もう我慢できない...”

指に力を入れようと、そう思った時だった。
「そこまでするんだ...そこまで欲しいのかい?」

堀切は蔑む言葉を掛けていた。
「そ、そんな....」

猛烈な羞恥と侮辱が皐月を襲い、行動を止めさせる。
逆に、堀切は皐月の羞恥を弄びたいという欲求が我慢しきれなくなってきていた。

「本当にそんなに強い依存性があるのかい? 僕は女性が自分で中まで剥いちゃうなんて想像が付かなくて....」

皐月はつぶらな黒い瞳に涙を浮かべながら、堀切の言葉を聞いていた。
そして、首を大きく横に振っていた。


それでも、拒否できない体の欲求に屈伏していた。
「ご、ごめんなさい、我慢できない...ほ、欲しい....」

体の要求に負けていた。
既に体が疼き始めてから3時間が経とうとしていた。
人間の理性としてはよく此処まで我慢していたのだったが、永遠の我慢など人間には不可能だった。

皐月は、堀切の目の前で自分の全てを晒していた。

堀切は、自分の意識の外で唾を飲み込んでいた。
目の前には飴細工の様にテカテカと光る薄紅色の粘膜が拡がっていた。

目を背けそれでも必至に足を拡げながら、さらに、自分の指で性器をこじ開けている優秀な自分の部下の姿だった。

もう何も隠す場所など無かった。
筋の合わせ目にある粒も、男を受け入れる穴も丸見えだった。

”ひ、広げてる...”
皐月は自分の行動に驚きながら、羞恥を堪えていた。
この極限の羞恥にも関わらず、堀切は皐月の両足の間に顔を近づけてくる。

もちろん薬の投与のための行為だったが、指で拡げたその奥を確認する様に堀切の視線が刺さるのを避けることもできなかった。

これ以上無いと思われた羞恥だったが、堀切の指示はそれどころではなかった。
「皐月、もうちょっと奥の方まで見える様に親指も使って目一杯...」

その堀切の指示は、皐月の内臓の提示に近い要求であった。
堀切がその指示と共に自分の指を皐月の指にあてがう。

両手の親指と中指を使ってそれぞれ左右の外周部の皮膚を横に引かされる。
”あああああ.....”

堀切の指示の通り指を当てがわさせられると、堀切は皐月の手首を持ち、横に広げた。
緩やかな鈍痛が下腹部に伝わる。

”ああああああ...”
痛みが耐えられない訳ではなかった。両の指の感覚は、自分でも驚くほど横に伸びていた。

皐月自身ですら見たことの無い場所まで筋肉と粘膜が拡げて晒している感覚だった。
「とりあえず、これで全部確認できるかな...」

堀切は、皐月の股間から視線を移し、皐月と視線を合わせた。
”やっ、顔見ないで....”

皐月は自分の顔と下の穴を比べられる様な気がして視線をそらす。
”早く薬....”

そんな必至な皐月に堀切は簡単には処方を開始しなかった。

「膣内に霧状にして噴霧する。」
堀切は実験者の言葉づかいで皐月の女性としての人格を破壊する指示をだした。

「開いている中指を膣内に入れて横に拡げてくれないかな。」
言語道断の指示だった。

親指と中指で外壁を拡げながら、人さし指を埋没させる指示だった。

「えっ?...は、入らない。」
皐月は思わず堀切に否定の言葉を吐いていた。
指を入れたことが無い訳ではなかったが、2本の指を埋没させた事も無かったし、その行為を異性の前でやれと言われるとは思っていなかった。

「大丈夫だよ。 膣は筋肉だから4,5cmは拡がるよ。」
堀切の”大丈夫”は、物としての皐月の体内だった。

「む、無理よ...」
皐月の最後のあがきだった。

ただ、堀切は実験者の立場を変えなかった。
「調合薬の鮮度が落ちてしまう。急いで。」
それは依存症になってしまった皐月への最後通告だった。

皐月は何も言わず、中指を自分の膣内へ挿入する。
”い、入れなきゃ...”

2本目の指を入れた際、これ以上拡がらないと思うほどだった。
入れるだけで精いっぱいだった。これ以上、横に拡がるとも思えない。

「それじゃあ入らない。」
堀切は薬の入ったスプレー状の先端を皐月の拡げた場所に向けながら言い放っていた。

”痛い.....”
必死になって皐月は自分を広げた。

「行くよ...」
堀切は、スプレーの先端に取り付けられた、ストロー状のプラスチックを、
皐月に入れると、薬品を霧状にして噴霧した。

「あああつあああっ...」
皐月は、直接膣内に当たる冷ややかな感覚と、あまりの気持ちよさに、声をあげてしまった。
ただ、その快感も一瞬だった。
なぜなら、
薬の中毒症状も一瞬で消えたからだった。

”わ、私....何してるの...”
皐月は理性を取り戻す。
それは、自分の格好と、行為、堀切の視線の羞恥を増幅した。

慌てて太ももを閉じる。
もう堀切の顔を見ることもできなかった。

ステンレスの台から、皐月は滑る様におりると、脱ぎ捨てたショーツを拾い上げる。
”見られてる....”
どうかは解らなかったが、もう確認する勇気もなかった。

どうにか、服を身につけると、台の横にあった椅子に崩れる様に座った。

「落ち着いた?」
堀切は、皐月に声を掛けながら、片づけをしていた。堀切は堀切で、何かをしないと、その場に居られないかの様だった。
目の前には、俯いて座っている皐月がいる。

ただ、ほんの数分前には、この子の性器の中まで見ていたのだった。

堀切は片づけを淡々とこなす。ただ、台の上を布巾で拭いていた手を止める。
皐月も堀切の行動が止まったため、視線をそちらに向けた。

「そ、それは私が拭きます!!!」
「あっああ。」

台の上を、皐月の粘膜からの液体が汚していた。
理性を取り戻した二人は、急によそよそしい態度を取る。
”早く...拭かなきゃ..”

皐月は必死に自分を拭き取った。

数分の間、堀切は皐月が、被験者から研究者に戻る時間を与える。


「これから、どうしようか.....」
そして、堀切が今後の話を始めた。

「おそらく、禁断症状は投与で収まる。ただ、禁断症状の発生間隔は短くなると思うよ...」
堀切が話す。

”間隔が短く.....”
皐月には悪夢だった。