”こ、これじゃあ、自分で見せに行くのと変わらない....”
担当者の宣言で、
踊り場に登った百合を見つめる男性達の視線から、裾が捲れることは、全員が承知してしまってた様だった。
”お尻見えちゃう....”
下着も身に付けていない百合は、この場面で、自分の何を晒すのかも十分に、理解できる。
”お母さん....”
母子家庭の母を思い浮かべる。
”就職浪人...自分の全てを見せるなら....”
そんな思いで、百合は心が一杯になっていた。
そんな時、吉田が、百合に声を掛けた。
「しょうが無いなあ、恥かしいなら、何か隠す手段を考えましょうか?」
それは、百合に取って、天使の声に聞こえた。
「はい! すみません。」
”よ、吉田先輩!!”
この時、百合は心の底からありがたいと思った。
「ただ、カーテンとか無いし、下着も、心電図の検査では、邪魔なので..」
吉田は、救う素振りを見せながらも、躊躇する言葉を投げかける。
「そうだ! ちょっと変だけど....」
そう言って、吉田は、救急箱の中から、大きな、医療用のシートを取り出した。
それは、縦7、8cm、横20cmぐらいの、布テーピングで、巨大な絆創膏のようなものだった。
「これなら、隠せるし、検査にも影響ない...剥がす時、ちょっと痛いけど。」
そう言いながら、百合に、巨大絆創膏を手渡した。
”それを、貼れって...こと..”
「こ、これですか?」
思わず、百合が、確認してしまう。隠せるには、隠せるが、自分のその格好を考えると、耐えれるか解らなかった。
「見せても良いっていうなら、それでもかまいませんが?」
吉田は、ぎりぎりの選択を百合に迫った。
”どうしよう.....”
股間に、テープを貼った姿を見られる事は、百合に取って、恥かしいことだったが、
全てを見られることは、避けることができる。
それに、ここから逃げ出して、就職浪人をすることも避けれると思うと、覚悟しなければならないと思う。
それでも、直ぐに、選択することはできずにいた。
「嫌ならいいんです。」
迷っている百合の手から、吉田は、巨大絆創膏を取り上げた。
「恥かしいのかと思っていましたが、違うようですね。検査始めましょう。」
吉田は、わざとらしい口ぶりになりながら、百合を計測台に上らせようとする。
「ま、待ってください。」
百合は、のけぞりながら、吉田の催促から逃れる。
「は、貼らせてください..」
百合は、明らかにいんちきじみた絆創膏を自分の股間に貼るお願いをするしかなかった。
”な、無いよりは、ましよ...”
そう思うしかなかった。
吉田は、口元に笑いを浮かべながら、絆創膏を百合に戻した。
「時間が押してますので、隠すなら早くして。」
百合は、大きな絆創膏に、視線を移した。
「あ、あっちの控え室使わせていただいてもよろしいですか?」
百合は、医師控え室を指差す。
吉田は、ここに居ることから、空いていると百合は思った。
ただ、そんな事が許させる訳も無い。それが許されるのであれば、絆創膏などという馬鹿げたものを、
百合に手渡す訳も無かった。
「時間が無いんです。そこで貼りなさい。嫌なら、別に貼らなくても検診に必要ありませんから。」
吉田は、目を輝かせながら、百合の全身を眺める。
”どうしよう...こんな所で...”
百合は当然迷ったが、女性の象徴である場所を、全員の前で露呈させる訳には行かない。
「....」
百合は何も返答せずに覚悟を決めた。
絆創膏の仕組みは、普通の絆創膏と同じ仕組みであった。
百合は、粘着面を保護するシートを剥がす。
そして、同僚達が、見守る中で、しなやかで、細い足を肩幅に拡げる。
百合が、視線を泳がせると、当然のように、男性達の視線は、膝上の検査着の裾に目が釘付けになっていた。
”そんなにまじまじと見なくても...”
恥かしさは、今までの比で無いほど高ぶる。
ただ、行為を止めることはできなかった。
絆創膏を、足と足の間に差し込もうとした時、百合は思ってもいなかった事に気付く。
”くっついちゃう...”
軽く足を拡げただけでは、検査着に、粘着面が付着してしまうことに気がついたのだった。
”どうしたら...”
しっかりと、自分を隠すためには、検査着を腰まで捲らなくてはならない。
ただ、捲ってしまえば、隠すための絆創膏が、意味を持たなくなってしまう。
百合は、ぎりぎりの格好をしなければならなくなった。
片手で、絆創膏を持ち、もう片方の手で、ほぼ百合の真っ白な太ももが完全に見える様に、検査着を捲くった。
”こ、ここまでなら...”
男性達は、百合の痴態に釘付けになる。
血管が、透き通るような真っ白な太もも、見えそうで見えない百合の女性の部分。
鼻の下が伸びている表情というのは、このような表情だと、表現するかの様な顔を見せる。
それでも巨大な絆創膏を貼るには、今度は、隙間が足りない。
”み、見ないでよ!!”
百合はそう重いながら、太ももを露にしたまま、膝を曲げ始める。
膝を曲げることで、股間の空間を取ることができるが、その格好は、
女性としては、本来、余人に見せてはいけない格好であった。
太ももをさらしながら、腰を落とす事で、どうにか、隙間ができる。
百合は、恥かしさの限界を保ったまま、絆創膏を持った片腕を、股間に挿入した。
”こ、この辺で良い...”
粘着面で無い綿の場所を、自分の秘部にあてがい、そのまま、粘着面を、自分の前面の少し膨らんでいる場所に、付着させた。
その場所は、郡毛に覆われている場所であり、剥がすときに問題になるとは思ったが、
今は、そんな事を言っている場合ではなかった。
百合は、絆創膏の半分を貼り終える。
そしてそのまま、もう半分の粘着保護シートを剥がしにかかる。
もう、前から手を入れることでは、届く場所ではなくなっていた。
百合は、膝を落とし、男性達の視線を浴びながら、今度は、後ろに腕を回し、
腰を男達の視線に向けて、突き出す。
”こ、こんなの嫌...”
そう思うが、後ろの絆創膏を張り終えるためには、しなければならなかった。
後ろから入れた手で、自分の尻の部分に、粘着部を固定する。
ただ、今度は、前とは違い、尻には割れ目があることに気が付く。
”ちゃ、ちゃんと貼らないとはがれちゃう...”
百合はそう思って、お尻の筋目にあわせて、しっかりと、粘着部を固定した。
その姿は、傍で見ている男達には、腰を突き出し、膝を曲げながら、
自分の股間を弄んでいる姿と同じであり、それぞれの男達は、何とも言えない妄想を膨らませていた。
百合は、絆創膏の密着を確認し、剥がれない事を確認すると、
捲り上げていた検査着の裾を戻し、真っ直ぐ立つ。
その姿は、検査着姿とはいえ、モデルの様であり、数秒前にしていた痴態が、想像も付かないような、
凛とした姿だった。
”こ、これで大丈夫...”
百合は、少し安堵する。それでも、全てを許された訳ではなかった。
「じゃあ、台に戻って、垂直曲げ検査をしてください。」
吉田は、何事も無かった様に、検査を続行する。
”も、もう大丈夫...”
百合は、台の上で、腰を折り曲げる。
本来の体の柔らかさは、自信のある項目だった。
簡単に、台の上まで、指先が、届き、さらに、十センチ以上曲げることができるはずだった。
ただ、男達に、背を向けて計測していることは変わり無く、
周りより、かなり高い位置に上った計測台の上では、台に指先が付くか付かないかの所で、
絆創膏を付けた場所まで、視線が及びそうなまで、裾が捲くれそうだった。
”隠してるから...隠して...”
そう思うしかなかった。
実際に、百合よりも、低い位置に居る男達には、何もしていなくても、
膝上の検査着の隙間から、太ももの一部が見えるほどであった。
当然、腰を曲げれば、より、百合の奥の方まで視線に写る。
台に、届きそうに、曲げた百合の太ももは、先ほどのように、完全に誰の目でも確認できる。
真正面の男には、百合の羞恥からの振るえか、ちらりと、絆創膏が見えた。
「何のために隠したのですか? しっかり曲げて!!」
吉田が、嫌味のように激を飛ばす。
「...はい。」
百合はあきらめるしかなかった。
”一瞬...一瞬だけ。”
百合は、自分の体の限界まで、腰を曲げた。
-16cm かなりの柔らかさを披露するしかなかった。
それは、その他の場所を披露することでもあった。
男達には、百合の覚悟を、目に焼き付けさせるチャンスだった。
細めの太ももの上部が、百合の腰の曲げと共に、ずり上がっていく。
百合の指が、台の縁を越えると同時に、ありえない光景が、男達の視線に現れる。
細身の百合の太ももは、足の付け根でも、余裕の空間が空いており、
その付け根に、絆創膏が見える。
百合は、剥がれないように、念入りに貼ったのが間違いだったのだろうか、
剥がれることも、その内部を覗かせることも無かったが、
内部の構造どおりに、皺が寄っており、想像を拡大できた。
「形が解る...」
思わず、呟いてしまった声が、百合に届く。
”か、形!!”
百合は、自分の体が跳ねるように震えるのが解った。
「そのまま!!」
吉田が、百合の指先に、印をつけようと計測しており、腰を戻すこともできなかった。
後姿は、柔らかそうな2つの尻の肉が、完全に見えてしまっていた。
肝心な場所だけが、同色の絆創膏で隠れてはいたが、これでは、ヌード写真のモザイクよりも、露だった。