「それじゃあ、騎馬を作って。」
吉田の掛け声が掛かると、男だけのチームは、一斉に、騎馬を立てる。

百合も行動を開始するするしか無かった。
2人の男が片腕づつ伸ばした騎馬の背中となる部分をまたぐ。

「挙げるよ。」
同僚が、百合を気遣うように、声を掛ける。
「ゆ、ゆっくりね初めは。」
百合のその声と共に、百合の騎馬も、ゆっくりと立ち上がる。

さすがに大股は拡げられなかった百合の内腿に、2人の男性の腕が滑っていく。
”嫌...”
内股の感覚に百合は必死に耐える。

ただ、このまま行くと、絆創膏だけの下腹部で乗ってしまう。
さらに、検査着が捲くれてしまうことは明白であった。

”ふ、服を..”
百合は恥ずかしかったが、ほとんど腿が露になるほど、自分から検査着を捲り、
どうにか作った検査着の後ろの裾を自分の股に差し込む。

どうにか、直接男性の腕に乗ることは避けることができた。
薄手の生地であったが、お尻も隠すことができた。
”....”

百合の騎馬も立ち上がる。
そこで自分の格好に気づき百合は赤面する。
股間を守るため、ずり上げられた検査着は、驚くほど捲れ、百合の真っ白な太ももは、
サイドで腕を組んでいる2人の男の視線から、数センチしか離れていなかった。

「み、見ないで。」
百合が、小声でささやく。

男にしてみれば災難だった。
すべるような真っ白な太ももが、目の前にある。
それは、あの綺麗な百合の太ももだった。

先ほどまで、リクルートスーツに隠されていた太ももの1本1本の産毛から、浮き出た血管まで詳細に見えている。
さらに、腕には、その柔らかい肉の感覚がある。

それを必死に耐えているとき、"見ないで”なんてささやかれたら、耐えれるものではなかった。
誰も指摘はしなかったが、騎馬の男は、股間を熱くしていた。

「開始!!」
その声に騎馬が動く。
お互いをけん制するように、3対の騎馬が動くが、やはり、百合を乗せていない2対の騎馬は、
百合たちの騎馬をまず落としてしまおうという暗黙の行動にでる。

「よし!今だ。」
片側の騎馬が、百合の側面からぶつかる。

「ちょ、ちょっと!!」
百合が声を上げる。
一撃で、百合の乗っている2人の腕の間隔が開こうとする。

既に騎馬戦どころでは無かった。
むき出しになった太ももで、必死に2本の腕を締め上げようと足に力を入れる。

「どん」
反対側から、もう一体が、百合の騎馬に攻撃を仕掛ける。

「ちょ、ちょっと、駄目!!」
2回目の攻撃で、お尻の下に回して押さえていた検査着の裾がはらりと外れてしまった。
百合は、慌てて検査着の裾を手で押さえるが、空中の出来事でなかなかうまくいかない。

絆創膏だけの臀部で、男の不安定な腕に乗り、騎馬の動きと共に、ゆれる検査着の裾が、艶かしかった。
完全に露になってしまった訳ではなかったが、隣の騎馬の男の視線は、百合の下腹部に注がれ、
風になびくように時折捲れる検査着から、詩織の絆創膏を見ていた。

詩織は、赤面しながら、その様子を伺う。
隠すこともできず、上に載った詩織は、自分の騎馬を壊すこともできなかった。
”早く終わってよ...”

詩織の考えどおりには事は運ばなかった。
1対の騎馬の上に載った男子が、裾を抑えようとしている詩織の腕を掴む。
「な、何!!」

隠そうとしていた腕を取られる。
”このまま倒れちゃおう...”
そう思った矢先、反対側の騎馬もまた、百合のもう一方の腕を掴む。

百合の両腕は、片方づつ持たれたまま、均衡を保ってしまった。
それは、10人の男たちの前で、十字架に張付けられるのと同じだった。
隠すどころでは無かった。

絆創膏は、ついに、誰の目からも確認できる状態だった。
男たちは、わざとでは無かったが、あえて、百合のことを隠そうとする者も居ない。
それどころか、百合の腕だけでなく、検査着も引っ張り始める。

「み、見えちゃう!!」
百合の悲鳴のような声が響く。
ただ、男たちは、自分は、関係ないと言わんばかりの無表情のまま、
行為をやめなかった。

真っ白な太ももだけでなく、恐ろしいぐらいに捲りあがった検査着は、百合の尻まで伺うことができた。
もちろん、絆創膏でどうにか押さえられているものの、尻の割れ目と思われる場所まで、晒される。

「も、もうやめて...」
百合の声は、誰にも届かなかった。
届いていたのかも知れない。ただ、どんどん騎馬戦は、百合にとって厳しいものになる。

男たちも、百合の羞恥のことばかりも考えていられなかった。
デザイン部も掛かっている。
百合の騎馬を崩そうと両方から引っ張られるのは百合の腕だけでは無く、騎馬になっている
2人の男も同時に引っ張られていた。

「ず、すれちゃう...くっついて!!」
百合の叫びは、その男たちへのものだった。

2人の腕の幅が、どんどん開いていく。それは、百合の足が拡げられるのと同じだった。
”崩れちゃいたい...”
百合は心底そう思っていたが、百合の騎馬は、違っていた。

彼らもまた、デザイン部に入りたかった。
百合が落ちようとしても必死に腕の上に乗せ体制をどうにか整える。
落ちようにも落ちることができなかった。

「ああっつああ。」
百合の嗚咽にも似た声が響くのと同時だった。
ガクンと大きく百合の騎馬が崩れる。
まだ百合は地面に付いているわけでは無かった。

ただ、それは、百合にとって見れば崩れてしまった方がよっぽどましな格好になってしまった。
2人の騎馬の間は完全に開き、太ももで乗っていたはずの百合は、両ひざを抱えられる格好でどうにか保っている。
百合は、落とされないように、両膝を担ぎ上げられ、空中で、M字の格好になってしまってた。

その間も、両腕はつかまれ、自由が利かない。
検査着の裾から、ちらりと見えるどころでは無くなっていた。

「はははは。」
吉田が笑う。
その声は、百合にも届き、屈辱で一杯だったが、四肢を押さえられた格好になっている百合にはどうすることもできなかった。

もう、どの確度、場所から見ても百合の股間の状況が、はっきりと見える。
色白の太ももは、いびつにM字にさせられ、絆創膏で隠し切れない、お尻の割れ目まで、全員から見える状態だった。
「お願い...離して...」

百合は半べそをかきながら、悲痛の声を上げる。
まるでカエルのように、四肢をつかまれながら、耐えることは、女性の百合にとって耐え難いものだった。
そんな中、意識的に、百合の検査着に手を伸ばす輩もいた。

わざとらしく、検査着を捲り上げ、さらには、ふくよかな、ノーブラの胸をまさぐる。
「離して...」
百合がそう言えば言うほど、その胸までまさぐる手の数が増える。

「触らないで!!」
百合が強く声を上げると、その手は引っ込められるのだが、すぐにわざとらしく胸に手を伸ばす。
いつまで続くのか解らない仕打ちは、さらに悪化する。

「ビリ...ビリ」
百合にとっては、聞こえてはいけない音がする。
自分の検査着の脇の方から、生地が裂ける音がする。

「や、破けちゃう!!」
百合のその声に男たちが、躊躇する。

が、
「手を抜かない!!」
採用室の女性の声が、また掛かることによってお墨付きを得たかの様にさらに激しさを増す。

裂け目は、音だけでなく、確実に広がって、百合の脇の皮膚を露呈していく。
そして、胸のふくらみの一部までも、男たちの前に現れる。
”も、もうやめて....”

何も言っても終わらないと思った詩織の悲痛な叫びは、声にならなかった。
破れた箇所から、自分の胸が、見えそうになっていることはわかっていたが、
腕を取られている百合には、隠すことなどできなかった。

”見えちゃう...”
「ビリ..」
”見えちゃう..”
「ビリ..ビリ」

一番見せたくない場所は、隠れていたが、百合のお腹の方まで到達した裂け目からは、
乳房の下の方が、見え隠れする。

”恥ずかしい...”
百合が、胸を見せないように、体をねじる。
少しでも、胸に、生地を巻き取れる様にするくらいしか百合にはできなかった。

それによって、メリハリのある胸には、生地が巻きつき、予想通り、どうにか隠すことができた。
ただ、百合は、自分の思わね感覚に、我を忘れてしまった。

「ビリ」
音がしたかかどうかは、百合にとってどうでも良いことだった。
それは、検査着からの音では無く、絆創膏の感覚だった。

”...”
百合は、自分に鳥肌が立つ感覚に襲われる。
”えっ”
それが、恐ろしい方向に進んでいることが、男たちの視線で解った。

百合の視線の届かない後ろの方で、少しづつ絆創膏が捲れ始めていた。
もともと、割れ目に合うような、絆創膏ではなかった。
無理な体をひねるような行為に少しづつ耐え切れなくなっている。

まだ、それは、ほんの一部だったが、百合のお尻の割れ目が先ほどよりも良く見えるようになってしまう。
そこに向かって、無数の視線が向いていた。
「そ、そこだけは見ないで....!!」

あまりの恥ずかしさからか、気が動転したのか百合は声を出してしまう。
それは、”私のお尻の穴を見ないで”と、同意義だった。
それまで、気づいていなかった男たちまで、百合のお尻に視線を向ける。

今までちら見していた男たちは、今気づいたかの様に、百合のお尻に、視線を固定した。

それは、百合のひざを抱えている騎馬役の男も同じだった。
わざわざ、首を捻って、百合の後ろに視線を向ける。
百合は、熱線のような視線をお尻に受けながら、腕で隠すこともできず、M字に股間を突き出させられた。

好意からか、百合のお尻を確認した百合の騎馬が、声を掛ける。
「まだ大丈夫だよ。どうにか隠れてるから。」

”ど、どうにか?”
百合はその言葉に唖然とする。
おそらく、穴は見えて無いと伝えたかったのだろうか?
百合にとって見れば、この屈辱と、羞恥は、耐えれるものでなかった。